どこまでも碧く どこまでも

どこまでも碧く どこまでも
〜早春の空に

長く 厳しかった
今季の冬も
ここ南国では
３月の声を聞き
さすがに 季節を
春に譲った

今日訪れた川には
カモたちが
川面を 大勢でたゆたい
頭上の空は 碧く
どこまでも碧く
山の上を
一筋の飛行機雲だけが
青空を ちょっと切り込んで

吾には 早くも
春愁が訪れてきた
早春は
春到来の安堵と
去り行く冬への惜別と
新たな別れと出会いに
気持ちは ユラユラと揺れる

水仙は
寒風の中から咲き出し
庭や川土手の紅白の梅も
あとを追って
次々に咲き出した

そうして 椿の仲間は
綺麗な薄桃色の花びらを
咲き誇り 春風に
ハラハラと散らし始める

私は 昨年 職を終え
毎日を自由気ままに生きる
そして 私は
今日あることに
誰彼となく 感謝する

あといく年こんな日々を
過ごすことができるのだろう

今日も ありがたく
愛おしみながら １日を過ごす

Ps2018.3.4 日曜
画像は3.6火曜のもの