本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

政情混沌。

2009-03-12 03:36:59 | 社会
2009年03月10日 『日刊ゲンダイ』掲載
「自民党は捜査なし」発言のウラに因縁対決

 漆間官房副長官の「自民党へは捜査ナシ」のオフレコ発言のウラには民主党との間に “因縁対決”があった。警察の裏金問題が騒がれた04~05年、民主党がチクチク攻撃した際の警察庁長官が漆間氏だった。さらに05年、宮城県の浅野知事(当時)による県警の捜査報償費凍結を漆間氏が批判した際にも民主党との間で悶着があった。苦々しく思っているのは間違いない。

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2009年03月10日 『日刊ゲンダイ』掲載 
ボロボロ自民いよいよ末期症状

 漆間オフレコ発言について麻生首相が口を開くたびクルクル、コロコロ変わる意見を述べて、ミソをつけた。パーティー券だけでなく、裏金までもらっていた疑惑が浮上した二階経産相は言い逃れに懸命だった。そんななか、ひとりエラソーにしているのが森元首相だ。麻生首相に「任期いっぱいやりなさい、と励ました」なんて自慢していた。どれをとっても、西松事件でボロボロ自民党が機能不全の末期症状を呈していることの表れ。

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2009年03月10日 『日刊ゲンダイ』掲載 
小沢を潰し自民悪政に逆もどりしてどうなる

 政権交代の可能性もある野党第1党の秘書が逮捕され、似たような献金疑惑が浮上している与党の元首相や現職大臣は「もらった金を返す」といえばなんとなく許されてしまう。そのうえに、警察庁長官だった内閣官房副長官が「自民党側への波及はない」などと捜査の手の内を知っているかのように問題発言する怪しさ、不気味さ。この国は果たして民主主義国で、法治国家といえるのか。ゼネコンからのワケのわからない献金問題で、「小沢」を潰して、自民悪政に逆戻りして、この国はどうなるのか。

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 ↑ これがまともな報道と言うものだ。講談社は自力で金を稼げる強みがある。
 ↓ これに引替えキャノンに逃げられて一時大汗をかいた朝日は100%検察ベースの偏向報道をいまだに蒸し返している。

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西松に加え4社が迂回献金か 小沢氏側へ1年に計1億円
2009年3月11日3時0分asahi.com

 準大手ゼネコン「西松建設」から民主党・小沢代表の資金管理団体「陸山会」への違法献金事件に絡んで、同社の他に、大手ゼネコン3社と準大手1社の計4社も小沢代表側に迂回(うかい)献金していた疑いがあることが関係者の話で分かった。5社分を合わせると、1年間に1億円前後だったという。

 大手は「清水建設」「大林組」「大成建設」、準大手は「戸田建設」で、西松建設分とともに各社側から代表側への1年分の献金額の一覧と、下請け業者などを介した手法を示す内容を記載した資料があったとされる。

 資料については、東京地検特捜部も把握しているとみられ、西松建設と同じく4社にも自社名を明らかにしないで小沢代表側に献金する狙いがあったとの見方を強めている模様だ。さらに特捜部は、小沢代表の公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼務する大久保隆規(たかのり)容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=ら小沢事務所関係者が、こうした資料の作成に関与していた疑いも視野に調べを進めているとみられる。

 関係者によると、資料では、ゼネコン5社側からの献金を「下請け」「パーティー券」「その他」の3項目に分類。3項目を合わせた5社側の総額は約1千万円から約2500万円まで幅があったという。

 また、西松建設以外の4社については、下請けとパーティー券の2項目だけに金額が記載されていたうえ、各社の下請けとみられる業者名一覧も付けられていた。東北地方の業者が多かったといい、下請け分は、小沢代表の政党支部に献金されていたとみられる。

 一方、西松建設分には、3項目すべてに金額の記載があり、「その他」には、同社のOBが代表を務めていたダミーの政治団体を経由させた献金であることを示す記載があったという。

