今尚、古里に帰れない方々の、胸中はいかばかりであろうか。地震も津波も、日本では起こりうることだが、そこに原発なる存在が、あるのとないのでは、雲泥の差が出てくる。汚染した土の除染も進まず、廃棄場所もままならず、復興には程遠いばかり。
時刻は、PM時47分であったのを、記憶している者は、哀しみの癒えない想いに晒され、その時間も忘れて居られる者等は、人事に過ぎない。地鳴りが、海の響きが、脳裏から離れない。あの映像のインパクトの強烈さは、一生忘れられない。黙とうし祈る。
何年経っても、放射能の汚染から、元の生活に戻せる術も無く、予算は打ち切りになるし、気力も萎え、資金も底を突く。芸能人等が、復興を支えて要ると言っても、謂わば、個人であるのだ。そういったことに頼ること事態が違うよ。東電の責任は重いよ。
寒い地域で暮らすこと事態が、困難を要する。粘り強く生きながら、心では泣いている。記事を読みながら、無念の想いで逝った命を、残った者等は、守っているのだろう、と涙が溜まる。こんな想いを二度と繰り返さないように、再稼動には断固として反対。
勤務先で、些かナーバスになって帰宅途中、図書館に寄る。返却を終えて、外に出たら、駐車場の側に、消防車がサイレンを鳴らしているのに出くわす。あらまっ、病院が燃えているじゃないの。真っ黒な煙に、物凄い異臭である。携帯を取り出し撮影す。
帰宅しても、吐き気を催す臭いが、風に乗って漂う。化学臭に、何とも言えない程、胸が悪くなる。30分ほどで消えたようだが、乾燥しているので、瞬く間に黒煙が上がった。野焼きも怖いが患者さんは、大丈夫だったのかな。避難訓練、ちゃんとしてます?
枇杷葉の花芽が、こんなにやさしく、とてもいい香りとは想わなかった。10月頃から、12月に掛けて馥郁とした匂いが。