本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

やっぱり野球はベースボールではないってか!?(増補版)

2008-08-23 13:40:46 | 社会
*さて、野球である。私は昨日準決勝の韓国戦は夜11時からだと勝手に思い込んでいたから(←アホ!)昼過ぎテレビをつけてみて驚いた。ええっ、ええっ、なんと、試合はもう終わっているではあ~りませんか。しかも「2vs6x」の大差負けである。どこが金メダルか!?
 夜になってテレ朝の解説者の栗山さんは「これはもうはっきり力負けだ」と断言したが、オリンピック前に韓国の野球を視察していた彼にそう言われてみれば確かにその通りかも知れないと私は俄然断然納得してしまった。ものわかりのいい年寄りなのであるってか、世界の列強と日本の間には力に歴然とした差が出てしまったと、そう言われても仕方のない、言い訳出来ない結果が出てしまったのである。
 で、そうは言っても私が気に食わないのは準決勝も予選と同じ負け方をした点である。今日になって3位決定戦でもアメリカに敗れて結果日本は予選と同じく4位に終わったがこれはまったく「順当な結果(!)」と言うしかなく、このゲームでも負け方は予選緒戦の韓国戦(←キューバ戦てか?もう忘れたよ。あちゃ。)と同じで、先制した直後同点に追いつかれ、その後追加点のないまま逆転され、追いつけずにそのまま負けたのである。この大会我が軍の敗戦はみんなこのワンパターンだったと言っていい。いったい星野ジャパンに何が起こったのか??

 聞けば韓国はボールの大きさもストライクゾーンも更にはマウンドの高さまでことごとく国際基準に合わせて入念に準備し「これで負けたらしょうがない」という万全の体制で今回のオリンピックに臨んだというではないか。10億ウォンを超える報奨金を初め、メダルを取れば兵役免除、オリンピック期間中国内リーグは一時全面休止して国を挙げての臨戦態勢を組んだのである。(キューバの国内リーグは11月から3月ということだから元々今はオフシーズンである。)
 結果、予選リーグも決勝トーナメントも全部勝つという完全優勝だったから我々としても土下座し、へいつくばって「へへぇ、おそれ入谷の鬼子母神、参りました。お見事! ヨイショッ!」と言うしかないのだ。韓国の四番が読売に気兼ねしたのか「ホームラン打って御免なさい」と日本チームに詫びたというが、そこまで気を使ってくれなくてもええっちゅうの!笑。

 これに比べたら我が方は星野さんに自由に(かどうか)人選を任せて、各国のデータを集めて・・あとは何か対策を打ったのか。何もして来なかったのではなかったか。セ・パ両リーグを開催しながら片手間で参加して金メダルを取るというのだから、これは今にして思えば随分思い上がった態度である。(←とは言うものの、じゃあ韓国みたいに「挙国一致体制」で臨むべきだったかと言えば私はそんなことは奨励しないけど、片手間で臨むんだったら大口は叩くべきではなかったと言いたいわけサ。いっそ昔に戻ってアマだけで出場していれば良かったのにってか、ぁそ。)
 ボールの大きさ一つとっても日本仕様はメジャーや国際基準より一回り小さいというのだからこれは変だ。野球を「日本式ベースボール」として純化・特化し、対外試合などは一切しないと言うなら話は別だが、国際試合は是非やりたいと言うなら、世界が変わった以上は日本も世界の方式に変更して追随するしかない筈だろう。
 一方でメジャー志向の選手は(イチローがそうだったように)国内にいるときから大きな球に慣れようと、個人ではメジャー規格のボールで練習しているというのだから、何のためのダブルスタンダードなのか、実に変な国なのだ、この国は。

 国際ルールがどうなっているのか、詳しい解説などなかったから我々にはよくわからないことが多いわけだが、例えばピンチの際守備側の内野手がピッチャーを励ましにマウンドへ行くことなどはカウントされ制限されているのだと言う。(←但しキャッチャーは自由。)

