全国の医学部は、ざっくり3つのグループに分けられます。
①私立医学部
②国公立「都市」医学部
③国公立「地方」医学部
国公立医学部は、立地場所により、難易度が変わります。
大学自体がメジャーでなくても、
3大都市圏にあるというだけで、超難関になります。
偏差値 センター
北海道 67 89%
東京 80 95%
千葉 69 89%
名古屋 70 91%
京都 78 93%
奈良県立 67 87%
*偏差値は駿台模試の合格可能性80%
*センターは合格者平均得点率
東大・京大は別格として、
千葉・医学部や奈良県立医大が、北大・医学部と同レベルです。
これが「都市」医学部。
一方、「地方」医学部は、
2次偏差値 センター
旭川医大 61 83%
弘前 61 82%
鳥取 62 86%
大分 62 85%
難関ではありますが、「都市」医学部に比べ、
難易度が大きく落ちます。
「地方」医大は、「地域枠」があるため、
受験が難化しましたが、それでも「都市」医大とは違う。
医学部のゴールは医師国家試験です。
医師国家試験合格率を見ると、東大・京大で90%ぐらい
地方医学部で80%~90%と、それほど違いません。
現在では、初期臨床研修2年を、大学ではなく、
外部の一般病院で受ける人が多いので、
ここでシャッフルが1回かかります。
医局に入局する段階で、もう1回シャッフルがかかります。
よねは、旭川医大出身ですが、医局は北大放射線治療科です。
また、最近、コロナ関係でNHKに出てくる忽那先生は、
山口大学出身ですが、東京でバリバリ働けるわけです。
医師は、他の職業と比べ、「学歴」の差が小さいと思います。
受験本番はストレスがかかりますから、番狂わせもあります。
全国模試で200番台の成績の受験生が、名古屋に落ちました。
ですから、「地方」医学部を受験すべきだと思います。