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向井潤吉展(伊丹市立美術館)見学

2008-11-13 20:25:43 | お出かけ
  前から一度見たいと思っていたので夕刻だったが見に行った。
向井潤吉の絵画館は東京世田谷にあるが、この度その全面的協力を得て関西でも絵画90点を展示することが出来た由である。
向井画伯(1901―1995)は京都市生まれ、関西美術院を出て1920年二科展初入選、1927年渡欧しルーブル美術館にて模写や技法等学び、1930樗牛賞、1937陸軍報道員にて戦争を記録。戦後は高度成長の中、失われた風景を記録して回るのがライフワークになった。日本全国を回り1959年再渡欧ヨーロッパ各地を歩いた。
描かれる風景は郷愁と輝きに溢れ、自然に寄り添いながら営まれる暮らしの姿を瑞々しい色彩をもって情緒豊かに表しています。
山家、街道、茅葺き農家など筆は晴れた日のような鮮やかなタッチ、湖畔の家、戸隠、白川郷、全国を行脚しています。筆跡を見ると画面上で色を調合しているのが見えます。付随している旧田村家(店舗・酒蔵)の日本庭園が素晴らしい。

  展示は11月24日(祝)まで 1000~1730 月曜休館 700円