本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

野球やボーリングがオリンピック種目に必要だろうか?!

2008-08-15 05:49:03 | 社会
次回オリンピックからは廃止が決まっているベースボール(←付記:個別日本に限っては「野球」だから私もこれに従うが、野球文化は日本独自の面も強いから、そもそもbaseballと野球とはちょっと趣きが違うような気がする。あと廃止されるのはソフトボールもそうだ)であるが、世界的には国際野球連盟というのがあって実に112ヶ国もの国々が加盟しているというのである。当然次回オリンピック開催の英国ロンドンにだってアフリカ諸国にだってベースボールはあるわけだが、しかし肝心の米大リーグ・MBLがこれに不参加だから今ひとつ迫力というものがない。巨大ビジネスやら利権やらが絡んでいることとはいえ、MBLにしてみれば何も世界でベースボールが流行してくれる必要などさらさらないとおっしゃっているご様子で、アメリカ国内だけの年に一度のメジャー対決が「ワールド・シリーズ」でありあちらさんでは「ベースボールをしたければMBLにおいで♪」とノタマッテいるのだ。事実カリブ海中米諸国からも日・韓・台からも続々メジャーへ人材が集中しているのは我々もよく知るところだ。*ボール一つと空地さえあれば子供たちが集えるサッカーとは違って、野球が世界的に認知されるためには巨大なインフラ整備や多種用具の普及が前提であって、あちこちで戦車が走り回り自爆テロが炸裂する地域では野球どころではない。今回の北京五輪にしたところで「野球の試合を見るのは初めて」という中国人が大多数ということだから私などは「初めてではルールもよくわからないだろうに・・」と要らぬ心配をしたりするくらいで、公平に言って野球なんてものは好きな国だけで勝手に盛り上がっていればいいのだと思う。ましてオリンピックに便乗した小泉ポチら自称「自民党ボーリング振興連盟」の今回の見え透いたパフォーマンスをちゃらちゃら追従して取り上げるメディアなどは腐臭が漂っていると言っていい。政治家が政治活動をするのは当然として、時局に何の脈絡も大義名分もない自称「政治活動」を無定見なメディアが嬉々として取り上げるのは裏に薄汚い底意があるからではないか。オリンピックの盛り上がりをいいことに自民党が今仕掛けているのはセンキョの事前運動である。なんでもいいから話題を提供し続けて少しでも来るべきセンキョの劣勢を値引きしようと企んでいるのだ。節操のないメディアはその尖兵に相応しい存在なのである。 . . . 本文を読む