東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

真実の政治・住民本位の政治が私の信条です。

地方議員の「やりがい」

2009-08-01 10:33:48 | Weblog
地方議員は、国会議員に比べて仕事が地味で目立たないのが普通だ。
有権者の関心も専ら国政に向かいやすく、これは国会が全国民に共通の制度や予算を決める機関だから注目されて当然だ。マスコミも、国政のことは毎日報じる。

それに比べて、市町村議会の仕事は地方限定のため、一つひとつの素材が小型で影響範囲も狭い。従って、マスコミの題材としはなりにくく、なっても事実だけが簡単に報られるのが関の山だ。スキャンダルの類や行政の失点があればマスコミを賑わすことがあるが、それは希だ。

いきおい、地方議員の人気は低くて立候補希望者も少ない。武蔵村山市では、前回の統一地方選挙で定員と同じ立候補者しかいなかったために無投票になったが、それだけ魅力がないとの見方もできる。例えば、松下政経塾の出身者は圧倒的多数が地方ではなく国政を選び、その地方議会の中でも上位の都議会や県会議員を目指すのが通例だ。

しかし、負け惜しみを言うわけではないが、市議会議員の身分である私から言わせれば、本当のやりがいは市町村議員の方があると言いたい。確かに、国会議員のように国家の行方を左右するような大きな仕事ではないが、地方議員の仕事はジャブを多数繰り出して判定で勝つようなもので、確実に目に見える仕事を積み重ねて成果を上げることができるのだ。

一人の国会議員が、いったい何本の法案や制度を自分の力で作ることができるものなのか?じつは、長年国会議員をやっていても、ほとんど実績らしい実績を上げていないケースがほとんどだろう。多数の法律を作った田中角栄などは例外中の例外で、国家という巨艦は容易には動かせないのが普通なのだ。都道府県議会でも、同じようなことがいえるだろう。

それに比べると、市町村議会の議員なら一つひとつの案件は小さいとしても、確実に公約を実現したり、市民の要望を叶えることができる。活動が、よりストレートに成果に結びつくという意味では、地方議員の仕事は国会議員より、はるかにやりがいがあるのだ。

また、地方議員は市民から身近な存在のため、暮らしや人生の相談を受けることも少なくない。人との接触が好きな議員であれば、難しい問題が持ち込まれて相談者と一緒に悩んで解決法を見いだすのも、またやりがいということになる。

相談は、行政への注文やお金の問題、法律など多種多様だが、まだ人生に未熟な私ですら、男女の分かれ話や夫婦の復縁を何度か取り持つことがある。これなどは、相談者から感謝されるうえに自分自身にとっても人生勉強になるのだから、地方議員ならではの「やりがい感」かもしれない。

~民主党では、「民主党大学」を開くなど地方議員候補者を養成しています。多摩地域で地方議会に興味・関心のある方は須藤博事務所までお問い合わせ下さい~


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