2007-0418-yis138
ふり返る過去の涙の雨なのに
春景色かと見ているだけね 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○珍しく詞書なし。前歌とは別の時、と校注は推測。この長雨は、過ぎし日日を振り返って、私が流す涙なのに、世間はただ時節柄としか、見ていないのね。
¶ふる=「(雨が)降る」「(時が)経る」。
□和138:つれづれと ふるはなみだの あめなるを
はるのものとや ひとのみるらん
□悠138:ふりかえる かこのなみだの あめなのに
はるげしきかと みているだけね
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