夕日の滝も冬の表情
タウンニュース
気象庁が東京で初雪を観測したと発表した1月
12日、標高約500mのにある夕日の滝(南足
柄市矢倉沢)では、自然が織りなす造形美が生
まれていた=写真。
高さ23m、幅5mほどで垂直に落ちる夕日の滝。
南足柄市によれば、「夕日に映える美しさから
名付けられた」と言われているそうだが、しぶ
きが氷柱となった姿もまた、美しい。この日は
全面凍結ではなかったが、冬ならではの表情を
収めようとするカメラマンたちの姿も見られた。
大地震想定の合同訓練
大磯町と県政総合センター
タウンニュース
情報や指示が飛び交う訓練風景
大規模地震の発生を想定した大磯町と湘南地域
県政総合センターによる初の災害対策本部図上
訓練が、昨年末に大磯町保健センターを主会場
に行われた。
発災直後における災害対策本部の運営能力向上
や体制の整備が目的。現実に起こりうる事態を
想定したロールプレイング方式で、情報の収集
や分析、応急対策の立案・調整・決定、関係
機関との情報共有や連携などの訓練を実施した。
訓練では「オリンピック開催期間中に小田原
沖を震源とする震度7の地震が発生。コロナ
環境下にあり、出張のため町長は不在」とい
う状況を想定。発災後、保健センターに災害
対策本部が設けられ、本庁舎4階に設置した
分離会場と電話やネット回線で連絡を取り合
った。時間の経過とともに町内の被害や避難
所の開設状況などの新しい情報が明示され、
災害対策本部がそれらを基に自衛隊への災害
派遣要請やコロナ陽性者の避難場所調整など
の対応を行った。訓練後の検討会で中崎久雄
町長は「今日の経験を昇華し、実際の有事の
際は町民を救う思い一つで頑張ってほしい」
と訓示した。
湘南いきもの楽校
自然体験で全国最高賞
多彩な環境学習が評価
タウンニュース
湘南いきもの楽校の催しのようす
市内を拠点に活動する「NPO法人暮らし・
つながる森里川海」(臼井勝之理事長/愛称・
湘南いきもの楽校)がこのほど、公益財団法
人安藤スポーツ・食文化振興財団の自然体験
活動支援事業「第19回トム・ソーヤースクー
ル企画コンテスト」の一般部門で最優秀賞の
「安藤百福賞」を受賞した。全国124件か
ら選ばれた。
受賞したのは同団体の企画「自然探偵団が行
く」。平塚の定置網漁で獲れた魚を観察した
り、池の外来種の生物を駆除するなど、生物
多様性の保全と環境学習、冒険体験を組み合
わせた。審査した安藤財団によると、「子ど
もたちの主体性や五感に任せたのびのびとし
た活動や、十分に自然と触れ合える多彩な環
境学習が高く評価された」という。
同法人は2017年に努力賞、20年に奨励賞
を受賞している。待望の「安藤百福賞」の受
賞に臼井理事長は、「21年間継続してきたこ
とが実ったのだと思う。子どもが楽しいこと
はもちろん、大人にとっても面白く、親子で
参加できるよう内容を工夫してきた」と喜ん
でいた。
新型コロナの影響で「密を回避できる外遊び
の需要が高まっている」と臼井理事長。自然
体験しながら生物多様性や環境保護を学べる
バタフライガーデンやビオトープの整備など
を通じ、馬入水辺の楽校の「フィールドミュー
ジアム」化を目指していく。
修学旅行を中止
平塚市立の15中学校
タウンニュース
平塚市教育委員会は8日、市立中学校15校の
修学旅行を中止すると発表した。1中学校の
み昨年実施済み。当初は5月下旬〜6月下旬
に実施予定だったが、新型コロナウイルスの
影響で2度延期。卒業式前の2月下旬に実施
する予定だった。
市教委の判断前に中止を判断している学校も
あったが、厳しい感染拡大の状況をうけ、中学
校長会と協議し15中学校の中止を決定した。
長時間の移動や宿泊などの感染リスクを鑑み
ての判断。
中止のキャンセル料の保護者負担はない。各
学校には代替案の検討を要請しているという。
小田原梅の里さんぽ
曽我梅林で2月8日から
1月下旬に最終判断
タウンニュース
昨年開催された「小田原梅まつり」の様子
曽我別所梅まつり観光協会はこのほど、毎年
恒例の「小田原梅まつり」に代わるイベント
として1月30日(土)から2月28日(日)ま
で実施予定だった「小田原梅の里さんぽ」に
ついて、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う
緊急事態宣言の発令により、曽我梅林での開催
初日を2月8日(月)に変更した。例年の小田
原梅まつりでは、流鏑馬神事、寿獅子舞、うい
ろう売りの口上、梅の種飛ばし大会、祭囃子な
ど、多くの行事が人気を集めていた。小田原梅
の里さんぽでは、観光客が一時的に集中するそ
れらの行事を中止。露店などを中心に観光客を
迎え、約3万5000本の白梅が栽培されてい
