式となると、寒さがぶり返すが、風のある曇空になった。着飾った衣装にも、寒さが籠もるような気温である。卒業式の後に、謝恩会があるようだが、今日日の中学校の様変わりに怯む。わたくしの頃には、派手さもなければ、厳粛さと長たらしい時間だけだ。
そこに加えて、県議だの町議だのの祝辞が延々と続く。仰げば尊しも、蛍の光も声が詰った。最近は、意味が通じないので、変わっているらしい。教師の姿は何処へやら、さっぱりと消えている。教師の中にも、個人差があっていいが、役職を忘れても困る。
二日後には、したの孫の、小学校の卒業式で、然も廃校となる。生徒数が少なくなって、維持費も嵩むということらしいが、本来の目的は何だろう?子どもの義務教育を、何憚っているのか理解に苦しむ。時代に流されると言う悪循環。子どもの幸せは何処。
陽射しが可なり、温かくなってきてはいるが、曇ると寒さを感じる。林檎の木の下で、水仙が咲いている。クリスマスローズも、蕾を開いていくのが愉しみ。椿も、お彼岸辺りから咲くだろうか。花の盛りを過ぎた梅が、風に揺れている。あちこちで草も芽吹いて。
タイガースのボーカルである、沢田研二さんは、ドラムも叩けば、ギターも弾かれるんだと、映像を観ながら思う。但し、自分の領域を守っていて、決して出しゃばらない。でも、優柔不断とは違い、自分の信念を持っていて、静かに通しているのも凄いんだね。
今更のように、タイガースの有名度も然ることながら、人間性も垣間見て、凄いなぁと想う。芸能界の浮き沈みは当たり前のことだが、そこで生き残って活躍することの大変さもあろう。そういった世界には疎いので、どっちでもいいことだが。CDを聴こうかな。
卒業式が終了して、謝恩会の始まる、僅かな時間を孫が寄ってくれる。写真を撮ってくれ、直ぐまた学校に引き返す。こちらは、花屋に行き、頼んでいた花束を受け取り、小学校の方のコサージュの花を買い帰宅。昼食を摂りながら、デザインを決めて作る。
以前には、リボンで作っていたが、活き花も季節感があっていい、としている。予算は抑えて、自宅のある物で済ませる。卒業式が続くと、花も萎れてくるので、致し方なく買ってした。温室がないから、花の少ない時期には悩む。作る身になってくれるかなぁ。
長崎茂木。これは南側と同時に植えていたが、北向きで東になるので、北風をもろに受ける。中々花芽がつかず。