GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「親父と海遊館」

2013年07月17日 | Weblog

 昼前に実家に行き、寝ている親父を1時間以上かけて気長に起こした後、二人で風呂に入り、頭や背中をしっかりと洗いました。親父は何度もありがとうと繰り返していました。さっぱりしたあと、車で10分ほどにある自宅マンションまで帰って連れ添いを乗せて、車椅子を借りるためにまずは私が働く特別介護老人ホームに立ち寄りました。

    

     

    

 ついでに私が働く現場を親父と連れ添いにも見学してもらいました。入居していない部屋まで見学して、「結構広いなぁ」と親父も驚いていました。  南港にある施設から海遊館までは咲州(さきしま)トンネルを超えて10分足らずで到着します。

 連休明けの平日でしたが、今や大坂名物、<世界の海遊館>となったので、中国、韓国のアジア系からヨーロッパ、北米っぽい外人観光客の団体、家族連れなど多数来館されていました。私も一度訪問してから20年以上がたちます。この海遊館は世界手で初めてガラスではなくアクリルを使って水槽を建造しました。当時の年間アクリル生産量の1.5倍を要したと聞いています。<1990年の海遊館>建造以降、全世界の水族館はこの海遊館のアクリル水槽をまねて建造されました。  

    

    

    

 今回は初めて職場の車椅子を借り、親父にも職場を見せました。勘のいい親父は「俺はまだまだ元気だから…」とある時呟きました。私は聞いてないふりをしましたが、何かを感じたように思います。兄と相談して機会があれば介護認定を受けようと思っています。そして、デイサービス(私の施設では来年からの予定)、ショートステイ(実施中)、そして入居という順序で進めて行こうと思っています。それまでは、将棋をさしに行ったり、今年の花見や今回の海遊館のように車椅子訪問を続けたいと思っています。

     

     

    

    

    

    

    

    

      

    

    

    

    

  悔いが残らないような生き方をしたいと誰もが思っていても、それを全うするのは非常に難しいように思っています。だからこそ、やれるうちにというのが私の人生観です。そのためには「やるべきこととやりたいことを一致させる」必要があると思っています。「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり 」ということわざがありますが、これは「やるべきこととやりたいことを一致させて生きてきた人のスタンス」ではないかと私は思っています。50歳を過ぎてこのスタンスにたどり着き、徐々に実行に移しています。