る曽我梅林での散歩を楽しんでもらおうと準備
が進められている。
ただ今後、緊急事態宣言の対象期間の延長など
があった場合、イベント開催の可否について、
1月22日(金)に最終判断するとしている。
詳細など問い合わせは、同協会HP【URL】https://soganosato.com/index.htmlへ。
鋳物で縁起「良い物」
昇運の大作、売れ行き好調
タウンニュース
作品を見つめる上島さん
NPO法人小田原鋳物研究所(市内曽我原)
が製作した、1基40万円のつり鐘作品「波と
喚鐘」の売れ行きが好調だ。福を招く昇運の
大作が注目される状況について上島国澄代表
(76)は「困難な今の社会情勢を打破したい
という思いも感じる」と話している。
木彫で作られた荒波を表現した掛け台に、昇龍
が描かれた鐘をつるした同作品。上島代表が
1年近くデザインなどを構想し、都内の若手
彫刻家が波と龍の彫刻を施したものだ。昨年
9月、三越デパートの販売コーナーで展示し
たところすぐに注文が入り、現在までに予約
を含め4基が売れた。
「波と喚鐘」は1年に数基製作できるかどうか、
という手の込んだ作品。すでに2基を納品済で
上島さんは、残りの2基の製作に取り掛かって
おり、2月と7月にそれぞれを納品する予定。
自転車のルール学ぶ
新年初の交通教室を実施
タウンニュース
踏切では自転車を降りて渡るよう
指導を受ける選手
2021年最初の交通安全教室が1月9日、
秦野市交通公園で行われた。交通安全教育の
推進をめざし、県警や企業、団体などと協力
して秦野市が実施している。今回は中学生の
硬式野球チーム「秦野リトルシニア」の要請
に応じたもので、同クラブでは毎年年の始め
に交通安全教育を行っているという。
はじめに秦野市地域安全課職員が「自転車は
運転免許がいらない気軽な乗り物ですが、事故
を起こせば自動車と同じ扱いとなります。今回
の教室で自転車の安全走行を学んでもらえれば」
と挨拶。約60人の選手らを2チームにわけて、
実技と講習を行った。実技では感染症予防のた
め消毒などを行った自転車を使用し、一時停止
の確認や8の字・ジグザグ走行、踏切の渡り方
などを確認。公園内に設置されている横断歩道
など、道路の要所に立つ県警交通安全教育隊隊
員や秦野市交通安全協会の交通安全指導員らか
らアドバイスを受けながら、選手は自転車の乗
り方を学んでいた。またルールや自転車点検の
コツなどを書いたチラシも配られた。
同課では年齢や希望に応じて教室を実施中。
費用無料。(問)同課【電話】0463・
82・9625
長野県の空に「彩雲」が出現
青空に映えるパステル色の雲
1/18(月) ウェザーニュース
提供:ウェザーニュース
長野県の一部で、鮮やかに輝く雲が
見られています。
これは「彩雲」と呼ばれ、太陽の光が雲を
構成する水滴の間を通り抜ける時に分光
(曲げられたり散乱したり)して、虹色と
なって雲を彩る現象です。
この彩雲は天気下り坂のサインとも言わ
れます。
今日の長野県は穏やかな天気が続きますが、
ゆっくりと天気は下り坂に向かいます。
夜になると雪雲が流れ込んで広い範囲で雪が
降り出すため、昼間の日差しを有効に活用し
てください。
ウェザーニュース
水面を染める鮮やかな朝焼け
マジックアワー
1/18(月) ウェザーニュース
高知県土佐市より
(18日(月)6時30分頃撮影)
週の始まりとなる今日18日(月)は関東では雲が
多くなっていますが、東北太平洋側や西日本の
太平洋側では晴れて、朝焼けが見られたところ
が多くなりました。
高知県では、日の出前の空が紺からオレンジに
染まり、きれいなグラデーションとなりました。
朝焼けのオレンジ色が水面にも映り、船のシル
エットがくっきりと映えています。
空の色変化が美しい「マジックアワー」
提供:ウェザーニュース
朝焼けや夕焼けが見える時間帯の中でも、特に
日の出前や日没後の太陽は無いけれど明るい
数十分間は「マジックアワー」呼ばれます。
これは、まるで魔法(マジック)のように芸術的
な写真が撮れる空の色の変化になるためです。
オレンジ色、金色、紫色、紺色など徐々に染ま
り方が変わり、太陽の光源もないことから、風
景が最も美しく見える時間とも言われています。
太平洋側は晴れるところ多い
3時間ごとの天気
きれいな朝焼けが見られた、東海から西の太平
洋側では昼間も晴れるところが多くなります。
東北の太平洋側も日差しが届く見込みです。
ただ、瀬戸内から東海にかけては、夕方以降に
にわか雨やにわか雪の可能性があるので、帰宅
時間のために折りたたみ傘を持っていくと良さ
そうです。
朝は雲が広がっていた関東では、だんだんと雲
が少なくなっていき、午後は晴れてくる予想です。