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「愛すべき監督 トニー・スコット、ご冥福を祈る」

2012年08月21日 | Weblog

8月18日(土)
 私の夏の映画祭り。貯まったポイントを使って「アベンジャーズ」を観て、また連チャンで「プロメテウス」を観た。連チャンの予定ではなく、ポイントで「アベンジャーズ」を見に行ったが、先行ロードショーはポイントでは観られないとカウンターで云われ、しぶしぶ「アベンジャーズ」を選択し、半分やけくそで、1,200円で出してレイトショーで「プロメテウス」を観たのだ。「アベンジャーズ」は想像通りのハリウッド映画だったが、「プロメテウス」はリドリー・スコット入魂の作品だけに私は大いに期待していた。しかし、結局これもひどかった。「何故、そうなるの。何でまたこんなものを出すの!」と云いたくなる内容だった。こんな気持ちで映画館をでるのは、はなはだ不本意だった。

8月20日(月)
 私の真夏の映画祭りは、残り「凍える太陽」となったが、今日はあえて韓国で240万人を動員した法廷映画「依頼人」を見に行った。場所はアメリカ村のビッグステップにあるシネマート心斎橋。法廷物が大好きな私は「リンカーン弁護士」もTSUTAYAまで待てなかった。前評判も高く韓国初の法廷映画を選んだ。「海猿」から始まった私の真夏の映画祭り、どうも期待以上の映画にぶち当たらないのでムズムズしているようだ。

 映画を見終わって、弁護士と依頼人の関係は「真実の行方」を思い出させた。これなら「リンカーン弁護士」の方が面白いと感じた。法廷映画で、まず一番に思い出すのがアガサ・クリスティーの『検察側の証人』を映画化した「情婦」、次に大好きなポール・ニューマンが最高の演技を見せた「評決」だ。この「評決」は法廷物と云うより弁護士再生物語だったが…。あとに続く法廷・弁護士ものが、ジョン・グリシャムの「依頼人」「ザ・ファーム 法律事務所」「評決のとき」等。軍基地内で殺人事件を追ったトム・クルーズの「ア・フュー・グッドメン」は、法廷シーンでのジャック・ニコルソンの怪演は忘れられない。とにかく韓国映画の「依頼人」にも満足できずシネマート心斎橋を出た。

 観たい映画を片っ端から観る、こんなことを一度はしてみたかった。いざしてみると満足できずに不満だけが充満してきた。欲望に切りがないことと似ている心境に陥った。

          

8月21日(火)
 なんと敬愛するトニー・スコット(リドリー・スコットの弟)の自殺ニュースを新聞で読んだ。彼の作品では「トップガン」「ラスト・ボーイスカウト」「ビバリーヒルズ・コップ2」「クリムゾン・タイド」「スパイゲーム」「マイ・ボディガード」「デジャブ」「アンストッパブル」が特に気に入っている。軽快なリズム感と粋なアクション、カットを多用した編集と映像美は追随を許さないほど抜きんでていた。そんなハリウッドの人気監督が何故、自殺という選択をしたのか。

 大衆から支持される映画を作り続けたトニー。兄のリドリーとは全く違う作風だった。周囲への気配りや愛情の豊かさも、きっとリドリー以上だったに違いない。若い頃、ロンドン王立美術大学で学び、画家として生計を建てていただけに、繊細な性格の持ち主だったのだろう。愛情が豊か過ぎると、自分を抑えてしまう傾向が高くなる。反対に自らの正義が強くなれば自分の意見や規律、ルールを主張しし過ぎる傾向がある。アカデミー賞とは縁がなかったトニーは、映画人として自らの位置をしっかり把握していたはずだ。ハリウッドのキング・オブ・ヒットメーカーだったトニーは、自らの芸術性を押さえ、メディアの高まる期待と重圧に耐えかねたのだろうか? そんなふうに決して思えない。こんな成功者が、何故自殺するに至ったのか、大きな病を抱えていたのだろうか。考えれば考えるほど胸が詰まってくる。

 

 火曜日メンズデーの今日、トニーとリドリーが共同製作した「凍った太陽」を見に行くつもりだ。今まで最も数多く楽しませてくれた映画人トニー・スコットを忍び、謹んで哀悼の意を表して… ご冥福を祈りたい。

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