米作り体験しよう
中井町で田植えや稲刈り
タウンニュース
田植えをする参加者(昨年の様子)
里山の自然環境がある中井町では、農作物収
穫体験の米コース参加者を募集している。6月
11日(土)午前10時から町役場そばの水田で
うるち米ともち米の苗を植える。夏に草取り、
10月に稲刈りを行い、11月に精米した収穫物
(1人分約4・5kg)を配布する予定。定員
20人。参加費1人1500円、小学生1000円。
町内のカフェなどで使える地域通貨500円分
贈呈。未就学児無料(米の配布などはなし)。
町ホームページの申し込みフォームまたは電話
で受け付け。6月3日(金)締め切り。応募者
多数の場合は抽選。問い合わせは町産業振興課
【電話】0465・81・1115。
龍神に豊漁を祈願
大磯港で伝承される例祭
タウンニュース
八大龍宮神に手を合わせる漁師ら
大磯港内にある八大龍宮神の社で、5月10日に
地元漁師の豊漁と海上安全を祈願する例祭が執
り行われた。漁師たちの間で長らく受け継がれ、
現在は大磯二宮漁業協同組合の主催で1・5・
10月の年3回行われている同祭だが、その内容
や由来は参列者にも不明な点が多い。町の記録
などから調査した。
10日の例祭には同組合の小島拓組合長=人物風
土記で紹介=ら地元漁師が参列し、神前に酒や
野菜、果物、豆腐、この朝に大磯港で揚がった
クロダイなどを供えた。高来神社の渡辺幸臣宮
司が祝詞を挙げ、参列者による玉串奉奠などを
行った後、小島組合長が清めた米と塩を海にま
いて豊漁や海上安全を祈願した。小島組合長は
「これで何事もなく安全に漁ができて、さらに
豊漁になってくれればうれしい」と語った。
式の後、参列者全員で豆腐を食べる慣例がある。
これは人魚の肉を食べて不老長寿になったとさ
れる八百比丘尼の伝説にあやかり、人魚の肉の
代わりに豆腐を食べて長寿を願うというもの。
同様の風習は「大磯の左義長」の際にもみられ、
漁師町に浸透した逸話であることが垣間見える。
漁師の神様
八大龍宮は「ハチダイリュウオウ」とも言い、
漁師全体の神様。ご神体にシャチガミ(ウミ
ヘビ)を祭っている。大磯町郷土資料館によ
れば、1998年刊行の大磯町編『大磯の民俗
(二)』に八大龍宮に関する記述がある。以前
は漁師町の3カ所(北下町・南下町・長者町)
に祭られていたが、大磯港が完成した1973
(昭和48)年に現在の位置に合祀された。祭日
は1月10日で、かつては神楽堂を設置し、神楽
師を招いて夕方から夜中まで神楽を奉納してい
た。夜7時頃までは神代神楽が厳かに演じられ
たが、中入り後は荒木又右衛門などの大衆演劇
も催されたという。また93年9月発行の郷土資
料館だよりでは、祭日に漁師が当番の家に集ま
り、木遣り唄や飲食をしながらご神体に大漁を
祈るかつての様子を伝えている。なお江戸時代
の絵図「東海道分間延絵図」(東京国立博物館
蔵)にも、現在の港がある辺りに龍神が描かれ
ている。
往年の名車が駆ける
SHCCミーティング
タウンニュース
ヴィンテージカーが集合
「66回SHCCミーティング大磯ロングビーチ」
が、5月22日(日)に大磯ロングビーチ第1駐車
場で催される。午前9時から午後3時まで。
日本におけるジムカーナの聖地、大磯ロングビー
チに鮒子田寛・見崎清志選手らレジェンドレーサ
ーを迎え、戦前から1970年代のヴィンテージ
カーで三角パイロンをいかに速く走り抜けるかを
競うジムカーナ競技を行う。主催のSHCC(湘
南ヒストリックカークラブ)は湘南を基盤に全国
にメンバーを有し『ラ・フェスタ・ミッレ・ミリ
ア』等のクラシックカーラリーの運営に協力する
アマチュアクラブ。「22日は会場にお越し下さい」
と同クラブ。(問)村山さん【携帯電話】090・
3048・6124
往年の名車57台快走 横浜・元町発着で
3日間かけラリー 箱根や湘南、江の島
など経由
5/20(金) カナロコ
ファンらに見送られ元町を出発した
クラシックカー=横浜市中区
クラシックカーで県内などの名所を巡るイベ
ント「Classic Japan Ral
ly 2022 YOKOHAMA Y16
