読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

ピーター・フランクルの「日本語は面白い」

2008-09-19 09:24:58 | 読書

数学者で大道芸人を職業とするピーター・フランクル(日本名は冨蘭平太だそうだ)は日本の諺を回転鮨の湯のみで覚えたそうだ。湯呑の表にいろは歌留多の諺が並んでいて、それを店の人から貰い、全部憶えてそれらの諺を使うようにしたそうである。諺の内容に意味の相反するものが有って、それも面白かったと言っている。「旅は道連れ、世は情け」と「人を見たら泥棒と思え」のどちらを取るのかによりその人の人生観が表れるのだと言う解釈をしている。