介護フェスタの前日には、トイレ掃除と、電磁器の回りを丁寧に行う。取り外しができるだの、なんたらかんたらと言うばかりで、一向に進まない。他人のしていることへの注文は言えるが、ではしたらいいではないか。遣れよ。掃除のノウハウも知らぬのがごちゃごちゃと煩いばかり。
さて、日が変わって当日。見守りの大変さを知っているので、食事を担当したが、これにも口を挟む。器具を持たして、出来ることもあれば、危険が伴うこともある。見守りはしないなら、こちらに押し付けないで。毎年、そういうことばかりするから出勤を控えていた。してください。
食事作りの見守りをするくらいなら、自分の裁量で遣って欲しい。言うは易く行いは難しで、そのしんどさがあるから遠慮している。職員の協力も、裏方で支えてこそ可能だ。高々4時間の勤務だが、途中でしんどくなってしまった。このざわつきや、人混みが厭さに休む。普段で幻滅。
じゃが芋の種類も分からず、野菜の分量も適当で、加減して作ったが余る。もったいないが捨ててしまう。これが自分での判断なら、見当がついて遣り易い。野菜の鮮度もあるので、皮を剥けば使うしかない。皮を剥かずにすれば、身体への免疫や抗体を作ってくれて、風邪も引き難い。
塵を出さない工夫と、片付けの手間を考えて、時間の遣り繰りができるというものだが、何で皮を剥くのかとも思う。環境を破壊してからでは遅い。ストローも、塵袋も微小プラは、空や海に散らかるのだ。結果、人間への影響が大きいし、地球を壊しているのは事実だ。気づきが遅い。
帰宅して駐車場の枇杷葉に安堵する。苞が綻んで来ており、匂いが素晴らしい。白い花びらの何と可憐さか。今年は暖かなので、開花が愉しみでもある。傷んだ葉を外していたら、痛みが走った。枇杷葉と同じ色の毛虫が居る。枇杷葉の葉を漬けてあるのを塗ったら、直ぐに痛みが止まる。
あん。DVDがポストに投函されていた。ドリアン助川さんの原作は読んだので、樹木希林さんの演技を観よう。河瀬直美監督の撮り方にも、すこぶる興味が。人は皆他人に対して、差別意識を持っている。と思う。でも、相手への感じ方で、通じ方で多少は違う気もする。心は視えない。
庭の花。この時期に必ず咲くので、亡くなった者を偲んでいるのか、と毎年両親を祖母を想う。