西松建設については、代表側への迂回献金の手法の一つとして、下請け業者に工事代金を水増しして支払ったうえで、水増し分を政党支部に献金させていたことが既に判明。このため、資料の「下請け」分に記載された他のゼネコン4社側の献金もこうした手法を使っていた疑いが浮上している。

 朝日新聞の取材に対し、清水建設広報部は「個別具体的な内容に関しては回答を控える」、大林組広報室は「政治資金規正法に基づいた適正な対応を行っている」、大成建設広報部は「政治資金規正法の範囲内で適法に行っている」、戸田建設広報部は「コメントを控える」としている。

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 西松建設というのは「準大手」「中堅」のゼネコンということで、今さんざん叩かれているがこれを遥かに上回る「巨悪」たる大手は、用意周到なのか、フィクサーの「待った」がかかっているのか、はたまた適度な「鼻薬」を捜査当局に効かせているのかわからないが、彼らも当然しているであろう膨大な数に及ぶ「悪事」は、いつもいつまでも不問に付されるのである。メディアはスポンサーを減らしたくないから絶対叩かない。
 となれば現代は「巨悪が安眠する時代」なのである。『悪い奴ほどよく眠る』(黒澤明)のである。
「メディアの沙汰は金次第」とでもいうべき時代なのである。
 これでは「革命」でも起こさない限りわが国はこの世の終末に至っても極楽往生など到底出来ない相談ではないか!?
 ところで革命家になるには「25歳以下」という年齢制限がある。笑。これは故埴谷雄高さんが決めた鉄則でハローワークだろうとどこだろうと、誰も覆すことは出来ないからよろしく。w

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検事総長招致の西岡発言が波紋=与党反発、民主も冷ややか
jiji.com

 東京地検特捜部による西松建設の違法献金事件捜査に絡み、民主党の西岡武夫参院議院運営委員長が樋渡利秋検事総長の同委への招致を検討すべきだと発言したことが、与野党に波紋を広げている。検察トップを国会に呼ぶのは「極めて異例」(衆院事務局)であるだけに、与党は激しく反発。足元の民主党からも「西岡氏の個人的な考え」と突き放す声が出ている。
 西岡氏は10日の同委理事会で、「今回の検察のリークは目に余る。検察当局による世論操作が行われている」と検事総長の招致に言及した。捜査は自民党議員には及ばないとした漆間巌官房副長官の発言が「国策捜査」との疑念を招いたことを念頭に、世論の関心を検察批判に向かわせる思惑もあるとみられる。
 ただ、衆参両院事務局によると、検事総長を国会に招致した例は両院とも1957年を最後にない。自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長は11日の記者会見で「看過できない。捜査に政治が介入するのはあり得ない」と厳しく批判。公明党の北側一雄幹事長も「捜査の中立性、司法の独立を考えたら、立法機関に所属しているわれわれが誤解を与える発言は慎むべきだ」と述べ、三権分立の原則上、問題だと指摘した。
 西岡発言に対して自民党幹部は「検事総長を呼ぶことで与党のダメージとなると思ったのだろうが、野党が検察に圧力を掛けたと逆に批判を招く」と皮肉った。
 一方、野党側では、国民新党の亀井静香代表代行が「検察といえども政府の一員だから説明する必要がある」と理解を示したものの、民主党内の反応は「そのようなことは考えていない」(簗瀬進参院国対委員長)、「そんな簡単にできるものではない」(幹部)などと総じて冷ややかだ。(了)
樋渡利秋(ひわたり・としあき)(2009/03/11-20:51)

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 いや、アドバルンでも構わないから、この程度のことはどんどん言ってやった方がいい。野党は全般にもっと狡猾にならなければ自公の古狸どもは倒せないとしたものだ。
 検察情報丸呑みのメディアは突如として開始した「小沢は悪い」「小沢は金権政治家だ」の大合唱をいまだに続けている。
 これは異様な光景だが、わがニッポンジンはこの手の「狂乱報道」にからきし弱いのもまた事実である。年金も緊急医療もカンポもホームレス対策もあったものか、これまでの経緯を完璧にすっぽかして小沢攻撃に走るメディアにすっかり(かどうか)乗せられてしまっている。
 小沢さんの金脈を追及する前にとりあえずは自公を政権の座から放逐することこそがものの道理であり順番というものである。

