本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

政情混沌。

2009-03-12 03:36:59 | 社会
去年以来の話だが、朝日のスクープ(?!)「10月解散説」に始まった当てずっぽうで無責任極まりない「政府高官」のリーク報道を筆頭に、メディアはああだこうだと御託を並べて、やれ「年末解散だ」「年明け早々の通常国会冒頭解散だ」「いや今年度末の解散だ」「いや、四月だろう」「いやいや五月かな?」「違うサミットを花道に総辞職だ」等々とコロコロ変る嘘八百の眉唾「時期先送り」報道を垂れ流し続け、その責任はどの社も一向に取ろうとしない。かかるジャーナリズムを先賢・本多勝一さんはとっくの昔に見捨てたけれど、いったいいつからこの国の報道はここまで堕落・腐敗したのだろうか。これじゃあ「麻生の腹は任期満了だ。党内からの反乱等不測の事態が生じない限り辞任もないし、まして解散などあり得ない」といい続けた私の方が余程「先見の明」がある。ぁそ。少しは「慧眼」なる私に倣って麻生の心理の一端でも読んだらどうだってか。あちゃ。麻生はこれが最初で最後の首相就任である。一日一刻でも長く総理の椅子に留まっていたいに決まっている。まして負けるとわかっているセンキョを急いでやる物好きがどこにいるか。こんなことは馬鹿でもわかる。ということは、今メディアの政治報道の主流を占めているのは馬鹿以下の連中だと言うことになるわけだが、実はそれならまだ我々は救われる(!)のである。私が危惧するのは、奴らもそんなことなど先刻承知の上でわざわざ故意に「造られた誤報」を日々散布し続けているのではないかということなのだ。何のためにか。ガス抜きと不満解消、おためごかしと宥め透かし、そして世論誘導と国民の無気力化・虚脱感付与のために、である。そしてそれこそがわが陰の支配層=フィクサー様たちがお望みになっていることなのだ。こうして今日もテレポリテイックスの一日が始まる、なんちゃって。 . . . 本文を読む

いわゆる「無謬性」一般について。

2009-03-10 11:41:44 | 社会
私は自分がしょっちゅう錯覚・錯誤を連発しているから言うわけではないが、人間という動物はむしろ「過ち得る動物である」という点が値打ちなのである。麻生を見ろと言いたい。およそ無謬性とは縁の無い男が今この国の総理大臣で、しかもこの間の小沢スキャンダルで僅かとは言え支持率を上げたというのである。笑。ナベツネにんまり、大満足の図だろう。今どき検察の無謬性だとか公平中立性だとかを信奉している奇特な連中は博物館か動物園にでも入れておけばいい。彼らは畢竟「統治の手段・道具」「政治の手段・道具」以上ではあり得ない。『法曹一体』とか『検察一体』とかいう概念もあるが、弁護士だって金で買われるし、司法裁判所だっていざとなれば「ハイガバメントを考慮」などと地裁所長が言い出すのである。これは要するに「ハイ」などという無用な修飾語を取り除けば「自民党がヤバクなったら我々裁判所は擁護しますよ」と臆面も無く公言しているのである。何を言ってるのかわかんない人は「赤沢国家公安委員長」か「横川所長」あたりをサーチしてみてねっとんとん♪・・だもんで、個々の検察官は水戸黄門でもなければ暴れん坊将軍でもなく、大岡越前でも遠山の金さんでも長谷川平蔵でもないただの役人だ。出世も望めばときには同僚を出し抜くことも謀る一介の人間である。しかしまあ、これら勧善懲悪の時代劇ものというのも一種刷り込みの手段としての側面も当然備えているわけである。今は宣伝・喧伝・流行(モード)の時代であって、テレビその他メディアを使っての「刷り込み」「暗示」(「洗脳」と言ってもいいくらいだ!)は日夜絶えることがない。これは「うかうかしていると」などといったレベルの話ではない。どんなに注意深く警戒していたって、社会生活を営む我々にはこの「誘導」から逃れることはおよそ不可能なのである。・・といったところで、今日はその辺の話を少々。w . . . 本文を読む

