悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真661 日についで

2008-10-18 05:00:00 | 短歌写真
2008-1018-yts661
日についで月もかはりて年めぐり
人の世などはとほき潮騒   悠山人

○短歌写真、詠む。
○写真も短歌も、複眼を失わないように、と思っている。
□短写661 ひについで つきもかはりて としめぐり
        ひとのよなどは とほきしほさゐ
【写真】電網から複数借用して加工。

image602 褄黒豹紋蝶

2008-10-18 04:50:00 | images

2008-1018-yim602
title : Argyreus_hyperbius
yyyy/mm : 2008/10
memo : 褄黒豹紋蝶(つまぐろひょうもんちょう)。Argyreus hyperbius アルギュレウス・ヒュペルビウス。蝶類図鑑に掲載されている数百葉の写真から、多分これかと思う。ところが Wp (ウィキペディア、2008年10月)には、「南西諸島ではその出現はまれでないが、本土では非常に珍しい。」とあって、戸惑う。ただ、「雄の翅の表側はヒョウモンチョウ類に典型的な豹柄だが、和名の通り後翅の外縁が黒く縁取られるので他種と区別できる。」ともあるから、これでいいのかな。自宅で、先日の朝。
【memo】「最古の万葉歌木簡」と今朝の新聞記事(朝日、2008年10月18日)。07-****「朝なぎに」。西暦680年頃で、半世紀以上も遡るとか。
*Richard Strauss - Traumerei am Kamin from Symphonic Interludes The Berlin Philharmoniker conducted by Zubin Mehta | 87.117.200.139:80*[Play Classical UK]


俳句写真374 榧の木に

2008-10-17 06:30:00 | 俳句写真
2008-1017-yhs374
榧の木に
緑の秋を
見つけたり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○榧の木(かやのき)。Torreya nucifera トッレヤ・ヌキフェラ(ただし、古典ラテン語に y はない)。白秋は小田原で榧の木の歌の着想を得たそうな。私が見たのは樹高10mほどだが、30mにもなるとする人もあるくらいだから、巨木には違いない。緑秋は辞書にない語で、白秋に掛けてみた。
□俳写374 かやのきに みどりのあきを みつけたり
【写真】先日、植物見本園で。

短歌写真660 青きそら

2008-10-16 05:20:00 | 短歌写真

2008-1016-yts660
青きそら澄みてわたれるその中に
こころ赤きをしのにしのはゆ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○秋晴れの青空に紅要黐(べにかなめもち)が映える。流通名はレッド・ロビン。紅要黐の既出記事は下記。
cf. 「image051 紅要黐」(2006年04月12日、yim051)
¶しのにしの(偲)はゆ=しきりに思われる
。二音反復。
□短写660 あをきそら すみてわたれる そのなかに
        こころあかきを しのにしのはゆ
【写真】前記植物見本園で。


俳句写真373 人麻呂の

2008-10-16 05:10:00 | 俳句写真
2008-1016-yhs373
人麻呂の
白樫かなと
揺るぎたり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○白樫(しらかし)。Quercus myrsinifolia クェルクス・ミュルシニフォリア。(学名のラテン語表記については、別形があるので、ここではウィキ 2008年10月による。) 白樫と人麻呂については、下記。
¶揺(ゆ)るぐ=「心が動く。」(旺文版『古語辞典』第2義)
cf. 「俳句写真002 白樫の」(2006年10月10日、yhs002)
   白樫のたわたわ揺れて嵐明く
□俳写373 ひとまろの しらかしかなと ゆるぎたり
【写真】公園で、きのう。
*(Handel's Largo?) | 64.71.145.106:8004*[All-Classical WGBH 89.7-HD2]

短歌写真659 興じゐし

2008-10-15 05:20:00 | 短歌写真
2008-1015-yts659
興じゐし声のかたよりひとり出で
目澄ましひとのうすべに着をり   悠山人

○短歌写真、詠む。
○道の駅(みやげ物店)へ入ると、客の途絶えた時間帯。奥の部屋から店員たちの女声が聞こえる。やっと客(私)に気づいたか、ひとりが出て来た。
¶目澄(めす)まし=三省堂版『逆引き辞典』の見出し語「みつめる」の中に、「目を澄ます」がある。
□短写659 きょうじゐし こゑのかたより ひとりいで
        めすましひとの うすべにきをり
【写真】前の工芸館で。。

image600 がまずみ2

2008-10-15 05:10:00 | images
2008-1015-yim600
title : Viburnum_dilatatum2
yyyy/mm : 2008/10
memo : がまずみ。Viburnum dilatatum ウィブムム・ディラタトゥム。記事については既出(下記)。先日、植物見本園で。
cf. 「image189 がまずみ」(2006年10月14日、yim189)
*BEETHOVEN - Piano Sonata No. 32 in c Op. 111 - Alfred Brendel | 64.62.252.130:9030*[1.FM - Otto's Classical Musick]

短歌写真658 人の世は

2008-10-14 00:50:00 | 短歌写真
2008-1014-yts658
人の世は半ばをもちてよしとせば
諍ひごとも半ば失すべし   悠山人

○短歌写真、詠む。
○ポンポン菊で流通する花は、米語ウェブサイトで調べると、通名の決定版がなくて、実にさまざまである。ここでは Pom-pom chrysanthemum としておく。陰惨理不尽としか言いようのない事件が、際限なく報道されている。
□短写658 ひとのよは なかばをもちて よしとせば
        いさかひごとも なかばうすべし
【写真】前の赤系ポンポン菊に同じ。

俳句写真372 名水に

2008-10-14 00:40:00 | 俳句写真

2008-1014-yhs372
名水に
育てられたる
花ときく   悠山人

○俳句写真、詠む。
○スプレイ菊。百名水講演会の入り口に、臨時の花売り場が出ていた。「きく」は「菊」「聞く」「利く」と掛ける。
cf. 「短歌写真278 星の子と」(2006年12月29日、yts278)
   星の子と誰ぞつけたる冬菊の 寒しき大地をあかく照らすや
  「俳句写真151 色取を」(2007年09月15日、yhs151)
   色取を霧に吹くとやきくの月
  「image419 家菊」(2007年11月10日、yim419)
□俳写372 めいすいに そだてられたる はなときく
【写真】昇仙峡上の水源湖で、先日。
*Carlos Barbosa-Lima - Lamento Borincano | 207.200.96.229:8016*[S K Y . F M - Classical & Flamenco Guitar - a mix of classical, spanish, and flamenco guitar]