(「気象・天気図の読み方・楽しみ方」
木村龍治先生監修 済美堂刊 ほか )
夢多き青少年のころ
僕は 科学者になりたかった
最初の頃は
機関車の運転士だったと思う
その後 科学雑誌「かがく」を
定期購読していたこともあり
何となく科学者がいいなあと
思っていた
当時 学校が
「小学◯年生」や 先ほどの
「かがく(科学)◯年」とかいう
月刊の雑誌を斡旋していて
元化学軍需工場で働いていた父が
関心を持ち 子どもの教育のため
安い給料の中から
三人分もの雑誌を
購入してくれていたようだ
(今なら 学校での雑誌斡旋なんて
批判されて さしずめ中止だろう)
ただ 計算が
飛び抜けて優れてはいない私は
科学の中でも 生物領域や
宇宙天文・気象学、古生物学などの
領域に 興味を深めていった
それに並行して
物語や社会ドキュメント、
詩歌などの本にも興味をもって
どんどん読破していた僕は
文学や社会学にも関心を深めた
それで
新聞記者や文学者の仕事も
いいなあと 漠然と夢想していた
その後 家の経済事情を考え
実利も兼ねた工業系高校に進学したが
その高校(現・高専)は
バリバリの理系で 特に
電気、物理、そして化学の教科に
力を入れていて とにかく
期間が短いため(高専までの知識を
3年間の学業に詰め込む当時の課程)
暗記中心の学習であった
僕は 幅広く理科の全分野を
楽しみながら学びたいと思っていたから
これは方向が違うぞと気づいた時は
既に遅かったので その後の三年間は
僕にとっては 苦痛で悲惨だった
しかし その教科内容を
よく確かめなかった自分が悪くて
相手の高校は責められないだろう
(それにしても その暗記中心の
学習を まるでロボットのように
機械的に覚えていき 資格を取り
日本の先端に技術者として
公社や大手の企業に就職していった
多くの同級生の努力と才能には
恐れ入った僕である)
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退職前の55歳のころ
出向していたある職場で
似た仕事に携わっていたK さんが
「気象予報士」の資格を得ている
ということを耳にしたので
ある日 会議で同席したので
そのことを確かめ 自分も
気象予報士の資格に興味があると
熱心に話したら 彼女は
それならと もう自分は
(余り)必要ないからと
数冊の参考図書を譲ってくれた
Kさんは 理系の専攻で
天文や気象、地理(地学)などに
造詣が深い(知識がある)ので
予報士の資格試験にも強かったのだろう
一応 私も理系の高校出身だが
先ほど述べたように
専門の学習から 早々と逃げたので
解説書を読んでも 中々頭には
入らない(熊本地震後の引っ越しで
書籍も処分して 今 手元には
一冊の本(平成21)だけ残している)
そんな中 NHKTV 朝ドラの
「おかえりモネ」が始まった
ヒロインの永浦百音(ももね)は
2011年の震災を含めて
様々な体験をして
いろんなことで悩み ぶつかり
生きる手応えも感じる中で
徐々に気象予報士の仕事への関心を
高めていくのではなかろうか
モネと一緒に空を見上げてみよう! 気象の専門家たちが贈る お天気教室! – 三洋堂書店
ps 2021.5.18 草稿 6.6 追記
気象予報士の資格を得るには
気象天文学はもちろん
地理学、物理学+化学、地震学
災害学、心理学、IT情報学など
幅広く学んでいく必要がある
特に
近年の異常気象の把握と分析、
気象災害予防啓発の役割は
大きいと思う
そんな中で 気象庁の予算が
削減され続けられているのが
私には気にかかる
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