「マキコ節」炸裂。

2009-03-09 12:20:43 | web・メディア
昨日日曜日の目玉はサンプロ冒頭の田中真紀子発言だろう。最近ここを見ていない私が言うのだから間違いない。笑。私のblogも自分ではこのところかなり激烈に吹きまくっているつもりだが、こんなものは所詮外野席からの下品なブーイングの域を出るものではなく、せいぜいのところTB貼りまくりの効果でアクセスが5,000番台に上昇した程度のことである。TBすればTB返しがあるというのも某飴風呂の「ぺタ~ぺタ返し」と似ていて、言ってしまえばなんか「ブロガーたちの互助会」的趣きがあってトラックバック機能は私は普段殆ど使わないのであるが、世情を賑わす事件があったりすると、サザンではないが俄然「気分次第で攻めないで♪」になるのである。それでその際どういう手法を取るかと言うと、まずハマの偏屈爺さんのところへ行って天下の形勢についての予備知識を仕入れておいてTBを掛け、次にあそこはいつもたくさんTBが来ているからそれをなぞって私もこれはと思うところへランダムにTBするのである。私も年の功と言うか「それなりに」少し小狡いのである。で、私あたりの勝手気ままな放言と違って、真紀子さんは今尚人気の衰えない「公人」でありながら今回はかなり踏込んだ発言をしていた。女性に対してこんな形容を使ってはいけないのかも知れないが、検察も報道も更にはその背後に暗躍する守旧派らをも全部まとめて一刀両断に斬って捨てたのだから「真紀子さんもとうとう尻(けつ)をまくったな」と私は感じた。今度の総選挙では彼女が(「一蓮托生」かどうか)並々ならぬ決意で小沢・民主党とタッグを組むことが想像に難くなかったわけで、その矢先のこの検察の動きであるから彼女も内心ぶち切れたのかも知れない。まるで父角栄以来の怨念が一気に噴出したかのように「鴨葱だろうと何だろうとこの際言うべき最低限のことは言わせて貰うわよ」とけっぱったという印象だった。今回真紀子さんのトークは常になく(?)理知的一方だったが、状況によっては面白い比喩を連発して笑わせる術も十二分に心得ていることは衆人承知で、彼女の弁舌はこの国の女性政治家の中では抜きん出ている。彼女が退出してからはスポンサーの顔色を窺いつつ進行するいつものパターンでつまらなかったが、ついつい最後まで引っ張られ、おかげで将棋のNHK杯準決勝1局目羽生vs久保戦は終局前の寄せの部分しか見られなかった。w . . . 本文を読む

絵を描いたのは誰か?!

2009-03-08 10:49:20 | 政治
蛇を殺すには頭を潰せばいい。頭を叩いてこれを潰すことに成功すれば、残った胴体はあたりをのたうち回るだけである。アホの民主党は抜かったのである。政権の座に就いてもいないうちから一部ダラ幹は「自民党は放っておいても内部分裂から崩壊するからいいんだ♪」とばかりにチャラチャラ浮かれて、国会での野党共闘など二の次と呆けていた。国民新党の亀ちゃんが怒るのも当然の話なのだ。桶狭間で憤死した自称「海道一の弓取り」・今川義元とそっくり同じだ。「奴ら」は流石に絶好のタイミングで仕掛けて来た。半世紀にも亘る権力の座から今まさに放逐されようとしている連中がただただ手を拱いて「座して死を待つ」ものかどうか、考えるまでもないことである。小沢さんは昨日重ねて辞任を否定したそうだが、ここで辞めるということは自身の政治生命の終焉を意味するから辞任しないのは当然だ。二階あたりの腐り切ったチンピラ連中と「刺し違える」ことなどまっぴら御免だろう。あんなものと同列に論じられるには役者が違い過ぎる。立場の「重み」が違い過ぎる。民主党は検察に対して闘う前から充分腰が引けているが、既に国中を小沢さんのポスターで埋め尽くしているあなた方はそれでいいのか。検察の前例のない暴走に目を瞑(つぶ)っていれば「棚から牡丹餅」で楽々「政権」が転がり込んで来るとでも思っているのか?言うべきことは言え!今更「世論調査」の結果にそわそわしたってもう手遅れだ。小沢さんを降ろすのなら「大連立」の際降ろすべきだったろう。本人が辞めるというのを無理矢理引き止めたのはお前らだろうが!今度は「小沢では選挙は闘えない」から(?!)これから全部岡田さんあたりのポスターに貼りかえるのか。この件は小沢さん個人の話の領域を遥かに超えているのである。検察が攻撃したのは政権交代を望む全ての国民世論なのである。「政権交代は困る」と奴らとその黒幕は公言しているのである。どこが「公平中立」か!現に二階あたりのザコどもは「金を返せばいいんでしょ?」(←どこへ返すんだ、ばかやろう!)「自民党には捜査が及ぶわけありませんよ♪」と浮かれ切っているではないか。仮に自民党へも捜査が波及したからと言ってそれが何だ?!バランスなど取れるわけがない。ダメージを受けたのは小沢さん個人ではなく民主党全体である。検察の異常異様な動きと闘うことの中にしかこの党が蘇生する道はないのである。 . . . 本文を読む