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検事総長は逮捕理由説明を=亀井静香氏
jiji.com

 国民新党の亀井静香代表代行は10日のCS放送の番組で、東京地検特捜部が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反容疑で逮捕したことについて「選挙に影響を与えるのは明らかだ。場合によっては歴史を変える」と指摘した。その上で「なぜこの時期に(強制捜査を)やったのかという最大の疑問は解消できない。検事総長なり次長検事は国民に対してきっちり説明する必要がある」と強調した。(2009/03/10-22:14)

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社民、国民新が急接近=スクラム組み民主に圧力
jiji.com

 社民、国民新両党が急接近している。単独では参院で過半数に届かない民主党の足元を見透かし、スクラムを組んで同党への発言力を強めるのが狙い。両党は週内にも福島瑞穂党首と綿貫民輔代表が会談し、次期衆院選に向けた連携強化を確認する見通しだ。
 「民主党は衆院選で勝っても、国民新党と社民党がノーと言ったら政権維持できない。その怖さを分からずにのぼせ上がっている」。国民新党の亀井静香代表代行は2月25日の記者会見で、民主党が2009年度予算案の同月中の衆院通過を容認したことに怒りを爆発させた。その上で、同党との協議の席には当面着かないと宣言した。
 国民新党が新人を擁立する衆院神奈川1区に民主党が独自候補を発表したことも、両党間の火種となっている。国民新党は、同区を譲らなければ参院での統一会派解消も辞さないと民主党に通告。一方、社民党では、在日米軍削減に言及した小沢一郎民主党代表に対し、日本の防衛力増強を目指しているのではないかとの警戒感が出ているのに加え、労働者派遣法見直しでも「民主党は及び腰」と不満を募らせている。
 両党が強気に出る背景には、民主党は同党系無所属議員らを含めても参院で113議席しかなく、過半数の122議席に達しないという事情がある。いずれも参院で5議席を持つ社民党と国民新党が連携すれば、「事実上のキャスチングボートを握れる」(国民新党幹部)というわけだ。
 このため、両党は先月中旬から幹事長レベルの定期協議をスタート。さらに、今週中にも福島氏と綿貫氏による党首会談を行い、郵政民営化見直しの具体案策定と衆院選協力の強化で合意する方向だ。
 両党の連携に民主党は表向き平静を装うが、ある党幹部は1日、顔を合わせた社民党幹部に対し「うちと組みたくないなら、衆院選後は自民党の一部と連携したっていい」と露骨にけん制してみせた。ただ、こうした言葉に確たる裏付けがあるわけではなく、民主党としても社民、国民新両党の圧力を軽視できないのが実情だ。(了)(2009/03/02-20:47)

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 一般論として民主党は「国民生活の敵=自公政権」に対しては傲慢不遜であっても一向に構わないが、他の少数野党に対してはもっと謙虚になって虚心坦懐にその主張のことごとくを根気良く聴いてあげなければいけない。そういう立場である。
 もし社民と国民新党の意見が食い違ったならすかさず間に入って、妥協可能な一致点を一緒になって考えるべきなのである。現状はこれとまったく逆で、自公には矢鱈へいこらしておきながら社民、国民新両党には居丈高そのものだから今度は両党の方が連携を深めるなどという話になって来る。個別政策論では小池さんのところにだって協力をお願いしなければならないというのに、これでは話が全く逆転している。

 驕れる者は久しからずだ。
 政権に就いてもいないうちから自惚れるんじゃない!
 寝言は衆院で300議席取ってから言え。(←無理だけど)
 両党にそっぽを向かれたら政権は獲得出来ないぞ。

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