小田急江ノ島線 ロマンスカーと軽自動車
衝突 藤沢で運転一時見合わせも再開 車の
男性病院に搬送
5/30(月) カナロコ
小田急江ノ島線の踏切でロマンスカーと
接触した車(読者提供)
30日午後5時20分ごろ、藤沢市鵠沼橘2丁
目の小田急江ノ島線藤沢─本鵠沼間の「藤沢2
号踏切」(警報機、遮断機付き)で、新宿発片
瀬江ノ島行きの特急ロマンスカーと軽自動車が
衝突した。
藤沢署によると、軽自動車を運転していた同市
の男性(79)は病院に搬送されたが意識はあ
る。乗客乗員にけがはないという。軽自動車が
遮断機が下りた後に踏切内に入っていったとい
う目撃情報があり、署が詳しい状況を調べている。
同線は藤沢─片瀬江ノ島間で運転を見合わせ
ていたが、午後8時25分ごろに運転を再開
した。
リニア「神奈川県駅」初公開 相模原・
橋本駅前の工事現場 JR東海「地域と
の連携を大切に進めたい」
5/30(月) カナロコ
報道陣に公開されたリニア中央新幹線
「神奈川県駅(仮称)」の工事現場
=相模原市緑区
JR東海は30日、相模原市緑区で建設を
進めているリニア中央新幹線「神奈川県駅
(仮称)」の工事現場を初めて報道陣に公開
した。同駅はJR横浜線と相模線、京王線が
乗り入れる橋本駅前で建設されている。地下
30メートルに造られ、駅舎は全長680メー
トルで二つのホームに4線を設ける予定。
【写真で見る】
鉄骨を組み立てて土壌を支えている様子
2019年11月に着工し、現在は地下17
メートル付近の掘削工事が進められている。
本年度中に地下30メートルまで掘削し、底
部から駅の構造物を構築する作業に入るとい
う。
この日、JR東海は鉄骨を組み立てて土壌を
支えていることや、掘削斜面が崩れないよう
コンクリートを吹き付けている状況について
説明した。同社中央新幹線建設部の吉川太郎
担当課長は「地域の理解、相模原市の協力が
あり、工事は順調に進んでいる。今後も工事
の安全と環境の保全、地域との連携を大切に
しながら進めていきたい」と語った。
リニア中央新幹線は品川─名古屋間を約40
分で結ぶ計画。27年の開業を目指すが、環
境対策を巡り静岡県とJR東海の協議が難航
し、同年の開業は延期が不可避の情勢になっ
ている。
観覧受付中
森の中の音楽会
6月12日 奥津国道美術館
タウンニュース
奥津国道美術館(曽屋1758=写真下)で
6月12日(日)、「マリンバとオーボエによ
るデュオコンサート」が開催される。開演は
午後3時(午後4時30分終演予定)。
森の中の音楽会として人気のミュージアムコン
サート。地元に居ながらにして生演奏が聴ける
のが最大の魅力。「秦野にもっと音楽を!」と
音楽を通して地域貢献活動をしている秦野在住
の音楽家、石井貴子さんがプロデュースしてい
る。
今回の出演は、実近友里恵さん(マリンバ・
スティールパン)、実近和歌子さん(オーボエ)
姉妹。息の合った演奏を楽しんで。演奏曲目は
『雨に唄えば』『虹の彼方に』『スペイン』
(チック・コリア)ほか。
デザートセット付・入館料込みで一般3500円、
小学生以下1500円。2歳以下は膝上鑑賞無料。
限定30人(定員になり次第しめきり)。換気のた
め途中休憩あり。
申し込みは、奥津国道美術館【電話】0463・
26・7312(午前10時から午後4時)。水・
木休館。
実近友里恵さん
実近和歌子さん
観光ボランティアの会
ガイド養成講座参加者募集
タウンニュース
養成講座の実習(前回)
秦野市観光ボランティアの会が6月から8月に
かけて、「2022秦野市観光ボランティアガ
イド養成講座」を6月25日(土)、7月1日
(金)・8日(金)・17日(日)・23日(土)
・31日(日)、8月5日(金)・11日(木)の
全8回の日程で実施する。秦野市観光協会共催。
歩くことが好きで、ガイド活動に興味がある
秦野市民なら誰でも参加できる。
市内の地域の歴史や文化などをハイキングしな
がら紹介する同ガイド。講座では秦野の歴史
(大日堂・矢倉沢往還・相模の武士)、神社
仏閣、石仏、湧水などを座学と実習を組み合
わせ学ぶ。
対象は市内在住の初めて受講する人。養成講座
修了後に秦野市観光ボランティアの会で活動可
能で全日程の講座を受講できること、基本的な
