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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

夏仕立てに・・・

2013年05月11日 | Weblog

 雨にほっとする反面、ナメクジや毛虫のいるのに遭遇。昨日など、孫を送って行こうと芍薬を観るともなしに見て、ぎょっとした。大人の小指大の毛虫がいる。掴んだら、芍薬を茶碗のように刳り貫いていた。なんてこったい。芍薬にはすまないが、毛虫には餌だ。

 毛虫取りと、花を咲かせたり、実を生らすのとは、何時もいたちごっこ。今日は、ナメクジが枇杷葉を這っていた。小さなのは米粒くらい。海棠にも緑の透き通ったのがいる。ナメクジ退治に、唐辛子エキスを作るか。農薬はかけたくない。悩むところである。

 卯の花の蕾が見える。衣替えの時期でもある。旧暦では、立夏の数日後が卯月なので、それに併せて衣替えをしていたようだ。襖や障子も外して、夏仕立てに換える。卯の花の匂う垣根に時鳥早も来啼きて忍び音漏らす夏は来ぬ。歌詞の通りである。

 雨が止んではいるが上がるか。フェンスの外のリナリアが風に揺れている。朝顔が発芽している。自然とはありがたい。一度蒔いておけば、忘れないで咲いてくれる。木香バラも咲き始めた。西部ドームに、薔薇を見に行きたいが。大勢だろうなぁ。

 バーンスターズ彗星が、一晩中北の空にいます。双眼鏡を手に、是非観てほしい。また、今月の下旬には、水星、木星と金星が、西の空に並びます。これも双眼鏡で、どうぞ。傍にはカペラ、上にはふたご座が観えます。携帯やデジカメで撮影も可。

 今晩は、奈良興福寺の御薪能です。野外での篝火を焚いての舞は、幽玄でもあり、闇と炎とのコントラストが浮かびあがり、惹き込まれていく。能楽堂で鑑賞するのとは違う趣ですが、観世、宝生、金春、金剛流派に、狂言が合わさっています。

 能鑑賞の手引きもあり、難しい言葉ではわからないまでも、全体のストーリーを知っておけば、何となく観られるものです。内田康夫の『天河殺人事件』で、能面に興味を惹かれて行ったのですが、舞人(シテ)の気迫に圧倒されました。凄い!

 春とは名ばかりの寒さが続いた。3月下旬の月。寒気団の去り難さには、少し閉口した。然し月の姿は美しい。

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