藪入り・師走・長潮

　今朝気温も暖かく薄着で居れるが、曇り勝ちの空です。洗濯物だけは外に干したが、何となく心に浮かぶ情景に不安がつき纏う。明日が阪神淡路大震災に中るので、記憶が殊更に思い出される。旧暦では藪入りで、師走の気忙しさにも奉公人は一日働きから解放された。日本人の勤勉さも、最近は世情的にも変化す。

　蕎麦粉を貰ったまでは好いが、方法はどうする？昨日は三温糖を少し入れて掻き混ぜて食べた。枇杷葉茶で溶いたので先ずは戴け、今日は揚げ物にしてみようと用意している。硬さが微妙なのも、試さねば分からぬとお八つにしよう。〒を出しに近場に行くが、民間になってからのサービスが誠に宜しくないなぁ。

　玄関を出入りする度に気になるのは其処を片付けねばのことと、昨夜から置いている場所を換えた。気持ちがすっきりし、今までの不安も解消したのは有難い。神懸かりとも云うのか？否、年金暮らしの身であれば創意工夫をしていかねば新鮮味に欠ける事態に遭遇。衣類は普段着と外出では換えるが出不精だし。

　枇杷葉茶を寒中の作業で行うが、切ったら直ぐに飲めるとは限らないのよ。外で雨に合さぬように晒しても葉は緑の儘で、乾燥しているかの見分けはつかない。水質や茶葉の環境にも左右され、味は格段に変化する。正直カルキ臭の水道水と自然水の差は一目瞭然で、身体への影響は大。それが飲めるって違和感も。

　寒中の時期には、古来から何かと仕込み保存に工夫して来た。味噌や醤油・酒も、清らかで澄む水の旨さが味を深め馴染ませる。絹類の寒晒しも彩を際立て、素材への広がりを魅せる。大切な行事は、この時期に集中していることに気づきたい。暖房器具は最低限にして、過ごせることへ一日の祈りと感謝の日々。