東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

真実の政治・住民本位の政治が私の信条です。

元校長のわいせつ事件

2008-06-16 07:32:57 | Weblog
本市の元校長で、市の教育相談室長の佐藤学が、5月30日に女子生徒に対してわいせつ事件を起こしたとしてマスコミで一斉に報じられた。新聞各紙ばかりか、夜のNHKニュースでも報道されるなど大きく取り上げられた。

報道によると、中学生の時から教育相談室に来ていた高二の女性(16)に、所沢のマック店内でスカートの中に手を入れてわいせつ行為をはたらいたのを、店内にいた男子高生に通報されたという。市教委はお詫びのコメントを発表している。

6月議会の初日に何人かの議員がこの問題を取り上げたが、私も厳しく市教委の管理責任を追及した。わいせつ事件は、個人のモラルの問題で片付けられるきらいがあるが、仕事がらみだから市教委の監督責任は当然だ。元校長で指導室長が、相談に乗っていた女生徒に手を出すようでは、市民は安心して子供を学校にも相談室にもやれない。相談室の服務規定が無い事が、私の質問で明らかになった。

元学校管理者ともあろう者が、このような自堕落な事件を起こすようでは、一般教員への示しがつかない。学校管理者や市教委への、市民はもとより教員からの信頼も失われては、市の教育行政を進める上でマイナスだ。武蔵村山市は電車のない市として有名だが、交通が不便なため市民はおっとりしていて教員にも緊張感が足りないという指摘が以前からある。この機会に、本市の教育を根本から構築し直さねばなるまい。

それにしても、おかしな事件ではある。5月30日は金曜日で、午後一時なら高校生は学校にいる時間なのだ。それが、被害に遭った女生徒も通報した男子生徒もマック店内にいたということは、所沢のマックはよほど学校をさぼっている生徒にとって居心地のいい場所なのか?それとも、少年事件だからマスコミに報道されない何かがあるのか???

市教委は、新たな事実が出てきたら改めてその時点で対応すると答弁していたが、少年の人権がからむ問題だけに、事実関係の把握は難しい。事実関係が不明確では、関係者の責任も明確にできない。うわさでは色々言われているが、いまだ事件の真相ははっきりしない。