12月議会の最終日に意見書の採決があった。意見書とは、自治体議会が国等に対する要望を上げるためのもので、本会議での採決が必要だ。
新政会は、政権政党の自民党系の会派のため、従来は意見書の議案はまず出さなかったが、野党になったら急に多くの意見書案を出してきた。あまりの多さにびっくるするほどだったが、その中の一つに、全国学力テストを今までのやり方で毎年継続すべしという趣旨のものがあった(公明党との共同提出)。
私は、この意見書の内容は民主党の方針と対立するので賛成しなかったし、そもそも、全国学力テストには賛否両論があり、毎年の継続が良いかどうかは識者の間でも議論が分かれている難しい問題だ。
11月末に、教育委員会から21年度の全国学力テストの分析結果が発表され、議員にも資料が配付されたのでじっくり読んでみた。それによると、武蔵村山市の児童・生徒の学力の現状と足らざる部分がきっちり分析され、学力向上のための処方箋が項目別に示されている。実に立派な内容で感心した。
全国学力テストには、多額の国家予算がかかるわけだから十分に活用されなければ意味がないし、単純に順位争いになってもいけない。必要なのは、学力の問題点を洗い出した上で科学的な対策を立てるために活用することで、本市の教育委員会は、そのへんの分析をしっかりやっている。この結果を、どう教育現場で生かしていくかを、興味深くウオッチしていきたいと思っている。
一斉学力テストは、上手に活用するなら続ける意味があるに違いない。ただ、毎年続ける必要まではあるだろうか。予算も膨大になるし、自治体の教育委員会も、テストや分析作業を毎年やるのは事務的な負担が重いだろう。まして、教育は対策に対する結果がすぐ出るわけではないから、毎年、結果に一喜一憂してはかえってマイナスだ。一斉学力テストは、3年に一度くらいの頻度で行うのが丁度よいかもしれない。
新政会は、政権政党の自民党系の会派のため、従来は意見書の議案はまず出さなかったが、野党になったら急に多くの意見書案を出してきた。あまりの多さにびっくるするほどだったが、その中の一つに、全国学力テストを今までのやり方で毎年継続すべしという趣旨のものがあった(公明党との共同提出)。
私は、この意見書の内容は民主党の方針と対立するので賛成しなかったし、そもそも、全国学力テストには賛否両論があり、毎年の継続が良いかどうかは識者の間でも議論が分かれている難しい問題だ。
11月末に、教育委員会から21年度の全国学力テストの分析結果が発表され、議員にも資料が配付されたのでじっくり読んでみた。それによると、武蔵村山市の児童・生徒の学力の現状と足らざる部分がきっちり分析され、学力向上のための処方箋が項目別に示されている。実に立派な内容で感心した。
全国学力テストには、多額の国家予算がかかるわけだから十分に活用されなければ意味がないし、単純に順位争いになってもいけない。必要なのは、学力の問題点を洗い出した上で科学的な対策を立てるために活用することで、本市の教育委員会は、そのへんの分析をしっかりやっている。この結果を、どう教育現場で生かしていくかを、興味深くウオッチしていきたいと思っている。
一斉学力テストは、上手に活用するなら続ける意味があるに違いない。ただ、毎年続ける必要まではあるだろうか。予算も膨大になるし、自治体の教育委員会も、テストや分析作業を毎年やるのは事務的な負担が重いだろう。まして、教育は対策に対する結果がすぐ出るわけではないから、毎年、結果に一喜一憂してはかえってマイナスだ。一斉学力テストは、3年に一度くらいの頻度で行うのが丁度よいかもしれない。