東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

真実の政治・住民本位の政治が私の信条です。

権力闘争はもうたくさんだ!

2010-09-18 09:39:27 | Weblog
民主党代表選は菅総理の圧勝で幕を閉じ、小沢一郎氏の権力闘争は終わった。「もうたくさんだ」というのが、多くの国民と民主党サポーターの声であったろう。参院選での敗北はあれ、3か月で一国の首相を引きずり下ろして、自らが最高権力者になることを目指した小沢氏の行動は、どう考えても権力闘争であり、まさに「壊し屋」の名に恥じない!?行為だったと言える。

2大政党の確立という錦の御旗はあったにせよ、小沢氏が、派閥争いゆえに自民党を飛び出して、野党として権力の奪取を目指したというのは、よく知られた説である。ねじれ国会の中で自民党を追い詰めたやり方や、民主党を衆院選で圧勝させた手法は、見事なまでに権力闘争そのものであった。常に力で自民党を揺さぶり、自公政権が身動きが取れなくなって国民が嫌けがさすのを待つという、力に徹した戦い方だった。

もし、仮に小沢氏が代表戦で勝っていたら、彼は民主党にとどまらず日本の国家を破滅に導いただろうという説がある。経済人の多くが懸念したことだが、小沢氏の手法は徹頭徹尾、金をばらまいて国民の歓心を買うやり方である。国民受けの良いばらまき政策で、日本は財政破綻への道を一気に突き進んだに違いないという説には説得力がある。。

菅総理は政治の手法については理想主義者だが、じっさいは怜悧とすら言えるほどの現実的な判断と決断をする人である。財務大臣として財政の危機的状況を目の当たりにし、無駄をなくすというだけでは、とうてい国家財政はもたないことを悟ったに違いない。

菅総理の参院選敗北を、まるで待っていたかのような小沢氏の決起であったが、最後は良識と常識が勝ったということだ。小沢氏の天下取り戦略で、ずっと政策よりも政局が続いてきたわけだが、もう国民はうんざりしている。自民党が、民主党にやられた借りをそのまま返す手法を取るなら、再び日本は政治空白に逆戻りしてしまうだろう。もう、政局はいい加減にしてほしいと願うのは、多くの国民の声であろう。


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