GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「木陰の涼しさ、古城の石塁に感激!」 (洲本にて)

2012年08月07日 | Weblog

 洲本花火大会の翌日、周辺を探訪。旅行では初めて訪れたところをうろうろするのがとても楽しみだ。意外な発見があるからだ。昨年の紅葉狩りでも「知恩院」は予定に入っていなかったが、そこで見つけた数本の紅葉が一番美しかった。いくつもの紅葉の名所を巡ったにもかかわらず、予定外の場所で想定外の出会いがある。これが旅行の一番の楽しみかもしれない。今回の旅行では、大浜公園の松林の木陰の涼しさに驚かされた。海岸の砂の熱さは裸足ではしんどい位なのに、木陰を吹き抜ける乾いた涼しい風に本当に感動した。汚れを伴わない風と云えた。(夕方、帰宅途中で神戸モザイクに立ち寄ってテラスで食事をとったが、同じような風があったが、その風の質は明らかに違っていた。まさしく都会の生暖かい湿った風だった) 風に種類があることを初めて気づいたのだ。こんな感動が初めて訪れた旅行先での楽しみではないか。

 大浜公園からふと後ろを見上げると三熊山の頂上に洲本城が見えた。城好き・歴史好きの私は素通りすることはできず、車で天守閣跡近くまで登った。無料駐車場には「頂上まで4分」という看板があった。なんだか、笑えた。洲本城は観光化がほとんど進んでおらず、39年前大学1年生の時、ホームスティ先から訪れた英国エジンバラ近くにある古城を思い出した。こんなに風光明媚な古城にもかかわらず、日本では珍しいとさえ感じた。  三熊山の深い木々、石の階段や石垣・石塁がとても美しかった。尖った石、殆ど削られていない石が入り交じった石垣に目がいった。見たことがなかったからだ。あとで淡路観光ガイドブックで洲本城の記述を見つけ読んでみると、やはり他に類を見ない石塁の仕方だと知った。 こんな発見が実に面白い。歴史の流れを肌で感じるからだ。天守閣跡のある三熊山頂上から見た洲本港や周囲の島々は絶景だった。   (●ガイドブックより)三熊山に最初に築城したのは紀州熊野水軍の安宅(あたぎ)氏、その後、仙石秀久、脇坂安治が入った。豊臣秀吉の時代には大阪城の出城となり、より堅固な城となった。時代の移り変わりによって石垣石積みの変化が見られ、古城としての価値も高く、平成11年には国の指定史跡となった。 この辺りは瀬戸内海国立公園に属し、貴重な植物が自生していることでも学術的にも重要な地とされている。 

 大浜海岸の松林の木陰の乾いた涼しい風、時代の流れに取り残されたような古城・洲本城。今回の旅行ではこの二つが深く印象に残った。これが旅行の想定外の楽しさだ。

●洲本城に登る(youtubeへ)

    

    

    

    

    

     

    

    

     

    

    

     



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