パソコン操作ができメール連絡可能であること
が条件。受講料3千円(8回分)。定員30人。
応募多数の場合は抽選となる。
申し込みは氏名・生年月日・住所・電話番号・
受講理由を明記し、同会にメール
(syouzabu@outlook.jp)する。6月10日
(金)締め切り。抽選結果と受講案内詳細は
メールで連絡がくる。
問い合わせは秦野市観光協会
【電話】0463・82・8833へ。
絶滅危惧種
ガンゼキラン開花
市内、湯川さん宅
タウンニュース
小田原市栢山の湯川敏男さん(74)宅でこの
ほど、絶滅危惧種に指定されているガンゼキ
ランが開花した。10年ほど前に園芸店で株を
購入して育てているという。
湯川さんによると、ガンゼキランの自生地は
静岡県以南。半年前に見たテレビ番組で、絶
滅危惧種に指定されていることを知ったという。
湯川さんは「5月末頃まで開花していると思
うので、興味がある人は見に来てくれたら」
と話した。問い合わせは、湯川さん
【電話】0465・38・0666
旧片浦支所がリニューアル
6月1日から利用開始
タウンニュース
施設を紹介する文祥堂の大波裕人さん。
天井の梁や床材、カウンターなどを再利
用し、趣を残した設計
小田原市根府川の旧片浦支所が6月1日(水)、
コワーキングやレンタルオフィス、宿泊もでき
るワーケーション施設「U(ユー)」としてリ
ニューアルする。それに先駆け、報道機関向け
内覧会が5月24日に開催された。
旧片浦支所は1953年に旧片浦村の役場とし
て建設された木造2階建て。解体が決まってい
たが、建物の存続を求める住民らの声を受け、
市が「小田原の魅力を生かしたワークプレイス
に再生」することを目指し、市と民間が協議し
て事業を作り上げる民間提案制度を活用し事業
者を募集。21年に(株)文祥堂(東京都中央区)
と(株)空間編集舎(東京都渋谷区)の共同事
業が採用された。
改修には、江之浦測候所を設計した磯崎洋才さん
をはじめ、宮大工の芹澤毅さんらが携わり、小田
原の木材などを使用した。施設内には40席のワー
クスペース、4つのレンタルオフィスのほか宿泊
設備も備える。1時間500円から利用でき、月
額会員も用意。地域向けに開放日なども設け、イ
ベントなども実施していくという。
ハチが伝える地域環境
小田原フラワーガーデン
タウンニュース
養蜂体験の様子
(小田原フラワーガーデン提供)
四季折々の花が咲き、来園者の目を楽しませて
いる小田原フラワーガーデン。同公園ではミツ
バチの特性を生かした環境教育プログラム「は
ち育」を実施し、養蜂体験や園内で採れた蜂蜜
を使った商品販売などを通して地域の環境や魅
力を公園利用者に伝えている。
「はち育」は、西武造園グループが管理運営す
る公園等で展開。環境の変化に敏感といわれる
ミツバチが半径約2〜3Kmの範囲で花から蜜を
集めるため、「住みやすい環境」について考え
る機会を提供している。また採れた蜂蜜の商品
開発等を地域の企業と連携して行うなど、地域
活性化も図っている。
県西地域では14年度から小田原フラワーガーデ
ン、16年度からは隣接する県立おだわら諏訪の
原公園がフラワーガーデンと連携してミツバチ
の飼育管理をしている。
フラワーガーデンでは養蜂家の指導を受けなが
ら、現在は巣箱を4箱設置。昨年は1年間で72
kgの蜂蜜ができたという。「梅雨時はハチが外
に出られず、餌を足すなど季節に合わせた対応
が必要」とスタッフの嶋大樹さん。安全上飼育
場所は公開していないが、この時季は園内のバラ
の蜜を集めるミツバチの様子を見ることができる。
体験などで魅力発信
プログラムの一環でフラワーガーデンでは秋に
小学生対象の養蜂体験を開催している。ハチの
働きの解説や防護服を着た採蜜、試食等を体験
する。参加者からは「良い経験になった」と好
評という。同時期にスタッフの観察日誌公開や
蜂蜜を使った石鹸作り等も実施。市内企業と開
発した蜂蜜を使った飴等は春から秋にかけて販
売され、味覚に触れる場を設けている。
嶋さんは「蜂蜜は季節によって味も色も異なる。
地域の自然や緑を知っていただく機会になれば
うれしい」と話している。
蜜を集めるミツバチ(左)と園内で採れた蜂蜜
を使った商品