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日高義樹のワシントン・リポート

2007-04-22 21:48:54 | レポート
「北朝鮮との取り決めは間違っている」と題して日高義樹氏、米政治評論家ロバート・ノック氏とジョン・ボルトン前米国連大使(写真)との対談が行われた。

○第1部 北朝鮮との取り決めは間違いだった

  (内容省略)

○第2部 北朝鮮は崩壊寸前だ
・北朝鮮と外交関係を持つことは間違いだ。
・北朝鮮は一般に考えられているよりも崩壊が近い。
・金融制裁を全面的に解除するのは誤りだ。
・ブッシュ大統領は外交的解決の間違いに気付くだろう。

○第3部 アメリカの指導者は北朝鮮をどう見ているか
 北朝鮮の現在の疲弊の風景や国費の40%軍事費の現状を描写し、またアメリカ元国務長官のキッシンジャー、パウエル、オルブライト等の過去の記録を写し当時の北朝鮮との交渉や国情を上映した。

○第4部 アメリカは北朝鮮と外交関係を結ぶのか
・北朝鮮が軍事力で南北を統合することはできない。
・今度の取り決めが北朝鮮に間違ったシグナルを送ってしまった。
・経済援助を増やすことで、キム・ジョンイル政権に正当性を与えてしまった。
・韓国のノ・ムヒヨン大統領が何を考えているのか分からない。

○第5部 アジアで米中の時代が始まったのか
・中国の考えを基礎にアジア問題を検討したり解決しようとする人々が増えてきている。
・中国の将来が、まだ不明なことを勘定に入れてアメリカの外交を決めるべきだ。
・安倍首相が日本の憲法を変えることが出来れば日米の協力関係が進む。
・安倍首相がまだワシントンを訪問していないことはたいした問題ではない。


 対談は以上であるが、米軍事専門家はこんども北朝鮮がアメリカをだますと見ている。
これから北朝鮮との交渉があっても中国がバックについている。朝鮮半島やアジアの安定は次第に中国や北朝鮮の影響が強まってくる。しかしアメリカは朝鮮半島やアジアの安定のため中国と北朝鮮との関係を深めていかねばならない。
こんな情勢から日本は国益を守り自らの手で安全保障を維持するため日米軍事協定も変え、今まで抽象的であった憲法改正や原子力も含めて新しい国のあり方や安全保障を考えていかねばならない。

次回の放送は5月20日「北朝鮮中国を狙う~ステルスF22が沖縄へ」