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泳げ!こいのぼり

2020年05月08日 23時24分00秒 | Weblog

泳げ!こいのぼり



(画像は  レストラン・庄屋 のカレンダーより)


去年の五月

母方の先祖のお城に行った


小高い丘のような山だが

この歳では 結構な運動になった


その山の頂上で

こいのぼりが 二基の柱につながり

初夏の大空を元気に泳いでいた


そして 今 私は

目の前のカレンダーの写真を見て 

その故郷のこいのぼりを

想い出している


何でもない  いつもの鯉のぼりだと

思っていたが

大袈裟(おおげさ)に言えば

今しか(見れ)ない鯉のぼりだ

と思って見れば

触れ合うモノみな宝物だ と


初夏の大空を泳ぐこの鯉も

またとない宝物だ と



画像は初夏の筋雲  白川にて  5/8 )

ps 2020.5.7

町では 鯉のぼりを

あまり見かけない


たまに小さな鯉のぼりを見る


田舎では

太い柱に大きな鯉を

何匹も泳がせている


私も 子どもの頃は

両親が 今頃になると

立てた柱に何匹かの鯉を

ロープに結わえて

初夏の青空に泳がせていた


若葉の香りを乗せて

初夏の風が吹くと

鯉たちは 口とお腹を

大きく膨らませて

パタパタ グイグイと

楽しそうに泳いでいた


それはもう

五十年以上も昔の話だ

鯉のぼりを揚げてくれた両親も

今は既になく

そう言えば あの柱も

実家の母も5年前に他界したから

今はもうないだろうなぁ‥


僕たちが見上げた

当時の僕らファミリーのように

仲良く元気に泳いでいた大空の鯉


コロナ禍でも

空はどこまでも青く 

若葉は初夏の陽光に輝き

庭や公園の草木たちも

青葉若葉をキラキラと

綺麗な花々を次々に咲かせ

ともすれば沈みがちな私らを

もう少しだよ

もう少しの辛抱だよ 

と 励ましてくれるかのようだ

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