ティーガーデン

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演じるということ 2017 =坂東 玉三郎 講演会=

2017年07月26日 23時14分17秒 | else

皆さん今晩は~

今日は、18時30分から、明大公開講座、土屋学長コーディネートの、坂東玉三郎氏講演会があり、参加しました~

会場は、駿河台キャンパス アカデミーコモン3階 

会場は、かなり集客できる場ですが、ほぼ満員であったと思われます。

びっしり座席がうまっていたように思いました~。

学生さんも結構いらっしゃいましたし、玉三郎氏への質問は、主に学生さんが発言なさっていまして(一般の方も積極的な方が多かったですが、玉三郎さんの要望で、大学主催の為、若い学生さんに主に発言の場を与えるようにしていた感じです)、大いに盛り上がりを見せていました~学生さんは、明大1年~4年の人達、政治経済学部、文学部、商学部・・・、色々な方が発表なさっていたし、日大の方も発表なさっていました~。

玉三郎氏も、丁寧な応対で、1つの質問に対して、長い時間をかけて、答えて下さっていました~。

 

一部は、玉三郎氏のトーク・質疑応答

二部は、玉三郎氏と土屋学長の特別対談・質疑応答

 

お歳よりも随分とお若く見え、そして、女形の最高峰と賞され、人間国宝に認定される方だけに、気品もあり、何と言うか、美しい方でした~。

最近、お洒落な女性誌でも、カラーで、玉三郎氏の掲載を見かけ、結構気になる方となっていたので、今回のこの企画は、とても有意義に参加させていただきました~。

演じる事にかけては、神的な域をも持つ方だと感じますが、トークは、ご自分でも、頭の回路がおかしいのか、話があちこち飛ぶので、個々でまとめるようにとおっしゃるだけに、ちょっとわかりにくいと言うか、抽象的な言い回しや、ご本人独特の表現の特徴があったりして、一見わかりにくいのですが、だんだん話を聞いているうちにパターンに慣れて来て、言わんとする事がわかるようになって来ました~。

そして、難解な言い回しも多かったですが、何が言いたいかわかった時には、なるほどな~、頭の良い人だな~と思わされた事も度々。

 

歌舞伎は、日本の伝統芸能ですが、多くの人が継承して行っているわけではないし、先代の芸を、忠実に習得して行く事の難しさ、後に続く人達に忠実に伝えて行く難しさもありそうですが、どうか、現代歌舞伎の新しい息吹も吹き入れながら、この先も続いて行ってほしいと思いますね~

 

演じると言う事は、基本的な踊り方、舞い方、立ち居振る舞い、仕草、台詞の言い方等などの基本的な技術に加え、その人の生きざまのようなものも含めて、観客が何かを感じとるようです~。

世の中には、魂の濃い人、薄い人がいるとの事で、オーラも違ってくるようなのですが、現代のコンピュター時代に生きる若者は、比較的魂の薄い人が多いと感じるとおっしゃっていました~。色々な経験をして、それを噛みしめている人ほど、魂は濃いとの事でした~。私は、父から戦争の話や、昔の苦労話を聞かされた事が何度かありましたが、それらは、今では考えれないような苦労もあったりして、生きる事への覚悟や厳しさも感じ、そして、仕事でも沢山の山を乗り越えて来た話も聞かされ、そんな中には、男の生きがいみたいのも輝きとしてあったりしましたが、色々な経験をして来たんだな~と感じていて、玉三郎氏の、魂の濃い人と言う意味がわかるような気がしました~。

 

とてもユーモアあふれる方でもあり、何度も会場を沸かして下さっていました~。

「平たく言いますと~。」って、3回以上は聞きましたね~(笑)口癖ですかね~(笑)

そして、人の話・・・、学長さんなり、質問される方々に対して、きちんと聞いていらした姿を見て、すごいな~と思いました~。答え方も丁寧でしたし~。

演じると言う事がテーマでしたが、演じると言う域を超えた深い話を、玉三郎氏独特の伝え方で、お話して下さったのを、私は、心で読みとれて・・・、日常考えもしない演技について考えさせられ・・・、頭のリフレッシュになって、有意義なひとときになりました~

夜のリバティ―タワー前を通り、帰りました~

 

 


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