GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「蝉の羽化」

2013年07月15日 | Weblog

     

    

 こんなにセミの殻を大量に見たことはありません。しかも地面に落ちている殻ではなく、木の幹や木の枝、松の葉に大量に連なっているのは生まれて初めて見つけました。出勤時に見つけて、帰宅時にもたくさん写真を撮りました。たぶん今日の朝、羽化したに違いありません。

 セミは暗くないと羽化しません。明るいと、スズメバチなどの天敵に襲われてしまうからです。自宅に帰って蝉の羽化について調べてみました。木にぶら下がってないと羽を伸ばせにないので羽化できないとのこと。

    

    

孵化と羽化の違いは?

孵化は卵から産まれるとき、羽化は成虫になるための最後の脱皮のこと。

(完全変態)
幼虫が成虫になる際、いったん運動能力を著しく欠いた蛹と呼ばれる形態をとり、蛹から脱皮して成虫が現れる。すなわち、 卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫 という段階を経るものを完全変態といいます。(チョウ、ハチ、ハエ、カブトムシ)
(不完全変態)
蛹を経ず、幼虫が直接成虫に変態することを不完全変態といいます。昆虫の基本的な変態様式で、この場合の幼虫は、完全変態をするものと区別するため、通常は「若虫(じゃくちゅう、わかむし)」と呼ばれる。セミ、カマキリ、トンボ、バッタ、ゴキブリ

                 

 世の中には、知らないことがまだまだたくさんあります。でもそんなこと知らなくても無事に60歳の還暦を迎えられるのも事実です。でも知ったおかげで感動が深まることも実は多いのではないかと思っています。
 蝉の短い一生を知ったために、蝉取り名人だった幼い私は二度と蝉を捕ることはなくなりました。そして、蝉時雨をうるさいと思うこともなくなりました。

「やっと長い地中の幼虫時期を経て、大気中で羽化できたんだから、

 精一杯泣きなさい、そして、素晴らしい連れ添いと巡り逢いなさい」と思えるようになりました。