枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

望・満月

2012年02月08日 | Weblog

 冴え冴えとした輝きを放つ、満月が昇って夜空を照らす。木星も金星も煌々と洸。ちょうど昴の下辺りから、その丸い姿を一気に現せる。冬の宇宙にかかる月の、何と美しいことであろうか。魅せられたように見惚れる。

 古人は、月の姿に何を思い、どんな力を与えてもらったのか。月は人々の祈りに、希望にどうやって応えていたのであろう。人類は、自分たちの住む星に願いを託し、資源を掘り起こしたが、返すことをしなかった。

 一部の者がやっていたとて、歳月が経てば無くなる方が先に断つ。蓄えるのも、自然からの見返りが少ないことに止めてしまう。資源には限りがあり、生かす方法がなければ尽きる。自分だけがよければではなく、暮らしを成り立たせる工夫が大切なのに。

 豊かさの奥に潜む危ぶみは、ベールを被らせていた原発だ。ミミズに大量の放射能が検出されたと言う。それを媒体として、暮している生き物は、放射能のことすら知らない。自然のリズムが壊され、生き物の生態も変わってしまう。

 人類は、何と愚かしい事態を引き起こし、永遠の課題を未来に残したのか。残虐な行いに等しい。結果的には、自分で首を絞めているのと同じだ。原発を設置させたことにも、造ったことにも、同じくらいの責任がある。人類全ての課題である。

 冬は寒く、夏は暑い暮らしに、何の不足があろう。枇杷葉を生かした生活では、その当たり前の暮らしが、体に及ぼす影響力は大きい。人間、必ず死ぬんだから、そういったことを想いつつ、自然に任せていけばいい。

 木星です。昨年の輝きですが、大気が澄んできたので、携帯からでも綺麗に撮れました。

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