東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

真実の政治・住民本位の政治が私の信条です。

いい加減にして!またも大雨のデエダラ祭り

2010-10-30 22:42:12 | 地方議会

早朝6時半、私たち市民祭りの実行委員は、台風性の雨が降る中をカッパと長靴で日産跡地の市民祭り会場に集合した。7時前には、実行委員長から一日目は中止とする旨の発表があったが、結論は最初からわかっていた。泥水の中でで立ちつくす実行委員の面々は「ああ、またか。もういい加減にしてくれ!」と心の中で叫んでいた(写真は、本番前日の会場設営風景)。

武蔵村山市の市民祭り(デエダラ祭り)は今年で5回目だが、そんな訳で初日の今日はあえなく中止になった。祭りは2日間開催されるが、ステージや路上で行われる催しは2日間ともびっしり埋まっていて、一日目にできなかったらそれで終わりだから、練習を重ねてきた出演者には気の毒だし、出店料を払っている屋台の人たちの経済的損失も気になる。山車とデエダラ踊りの隊列だけは、予備日として2日目の午後4時に予定されている。

第一回目から運営委員として参加しているが、雨に無縁だった年は皆無だった。1~2回目は雨と台風でひどい目に遭い、3~4回目は雨模様から何とか逃げ切ることができた。しかし、今年も台風の直撃で初日が潰れ、二日目にかけるしかない。

明日の朝は、運営委員は早朝5時に集合することになった。通常の集合は6時半なのだが、えらく早いのは会場にたまった雨水を排水する作業のためだ。9時の開会式までにはお客さんを迎えられるように整えねばならない。毎年のことで慣れっこになってはいるが、「またか!」 と舌打ちをしたい気分ではある。デエダラ(ダイダラ法師)とは、一説によれば、水にゆかりが深いそうで、雨乞いの神でもあるとか。ムム。市民祭りのコンセプトを間違えたかな!?

検察の権力犯罪 「もう一つの闇」

2010-10-28 06:39:28 | 地方議会
警察・検察という組織は、市民の安全を護るためには不可欠の組織であり、私自身も仕事柄、個別の事案で警察に相談に乗ってもらったり、自治会の防犯活動を手助けしてもらうなど、すごくお世話になっている。警察署を訪れると、いつも現場の警察官は忙しく働いており、まじめで正義感の強い人たちの集団だと感じている。

残念なことに、大阪地検特捜部の強引な見込み捜査と証拠品の改ざんが大きなニュースになっている。村木元局長をはじめ、大阪地検特捜部の無理な見込み捜査で被害を受けた方々には気の毒だが、ようやく長年の検察・警察の疑惑が天下白日のもとに晒されようとしているという点では、意味のある事件だった。

犯罪捜査は冤罪と隣り合わせで、これまでも大きな冤罪事件が多数発生している。その原因は、捜査員の思い込みによる強引な見込み捜査と、無理な自白の誘導にあった。警察や検察は強大な権限を持っていて、目を付けられたが最後、捜査員の思う通りに犯罪のストーリーが作られていく。やっていないと言っても一切聞く耳持たずに自白調書を押しつけられ、証拠品をでっち上げられたり検察に不利な証拠品は隠されてしまう。一説によれば死刑囚の何割かは冤罪だとも言われていて、やってもいないのに死刑にされている人たちが多数いるらしい。元最高裁判事の団藤先生などは、誤審で無罪の人を殺す危険性から死刑制度に反対しているほどである。

ところで、今回、証拠のフロッピー改ざんで取り調べられている、前田元検事の上司である大坪弘道・前特捜部長に関して、別の大きな疑惑が持ち上がっている。8年前、検察の組織的な裏金をマスコミに匿名で通報し、いよいよTBSテレビに実名で語ろうとした、その日の朝に、彼の職場である大阪地検特捜部に逮捕されて実刑を受けたのが、当時、大阪高検公安部長だった三井擐氏である。彼は、普通なら犯罪にならないような微罪で強引に逮捕され、マスコミに悪徳検事であるかのようなリークまで流されることにより、検察の上層部にまで波及する大事件になるはずだった裏金疑惑は立ち消えとなった。当時から、検察の疑惑隠しのための不当逮捕ではと報じられたていたものだ。

週間文春の記事によれば、その当時、三井事件を担当していたのが、ナント、今回犯人隠避罪で捕まった前特捜部長の大坪弘道氏だという。名物市議会のとだひさよし氏が、これを報じるTBSテレビの報道をユーチューブにアップロードしている。興味のある方はぜひ見て欲しい。

http://www.hige-toda.com/mitui_yoobousyo/mitui_yoobousyo.html







9月議会一般質問

2010-10-14 00:36:53 | 地方議会
9月の市議会が終わって、ややほっとしているところだ。本当は、9月30日が最終日だったが、その後も夜の会議や雑務が多くて気持ちのゆとりがなかった。

この春、荒井市長が退任して藤野市長が就任したため、3月議会では新市長の基本姿勢を中心に質問したが、今度の9月議会では、職員の市民サービスを重点に質問した。前任の荒井市長に対しては、何度も窓口のサービス向上を求める質問を重ねたものだった。1階ロビーに案内の職員を配置してもらい、窓口での市民対応もずいぶん目配りがきくようになった。荒井市長が熱心に取り組んでくれたため、8年前よりも市民サービスはずっと良くなっていると思う。

そもそも、市役所の業務は、わかりやすく言えば一種のサービス産業のようなもので、役所は顧客満足度を最大限に追求しなければならない。しかし、子細に見ていくとまだまだ荒削りの部分がたくさん残されている。それは、職員の熱意とか知識やスキルが足りないために起きる現象で、結果的に市民サービスが行き届かないことになる。

近年、市民に接遇を行う窓口の職員は、その多くが嘱託職員に変わっている。横柄な職員はいなくなった反面、ともすると知識や技能(スキル)が充分でないため、マニュアル通りの対応しかできない場合が出てくる。ちょっとした職員の助言があれば防げた申請の不備や間違いによって、じっさいに市民が不利益を被るという実害が生じている。

このような観点から、一般質問では各部の苦情件数と対応を問い、藤野市長に更なる取り組みを促した。市の幹部には、質問の趣旨はそれなりに伝わったと思うが、やや引っかかったのは、私の苦言に対して藤野市長が職員を擁護する意味の答弁をした点だ。市長が部下を信頼するのは、ある意味当然ではある。しかし更なるサービス向上のために議員が苦言を呈している場面で、長たる者が職員を擁護するのはどうだろうか。

なぜなら、市長は職員に厳しすぎるくらいの姿勢で丁度よいのであって、そうでないと、市長の指導は甘く見られて隅々まで行き渡らないだろう。藤野市長には、職員の気が緩むことのないよう厳しく目を光らせて貰いたものだ。

※9月議会の一般質問では、この他にも、事業仕分けなど5項目にわたって質問したが、その内容は、11月1日に発行される「議会だより」と、12月初旬に発行される「議事録」、ならびに市議会のホームページに掲載される。また、昨年度の決算審議も行われ、その討論の内容も「議会だより」に掲載される。