検察は麻生擁護に走ったか。

2009-03-04 11:00:25 | 社会
これは何者だろうか。国家の行く末を決定するような政局を間近に控えて、その一方の重要人物の秘書を逮捕し、事務所にガサ入れするとは尋常ではない。これで喜ぶのは麻生と自公政権及び政財官の癒着構造にたかる連中だけである。東京地検特捜部の予断と当て推量が仮に全部正しかったとしても、今この時期に動く理由はないし、党首と言えども野党だから、小沢関連に計2,100万円が渡っていたというのなら与党自民議員には億単位の金が渡っていたと見るのが常識というものである。小沢から入る必然はあるのか。これはためにする謀略ーフレームアップではないのか。近来検察は見事に権威失墜している。ホリエモン~村上あたりの事案からして既に相当おかしいのである。内部の不正が暴露されるのを恐れ、先手を打って身内をヤクザと通じているとして逮捕ー立件したこともあった。いよいよこの国は壊れ始めた。中川の酒乱事件といい、麻生のさもしい言い逃れといい、これはどこかの軍事独裁国家レベルの粗悪な話である。しかしそれにしてもいったい何のために西松建設は暗躍したのか、それがさっぱり見えて来ないというのもこの事件の特徴である。利権に群がる蟻の群れがいたとして、その利権とは具体的にいったい何だったのか。工事発注の口利きか。「全ては疑い得る」からには、検察と言ったところでしょせんはこっぱ役人どもの集団に過ぎないことを前提に、我々は当面事件の推移を注意深く見守って行くだけである。何の根拠もないが、黒幕としてすこぶるつきで怪しいのは「保身・延命のためには何でもあり」の麻生以外ではあり得ないのである。 . . . 本文を読む

敗北前提の票読みか。

2009-03-02 20:26:03 | 政治
自民古賀選対の出した数字が230でこれを勝敗ラインに置くというのだが、300ある議席が230になれば、これを普通は大敗北と言う。笑。どんなにけっぱって丼勘定を示しても現況70議席減は避けられないと先方はおっしゃっているのだ。何をどう計算すればそういう数字になるのか、そんなことは当方の知ったことではないが、まあ、センキョなどというものは結果が全て数字に現われるから面白いのだ。とくと結果を拝見しましょう。総選挙の時期については自民党の見飽きた連中がああだこうだ言い、無思慮で悪質なメディアも「アナウンス効果」狙いでこれを懸命に報じているが、当の麻生に解散する気など毛頭ないことはいつも言っているとおりだ。現実には「自分で自分の首を絞めている」麻生だが、切腹する程淡白ではない。唯一造反派が無視出来ない勢力を結集した場合に限って「是非にあらず」の解散もあり得るがそういうご時世ではなくなったようだ。つまり石破やら石原やらは「埋没を恐れて(!)」とりあえず何たらかんたら言ってみているだけの小賢しくも計算高い小兵どもに過ぎないのである。今はもう万事手遅れというもので、奴らが泣こうが喚こうが天下の大勢には影響がないと私は見ている。自公及び全ての政・財・官の魑魅魍魎どもは、有害無益で無能極まりない麻生とその内閣を引っ張り過ぎたのである。責任は取って貰おう。 . . . 本文を読む