(H23)11月23日、 武蔵村山一中の新校舎落成記念式典が行われた。
本市の伝統ある一中の校舎は、50年経っていて耐震基準値をかなり下回ったため、耐震改修ではなく建て替えとなった。一中の開校は昭和22年だそうだから、学校としての年齢は64才だ。戦後の開校で私の年齢と一緒だから、意外と若い!?
式典が終わってから新校舎の見学をしたが、校舎が全面南向きで教室には木材が多用されている。横幅を広く取った教室は明るくて居心地が良さそうだ。また、廊下の横に大広間のようになった空間があり、学年全体で自由な使い方ができるようになっている。省エネ・省資源が図られているのも斬新な特徴で、屋上にはソーラーパネルと芝生が設置され、雨水を地下に貯めてトイレで使うシステムが導入されている。
式典が行われた体育館は、新築と間違えそうにきれいだったが、耐震工事と全面リニューアルが施工された。体育館の耐震工事が話題に上ったころ、小中一貫校の体育館を建て替えるのなら、一中の体育館も建て替えるべきだ、との非難にも似た声が地元を中心に盛り上がり、市議会としても苦慮した。しかし当時の荒井市長は、ガンとして首を縦に振らずに全面リニューアルとしたが、これには深い理由があった。
制度上、体育館の建て替えには国の補助金が出ない事になっていて、市の負担はすごく大きなものになる。それに対して、リニューアルなら国の補助金が受けられるから、市としては持ち出しを大幅に減らせる。差し引きで億単位の違いが出るとあっては、荒井市長の判断はやむを得ないものだった。現に、リニューアルされた体育館は、新築と見まがうほどに立派だ。
ついでに言えば、小中一貫校の場合も、防衛予算が出たため建て替えが可能になったものだ。40年も経った建物だから、予算が獲得できるチャンスがあるなら、その機会に建て替えを進めるのは、行政の判断としては正解だ。将来、一斉に体育館の建て替え時期が来る本市では、一つでも建て替えを進めておくべきだ。将来、いっせいに建て替えの時期が来たなら、本市の財政は大変なことになる。
小中一貫校の体育館の建て替えの主な目的は、屋外運動場の広さを確保する事が主な目的だったが、まだ使える体育館を壊して建て替えることに対しては、小中一貫校への反発とも相俟って反対の声が大きかった。まだ使えるのにもったいない、という非難は甘受せねばならないが、国の補助金というものは、地方自治体が必要とする時に都合良く出るとは限らない。補助金が出るチャンスを活かして、古い体育館を建て替えてしまった手法は、地方行政の進め方としては間違っていない。
体育館の隣には武道場が新設され、新しいカリキュラムで必修となった女子の武道(柔道)と、男子のダンス(ヒップホップ)が披露された。記念式典では、ブラスバンド部が曲を披露したが、ずいぶん部員が多いように思った。去年は都大会で金賞を取ったそうだが、一中には多くの部活があって優秀な成績を収めている。校舎の新築を機に、伝統校の武蔵村山一中が、よりいっそう輝くことを期待したい。
学校のホームページ(校舎の写真は旧校舎です)→http://musashimurayama.ed.jp/mmced1c/
本市の伝統ある一中の校舎は、50年経っていて耐震基準値をかなり下回ったため、耐震改修ではなく建て替えとなった。一中の開校は昭和22年だそうだから、学校としての年齢は64才だ。戦後の開校で私の年齢と一緒だから、意外と若い!?
式典が終わってから新校舎の見学をしたが、校舎が全面南向きで教室には木材が多用されている。横幅を広く取った教室は明るくて居心地が良さそうだ。また、廊下の横に大広間のようになった空間があり、学年全体で自由な使い方ができるようになっている。省エネ・省資源が図られているのも斬新な特徴で、屋上にはソーラーパネルと芝生が設置され、雨水を地下に貯めてトイレで使うシステムが導入されている。
式典が行われた体育館は、新築と間違えそうにきれいだったが、耐震工事と全面リニューアルが施工された。体育館の耐震工事が話題に上ったころ、小中一貫校の体育館を建て替えるのなら、一中の体育館も建て替えるべきだ、との非難にも似た声が地元を中心に盛り上がり、市議会としても苦慮した。しかし当時の荒井市長は、ガンとして首を縦に振らずに全面リニューアルとしたが、これには深い理由があった。
制度上、体育館の建て替えには国の補助金が出ない事になっていて、市の負担はすごく大きなものになる。それに対して、リニューアルなら国の補助金が受けられるから、市としては持ち出しを大幅に減らせる。差し引きで億単位の違いが出るとあっては、荒井市長の判断はやむを得ないものだった。現に、リニューアルされた体育館は、新築と見まがうほどに立派だ。
ついでに言えば、小中一貫校の場合も、防衛予算が出たため建て替えが可能になったものだ。40年も経った建物だから、予算が獲得できるチャンスがあるなら、その機会に建て替えを進めるのは、行政の判断としては正解だ。将来、一斉に体育館の建て替え時期が来る本市では、一つでも建て替えを進めておくべきだ。将来、いっせいに建て替えの時期が来たなら、本市の財政は大変なことになる。
小中一貫校の体育館の建て替えの主な目的は、屋外運動場の広さを確保する事が主な目的だったが、まだ使える体育館を壊して建て替えることに対しては、小中一貫校への反発とも相俟って反対の声が大きかった。まだ使えるのにもったいない、という非難は甘受せねばならないが、国の補助金というものは、地方自治体が必要とする時に都合良く出るとは限らない。補助金が出るチャンスを活かして、古い体育館を建て替えてしまった手法は、地方行政の進め方としては間違っていない。
体育館の隣には武道場が新設され、新しいカリキュラムで必修となった女子の武道(柔道)と、男子のダンス(ヒップホップ)が披露された。記念式典では、ブラスバンド部が曲を披露したが、ずいぶん部員が多いように思った。去年は都大会で金賞を取ったそうだが、一中には多くの部活があって優秀な成績を収めている。校舎の新築を機に、伝統校の武蔵村山一中が、よりいっそう輝くことを期待したい。
学校のホームページ(校舎の写真は旧校舎です)→http://musashimurayama.ed.jp/mmced1c/