師走、大潮・八せん始め

　過酷な介護の仕事も、休みがあるから何とか持つ。予定は燃料補給と、青空市での買い物だ。のんびり起きて、新聞を丹念に読んでいたら、携帯が鳴る。足湯に行ってもいいか？と言うので用事さえ済ませばと答える。青空市で大根の丁度良いのがあって買う。側のハッピーマートで苺を買うが、傷んでいて外れ。

　感染で、他部署の行き来が出来ないので、良くも有だが不便なこともある。然し、我慢をしよう。足湯に来てマッサージも加える。足全体が冷たい。腰も痛いらしいが、取敢えずは枇杷葉エキスで指間を揉む。DVDも到着したので観ることにする。ナニー・マクフィーの魔法のステッキ。メリーポピンズの二番煎じ。

　長男のサイモン役は、トリスタンとイゾルデの、トリスタンの子役だ。ハンサムボーイなので覚えていた。内容は、母親の死後、6人の児が父親に愛情があるのか試していくが、度の過ぎた行いに乳母を次々と辞めさせる。子どもらしいと言えば、それまでの悪戯で、結果は真実の愛情に、父親が気づくという話だ。

　天気が良かったので、シクラメンを外に出して陽に当てる。手当てをしていて、仕舞い忘れるところだった。鉢物が持たないのは、霜に合わせてしまうことで、これまでにも何度か失敗した。枇杷葉の花芽茶と種を、今年の見通しが立ったので、大切に飲んでくれている方に差し上げる。庭で、やさしい香りが漂う。

　衣類にも、素材如何で暖かさや耐久性も違ってくる。個人的には、暖かければ好いのであり、洗濯が出来れば尚由である。自宅で洗濯する時には、水温を変えずに手早く洗うことだそうで、脱水も短いのがいい。荒乾きさせたら室内でも大丈夫で、暖房を点けているため、乾燥は早い。最近のは、縮まないのである。

　すばるが、自分の居場所に決めている所に、誰かが座るとむくれる。初めこそ、隠れていたのが、最近は退いてと出て来る。おかあさん、あそこは僕のだよと煩い。子猫の時には鳴くこともしないで心配したが、この頃は要求如何で良く鳴く。膝の上やら机に乗って、居場所を取り戻そうと必死になっているのです。

　銀河が居なくなってから、すばるを飼うのを随分と迷ったけど、我が家に来てみれば、それなりの可愛さもある。悪戯したら、その都度躾はしておく。してはいけない事にも、理解してきたようで、すばるの興味のある物を置かないことも大事なのだ。きちんと話せば分かる仔なのもうれしい。猫にも魂はあるのだ。

　ご飯頂戴。容れ物にたっぷりいれると、夢中で食むが、そこは猫のこと、必ず猫分けをするのだ。