■ミステリーの女王・2(第465話) 発表2001年5月
評価 ★★★★
依頼人 ①フランク・コステロ ②不明
ターゲット ①フランク・コステロ ②コンゴ民主共和国 マクンベ大統領
報酬 ①不明 ②不明
今回弾丸発射数 5/ 通算弾丸発射数 2,538
今回殺害人数 18/ 通算殺害人数 4,872
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 113
<ストーリー>
ゴルゴを題材にした映画を作ろうとする新「ミステリーの女王」が登場。狙われていると知ったゴルゴは・・・。名作「ミステリーの女王」の続編!
<この一言>
その辺で口をつぐんで、メモの用意をしろ・・・
<解説>
映画会社”シネガイア・ピクチャーズ”CEO『サラ・キャンドレス』は、映画のデジタル化に注力することを発表する。同社の役員『ジョン・バーリン』は、ゴルゴ13を題材にした映画を撮ることをキャンドレスに上申する。この提案に食いついたキャンドレスは、傭兵を雇ってゴルゴを抹殺することを画策、そのシーンを映画に用いることを思いつく。
キャンドレスは、傭兵の世界では伝説的存在の『マックス・シュナイダー』少佐にゴルゴ抹殺を打診する。シュナイダーは、かつてゴルゴに煮え湯を飲まされた経験を持つ。第43巻-1『ミステリーの女王』にて、ゴルゴは女流ミステリー作家『マッジ・ペンローズ』に命を狙われる。ゴルゴはペンローズに復讐すべく、”ボスナフェルジェル基地”に匿われたペンローズを爆殺したのであった。この時、基地の警護担当として任務についていたシュナイダーは責任を問われ軍を退職し、傭兵へ身を落としていた。ゴルゴへの復讐に燃えるシュナイダーは、キャンドレスの申し出を受け入れ、ゴルゴ抹殺の作戦を練る。
傭兵学校をゴルゴの迎撃基地として、ゴルゴを待ち受けるシュナイダー。キャンドレスもゴルゴの殺害シーンを撮影すべく傭兵学校に乗り込む。ゴルゴはシュナイダーに情報戦を仕掛け、陽動し遠距離からの砲撃により鵬兵学校を壊滅させる。しかし、黒幕であるキャンドレスの死亡は確認されていない・・・
『ミステリーの女王』の続編というよりは、派生作品と考えられる本作、前作との共通項も多く楽しめる。
[武器の調達屋]
本作で登場する調達屋はだいぶ太っているが、『ミステリーの女王』に登場する調達屋の老けた姿であろうか?それとも別人であろうか?お金に対するがめつさ、ゴルゴに余計なアドバイスをするなど、性格に共通点がある。シュナイダー一派の拷問にあうのだが、図太い性格のこの男なら生きながらえているだろう・・・
[爆殺]
『ミステリーの女王』では、ミサイルによる爆殺を敢行したゴルゴだが、本作では長距離無反動胞による爆殺を行っている。女性に銃を向けるのはさすがのゴルゴもあまり好きではないのかもしれない。といいつつ、キャンドレスは死に至っていないようだが・・・。
>キャンドレスは死に至っていない
多少の出血はありましたが、死んではいませんね。ゴルゴンが、自分の命を狙った人間を殺さないとは珍しいですね。もしかすると、今回はシュナイダーを始末しておいて、(お盛んなバアさんの)キャンドレスは後回しにしたのかも知れません。
本日の一句「長編の、続編嬉し、ゴルゴ好き」
>(お盛んなバアさんの)キャンドレスは後回し
お盛んなキャンドレス(笑)、盛ん過ぎてコワいです(苦笑)
>長編の、続編嬉し、ゴルゴ好き
『ミステリーの女王・3/キャンドレスは生きていた!』が用意されていることを期待しましょう
キャンドレス、もし生きていたら、やっぱり記憶をいささか失って生きている燐隊長と
「ガチンコ 登山道」
を作ってもらえないですかね。
札付きの悪が集まった山のふもとで、隊長の怒号が響く
「極地法は恥だ!」
訓練生がちょっとよろけると、すぐに喝が入る
「未熟者め!」
いったいどうなってしまうのか・・・。
日本の放送局よりは面白そうなのが出来る気がします(そうか?)。
それではまた(^O^)/~
>キャンドレスと記憶をいささか失って生きている燐隊長
強欲なキャンドレスのこと、燐隊長とも恋仲になるのでしょうか(恐)
>武器の調達屋~老けた姿なのだろうか?
十中八九同一人物です!『最後の間諜‐虫‐』『崩壊 第四帝国 狼の巣』『ミステリーの女王』そして『ミステリーの女王・2』全て脚本担当は北鏡太です。しかも、場所はロス近郊のようです。武器調達屋はロスを根城に西海岸の荒っぼい仕事、デイブはNYを根城に東海岸の緻密な仕事という色分けがされていた筈です(笑)ちょうどこの時期、ゴルゴシリーズでサブキャラの重要性について古参の脚本担当同士が話たりしあって、前々回のマンディ・ワシントンに続いて復活させたのではないでしょうか?
なるほど~脚本家をしることで、登場人物の同一性が調べられますね。
しかも、武器調達がエリア毎になされているとは新たな発見です。