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*他にも言いたいことはあるが、もう終わったことだし(!)どうでもいいや。ぁそ。
 『日刊ゲンダイ』はオリンピックが始まる遥か前から星野さんの人選その他を批判していた。メディアは今でこそ「みんな一生懸命やったのだから」(←あったりまいやんか! オリンピックに出ていい加減なプレーをする人間なんてまずいないよ。だけどそれにしてもGG佐藤はよく何回もエラーしてくれたよな!笑。)などときれいごとばかり言っているが、これからは時機を見て「金メダル以外は要らない」と大言壮語していて事実その通りの結果に終わってしまった「星野(ジャパン)叩き」を始めるのだろうか。
( ↑ 後註:なんてことを言っていたら選手団長が「陸連は野球を甘やかし過ぎだ。何故彼らを選手村へ入れなかったのか」と、男女マラソンの故障者続出等と合わせて陸連を批判した。星野ジャパンだけ特別扱いされていたとは初耳だったけど、団長が陸連批判をするのは異例のことらしいね。陸連は「金メダル35個が目標」だなんて言ってたんじゃなかった? 結果は全部合わせて25個だったぜ。笑。うちらどうでもいいけどね、そんなもん!)

( ↓ 更に後註 : で、これは訊く側が相当焚きつけたのかも知れないが、楽天ノムさんの見解は一層厳しいものだった。

1.投手出身の監督は視野が狭い。私(ノム)はコーチ陣を仲良しクラブで固めたときから「これは駄目だ」と思っていた。
2.ソフトバンク松中ら「左の大砲」をなぜ起用しなかったのか。←これについては私は「右の大砲」も不在だったと思っている。新井選手は阪神でも3番を打っているように長距離砲というイメージではないし、第一故障中だ。
3.オープン戦のときから不調だった(←とノムさんは言っている)岩瀬になぜあそこまで拘って起用したのか。試合経過もあるがジャパン全5敗のうち、彼だけで3敗を喫している。私も岩瀬の起用法は疑問で、落合監督あたりから「岩瀬を潰す気か!」とクレームがつくことまで心配したものである。
4.入念に集めた筈のデータを使いこなせていない。これは宝の持ち腐れだ。

・・とまあ、そんなところだ。)

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*で、サッカーは日本と予選で一緒だったナイジェリアが決勝まで行って結果は銀、優勝はアルゼンチンの連覇で、3位がブラジルだった。アルゼンチンって身長が170cm前後の小さい選手もいたりして、体格では日本も負けていないんだけど、技術も精神力も、動物的勘もスタミナもスピードも決定力その他も、あとは全部比べものにならないだろうな。アジアからは今回どこも8強に残れなかったというから韓国はどうしたんだろうか。

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*オリンピックはどうやってはじまったのか?

 オリンピックはどうやってはじまったのですか?小学3年生の子供にも分かるようにご説明いただければありがたいです。(兵庫県・おっく)

スポーツ教育の理想の形として「近代オリンピック」が誕生

 「日本オリンピック委員会(JOC)」公式ホームページによると、1896年に始まった「近代オリンピック」は「古代ギリシア」で行われていた「オリンピア祭典競技」いわゆる「古代オリンピック」がモデルということです。

 元々はギリシアの「オリンピア地方」などで行われていた「宗教行事」…つまり、全能の神「ゼウス」をはじめ多くの神々を敬うための、体育や芸術の「お祭り」だったそうですが…一説によると「第1回大会」が開かれたのは、今から2784年も昔の「紀元前776年」で、それから「1169年間」も続いたそうですよ。

 そして「近代オリンピック」を始めようと言い出したのは、1863年にフランス・パリに生まれ、「教育学」に興味を持っていた「ピエール・ド・クーベルタン男爵」で、「スポーツ教育」の理想の形として「古代オリンピックの近代における復活」が必要!と考えてのことでした。

 1894年6月、パリの「万国博覧会」の時に開かれた「スポーツ」関係の会議で「オリンピック復興計画」を議題に出したところ全員から「賛成」されて、「近代オリンピック」の「第1回大会」は、1896年に「古代オリンピック」の故郷「オリンピア」のある「ギリシア」で開かれることも決定したのです。

 「オリンピックの理想は人間を作ること、つまり参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」

 そんな「クーベルタン男爵」の思いを大切にして、「メダル」という結果に一喜一憂するのではなく「頑張る」姿に心から拍手を送る!…それこそが「オリンピック」の本当の応援の仕方かもしれませんね。(2008年08月21日 読売新聞)

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