本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

茶々。

2008-08-17 14:00:16 | 
私は女子マラソンはうっかりしていて、チャンネルを捻ったのは終盤になってからだったからその頃は勝負の綾は既に見えていて、独走状態のトメスクというルーマニアの選手の優勝はほぼ確実視されていた。はあ?そんな人知らないっちゅうのってか、今度の大阪国際には是非呼んでちょうだいっ!写真撮るから。笑。レース序盤は共に腹の探り合いで超スローペースになったということで、こうなると有力選手らは互いに牽制し合って仕掛けが困難になる。自分はペースメーカーにはなりたくないとみんなが思うのだ。19キロ過ぎに意を決した彼女が度胸一番スパートをかけ、誰も付いて来られなくてそのまま彼女の独壇場になってしまったようだ。「金メダルは自力勝負、自分で取りに出ないとなかなかころがり込んで来るものではない」と、解説者は言っていた。そういうわけで駆け引きは20キロ時点でおしまい、取り残された2位グループにとっては今度は銀メダルの争覇戦レースになってしまった。終盤2位争いは中国勢二人とケニア勢二人に絞られて来て、私などは「これは地元中国人選手に銀を譲るのかな・・」と浪花節みたいなことを思って見ていたら全然そういうことはなくて(!)実力者のヌデレバさんが最終正面ストレートで強さを見せつけて銀を奪取した。日本勢だがいつも歯の浮くようなきれいごとばかり言っている報道が今回は「(金)メダルの期待がかかっている誰それさんは・・」などといった表現は控えていたから、これは最初から予想行為をしているようなものだったね。私の素人考えでも土佐さんや中村さんのメダル獲得はまず無理、8位入賞出来れば上出来と思っていたら、中村さんが13位で日本勢最高だった。国家プロジェクトで優勝が義務付けられていた(?)中国人選手二人はそれが逆に負担になって銅までしか手が届かなかったわけである。中国と言えば開会式の演出(やらせ)に非難が集中したが、私はそもそもあれは真面目に見ていなかったからCGを駆使したという例の「巨人の足跡」は最初何のことかわからなかったくらいで「騙された」という実感などは無かった。映画でも今はCGを使った一大スペクタル全盛の時代だから花火が実弾か実写かなどということが問題にされること自体滑稽な話だが騙しは駄目だ。CGならCGだと正直に言えばいいのだ。56民族の子供らが大中華人民共和国の国旗を掲げ持ったなどという虚偽は論外である。 . . . 本文を読む

翔んでる寅次郎。

2008-08-17 09:20:23 | 
星野ジャパンは韓国戦にも負けてこれで予選リーグは前半戦を終わって2勝2敗の五分、星野監督が試合後に語ったようにこれは我が軍としては「最悪の立上がり」と言っていい。ライバルのキューバと韓国双方に負けてしまったからである。負かした相手は中国にも敗れた台湾とせいぜい二軍かノンプロレヴェルのオランダだから、こんなのは自慢にもなんにもならない。予選は総当り制の七試合ということだが、これでは予選一位突破はおろか、下手をすると予選落ちまであり得る状況に追い込まれてしまった。監督も言っていたことだが、監督以下各選手のミスが重なって負けたのだから、勝敗はともかくとしても負け方が非常に悪い。これは結果論だが「監督のミス」というのは継投の遅れが殆ど致命傷になってしまったことである。六回裏四番の一振りで先制した直後の七回表、和田はそれまで無四球で好投していたのにいきなり先頭打者を歩かせてしまった。それもワン・スリーからの五球目の速球を大きく外してのもので、彼の心理が昂ぶって尋常ではなくなってしまったことを窺わせるものだった。他のスポーツがそうではないとは言わないが、野球というのはメンタル面が結果に影響する球技である。特に投手の心理の揺れは結果を大きく左右する。仮に七回表の頭から和田を交代させていても誰も文句は言わなかったと私は思うが、六回裏の韓国は早めの継投を失敗させていたからそれが反面教師のように映じて星野監督の決断を躊躇させたのかも知れない。それはまだしも、先頭打者に四球を与えた和田をそれ以上引張る理由が私にはわからない。まさか韓国を舐めたわけではないだろうし、継投候補に不安があったわけでもないだろう。「三枚ストッパーで七、八、九の三回を抑える」というパターンが不服でそれ以上のものを監督は追求したかったということだろうか。これがプロ野球のシーズン中だったら「このゲームは和田に任せる」という采配があっても何の不思議もないが、オリンピックの予選リーグは半ばトーナメント的側面もあるから「和田に完投させたい」などという私情が入り込む余地はないし、そんな筈もないだろう。まして彼は六回表まで韓国の強打者たちを零封して勝利投手の権利を獲得していたのだから・・というわけで、悪魔に魅入られでもしたのか、別に非難するわけではないが、あの采配は今考えてもよくわからない謎だ。 . . . 本文を読む