3」(クラシックジャパンラリー横浜)が
20日開幕した。往年の名車57台が横浜
市中区の元町ショッピングストリート(SS)
発着で、3日間かけて箱根や静岡県などを訪
れる。
【写真で見る】
元町を出発したクラシックカー
一般社団法人クラシックジャパンラリー
(同市西区)が主催し、横浜セントラルタ
ウンフェスティバル実行委員会の共催。
1923年に製造された「フォード・モデルT」
や「ブガッティT35A」(25、26年製)
などが出場。元町ではカメラを手にした大勢の
ファンらが、疾走する名車を写真に収めていた。
この日は、元町を出発して強羅(箱根町)を
目指し、21日は伊豆スカイライン、西伊豆
を通過し、彫刻の森美術館(同町)がゴール。
22日は湘南海岸を走り抜け、江の島、鎌倉を
経由して横浜に戻り、午後0時半ごろから元町
SSで展示する予定。
横浜・山下公園にベルギービール82種類
「エイドリアン ブラウワー」など 22日
までイベント
5/20(金) カナロコ
グラスを片手に乾杯する来場者たち
=19日午後、横浜市中区の山下公園
豊富な種類のベルギービールを一挙に楽しめ
る「ベルギービールウィークエンド2022
横浜」が19日、横浜市中区の山下公園で始
まった。新型コロナウイルス禍の影響で、横
浜では3年ぶり8回目の開催。復活を心待ち
にしていた来場者らが渇いた喉を潤した。22
日まで。
今年はフルーティーな香りとほのかな苦みが
特徴の「エイドリアン ブラウワー」や、すっ
きりとした飲み口に加え、淡い金色が美しい
「シメイ グリーン」など、横浜初登場とな
る12種類を含む82種類のビールが味わえる。
常連という経営者の男性(48)=横浜市港
北区=は「こだわりあるビールが一堂に会し
ている。それを飲めるのが幸せ」と話し、グ
ラスを傾けた。
午前11時~午後9時。チケットは、スター
ターセット(グラス1個、飲食用コイン10
枚付き)が、前売りで3200円、当日
3300円。コイン3~5枚でビール1杯が
飲める。前売り券は公式サイトなどで購入で
きる。問い合わせは、事務局
電話03(5829)6878(平日のみ)。
横須賀・記念艦「三笠」が完成120年
日露戦争の日本海海戦で勝利導く 保存
会は節目に来場呼び掛け
5/20(金) カナロコ
120年前の建造当時から残る部品
を説明する三笠保存会の中塚久雄
専務理事
横須賀のシンボル・記念艦「三笠」が今年、
完成から120年を迎えた。日露戦争で日本
海海戦を勝利に導いた殊勲艦。三笠保存会の
中塚久雄専務理事(70)は「先人のドラマ
に思いをはせてほしい」と節目を機に来場を
呼びかけている。
【写真】
完成120年を迎えた記念艦「三笠」
「この床板のチーク材は完成当時からの物です。
水兵がヤシの皮で磨いたそうです」と中塚さん。
三笠は1902年3月、英国のビッカース造船
所で完成した。太平洋戦争後の荒廃などもあり、
建造当時からの部品で健在なのは全体の45%
程度という。
迫り来るロシアの脅威を前に、軍備増強を迫
られた日本は当時の金額で1200万円をか
けて購入した。
鎌倉市、市内3海水浴場3年ぶり開設へ
7月1日から8月末まで 感染状況落
ち着き判断
5/20(金) カナロコ
鎌倉市の由比ケ浜海岸(資料写真)
鎌倉市は20日、材木座、由比ガ浜、腰越の
市内3カ所の海水浴場を今夏、開設すると発
表した。新型コロナウイルス感染症拡大の影
響で、昨年と一昨年は休場しており、3年ぶ
りとなる。
期間は7月1日から8月31日までの午前9
時から午後5時まで。市によると現状、感染
状況が比較的落ち着いていることや、感染拡
大の際には休場することなどとし、地域住民
との合意が得られたことが理由という。
海の家は感染予防対策を徹底。まん延防止等
重点措置や緊急事態宣言が発出された場合に
は、県の要請内容を守るよう努めるほか、休
場要請があった場合には速やかに応じること
も確認されている。
市は「地域住民の生活環境との調和を図りな
がら、誰もが快適に安全・安心に利用できる
海水浴場を確保するための取り組みを実施し
ていきたい」としている。