私と犬とM さんと

私と犬とM さんと

我が家には 柴犬がいた

名を モコといった

地震で解体される前の家に
ずっと同居していた

1995年のクリスマス生まれ

18歳を越えての長寿で
2014年5月に亡くなった

一週間前に生まれた孫と
交代するように
静かに息を引き取った

私は 仕事の上で
犬好きの女の子と知り合った
とても我慢強くて
優しい5年生だった

私たちは
しば犬愛好会を作って
しば犬の話に花が咲いた

彼女Mさんは
シーバという雑誌を持っていた
私も気に入って 後で
購入して愛読した

Mさんは その後
6年生に進級して間もなく
病状が悪化して
ご両親やお婆さん、
そして 私たちは
とても心配した

でも 私たちの願いも虚しく
M さんは 6年生の春に
短い命を失った‥

亡くなる二、三ヶ月前に
病院個室の彼女は 突然
私は 前の家に帰りたいの！
そして しば犬を飼って
散歩などしたいの！
と 穏やかなM さんにしては
滅多にない位の声で言った

声を荒げて叫んだので
私は驚いたが
後で考えると
あの言葉は 彼女なりの
精一杯の叫びだったのだなと思う

その後 M さんの葬儀に出席し
M さんの家で
シバ犬を飼っていることを知り
私は 天国のM さんが
シバ犬を見て
微笑んでいるような気がした

Ps 2018.10.25 草稿 11/11 追記

すっぴんのテーマ「犬」
今日（11/10)の夕方
私ら夫婦は 久しぶりに
二人で散歩をした

すると 散歩の帰りに
私のカミさんを大好きなワンコと
たまたま出会った
ココちゃんとクッキーちゃんは
近寄って ベロベロしたり
鼻をすり寄せたりして喜んだ

また 前から見たかった
近所のニャンコにも
飼い主さんが玄関にいたので
初めて会うことができた
茶色の元気なオス猫であった

今日は
ニャンとワンダフルな日で
あったことでしょう

カツとじはいかが

カツとじ はいかが

最近
近くで開店した弁当屋さん

散歩の帰りに寄るかもしれないと
メニューのチラシを貰ってきた

中を見るとシンプルになっていた

その中で
美味しそうなカツとじがあった
カツ丼も隣に載っていた

その話題をカミさんとしていたら
今夜の献立が カツとじになった

なんでも
18年前に亡くなった義母が
カツとじ用の調理器具を
持っていたとのことで
カミさんが持ち出して
カツとじをこさえてくれた次第

カツと とろっとしたタマゴが
絶妙の配合で器具に収まる

早速 熱いうちに口にしたら
ジューシィなカツと
とろっとしたタマゴが
口中に広がっていった

これもまた
我が家の一品になった

ご馳走様でした

ありがとう！

ps2018.11.11