読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

世を動かす年齢

2007-05-23 14:14:56 | Weblog

投票年齢を18歳以上とする国民投票法が成立した。当然、選挙権や成人年齢を18歳に引き下げることなどを検討する事も日程に入って来る筈で「年齢条項の見直しに関する検討委員会」を設置する事も発表された。何歳で成人になるか、なっているかは時代の切羽詰った緊急時には考えられない事だろう。幕末、ペリーが日本に来た1853年、日本を動かそうとしていた青春群像は西郷隆盛27歳、吉田松陰24歳、大久保一蔵(利通)24歳、桂小五郎(木戸孝允)21歳、坂本竜馬19歳、中岡慎太郎16歳、高杉晋作15歳で維新を目の当たりにしたのはこの内西郷、大久保、桂のみであったそうだ。世が熟した平成のとき、時代は若者に大人になるべき啓蒙を与えない。話が飛躍するが先般、愛知県長久手で元妻に復縁を迫り、断られるや復縁に値しない自己の所行を一顧だにせず、同人を人質にし、余つさえ自分の子二人を銃で撃ち、次代を担う若き警部の将来を奪った大林某は50歳で思考が子供状態で凍結していた。成人でも大人ではなかったのだ。

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