東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

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立川断層帯の調査、間違いが判明!

2013-04-01 11:13:41 | 地方議会
文科省によって行われた、武蔵村山市の日産工場跡地(現在は真如園が所有)での、立川断層帯のトレンチ調査について前回のブログで書いたが、内容を訂正しなければならない。

3月28日、東大地震研究所は、現地説明会で行われた内容を修正すると発表した。つまり、縦に入っていた亀裂は、工場の建設等に伴ってできたものと判断され、断層帯ではないというのだ。見学会に来ていた建設関係者から、白い石と見える物はコンクリート片ではないかとの指摘があったため、念のためもっと下まで掘ってみたら、その下は亀裂がなかったとのことだ。

私も、現地説明会の時に、「断層の亀裂は地下のどのあたりまで伸びているのか?」と質問したら、「数十キロとか深いところまで伸びているはず」、との答えを戴いていた。NHKテレビで掘り下げた部分が放映されたが、今回掘り下げた部分からすぐ下で別の地層が現れて、そこで縦の裂け目?は終わっていた。縦の亀裂と見えたスジは基礎を打った痕らしい。お粗末な結果となったが、開発された土地での地層調査の難しさもわかった。

説明会では、縦にずれた断層であるとの従来の定説と違って、横にもずれている断層であるとの見解が示され、縦にも横にも動く危険な地震の可能性が指摘された。今回の訂正で、「地震が起きれば横揺れが危険」との見解も消えて無くなって、ひとまずホッとした。とはいえ、大規模な断層帯があることは昔から地形ではっきりしている。断層はいつできたのか、大地震が起きる可能性はあるのかどうか、更なる調査に待たねばならない。