本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

あの手この手。

2008-08-31 12:26:15 | 政治
さて『日刊ゲンダイ』の言うように、福田・自民党は今や本当に方向転換して「小泉構造改革路線」をかなぐり捨ててしまったのだろうか。「民主党にだけいい顔させてはおけない。民主党の持ち出す目玉はこっちもみんな出してやる」とばかりにまたもやパクりまくって、かつての「後は野となれ山となれ」の「バラ撒き自民党」に完全復帰するのだろうか。小泉ポチは「構造改革」という言葉だけを民主党から剽窃しあとは「郵政民営化」のワンフレーズで三年前の総選挙を圧勝した。結果この国は滅茶苦茶にされた。今度の「福田~麻生ライン」では政策の外観まで民主党に似せ、与野党の違いまでをも不鮮明不透明にしてしまおうというのだ。福田自身は「構造改革も大事、景気回復も大事」と上げ潮派も増税派も赤字国債乱発派も全て持ち上げ、水も油も両方やるような調子のいいことを言っているが、緊縮財政も真水ジャブジャブの放漫財政も両方やるなどということは元々絶対出来ない相談なのであり、結局は「虻蜂取らず」の泥沼政治に終始するしかない。この福田新内閣への「批判」と「抵抗」は中川・竹中にせいぜいのところ塩爺あたりといった現体制下では「干された」連中に任せておいて、「御大=チーズ・森」と院政気取りの「小泉・ポチ」は敢て「沈思黙考」を続けているというのが目下のところの自民党のスタンスであり、要は模様見、様子見なのである。公明の掲げる定率減税を(無論増税とのセットで)表向き認め、これで世論の動向を窺って、裏に回っては参院第一党の民主切り崩しの画策と、あとは国民新党の取り込みを謀るという具合にあちこちへ手を回している。亀井さんらは本来「真水ジャブジャブ」・公共投資大好きの旧来の自民気質の人たちだから、麻生ら「Uターン派」の党内覇権が明白となれば残るは「ポストの分配」だけであって、どういう形を採るにせよ「復縁」は充分にあり得る話である。ただこれは前回総選挙で間違って議席を獲得したチルドレンら一味をことごとく「お役御免切捨て御免」にする路線だから、自民にとっても伸るか反るかの大博打で、その前触れか杉村某などは公認さえ貰えなかった。後の無い彼らが何を企んでいるのかは、実際に彼らが何をするかで自ずと明らかになる。役者は出尽くしている。我々には見飽きた悪党どもに、果たして超サプライズな劇的演出が打てるかどうか、なんせうちらは騙され易い国民性だからね。w . . . 本文を読む