ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第98巻-1シベリアの汽笛

2007-09-29 23:43:23 | 第096巻~第100巻

■シベリアの汽笛(第330話) 発表1992年1月

評価   ★★★★

依頼人   外務省 伊達審議官

ターゲット シベリアを紛争状況に陥れる

報酬    ¥200,000,000

今回弾丸発射数       5/ 通算弾丸発射数 1,834

今回殺害人数         5/ 通算殺害人数   3,997

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数    95

<ストーリー>
シベリア開発を目的とした日ソ合弁事業が立ち上がった。利権確保のため通産官僚とヤクザが蠢くが・・・

<この一言>
国民が望んだ結果だろう?・・・

<解説>
シベリア資源開発を目的とした日ソ合弁事業が立ち上げられた。日本の資金を利用してシベリア開発を行おうとするソ連側の目論みと、ソ連に進出することで利権を貪ろうとする政治家・通算官僚「檜山」・インテリやくざ「四条」の思惑が合致する。

しかし、外務審議官「伊達」は目先の利益にとらわれることなく長期的戦略をもってソ連と対するべきとして、合弁事業を頓挫させようとゴルゴに接触する。私財をなげうって伊達がゴルゴに依頼したのは「紛争状況を作り出す」こと。日本からの視察団がシベリアを訪れた際、民族紛争がシベリアの地にあるかのような工作をして欲しいというのである。

檜山、四条、伊達ら日本側の視察団がシベリアを訪れるや、ゴルゴは紛争状態を演出する。ロケット弾が飛び交い、ドラム缶が爆破され、ジープが吹っ飛び、油田が火を噴く。混乱に乗じて四条は伊達を殺そうとするが、その直前、一発の銃弾が四条のこめかみを貫く。命からがら逃げ出した視察団は、救援ヘリに乗り込みかの地を脱出する。伊達はゴルゴに思いを馳せ無事を祈るが、当の救援ヘリを操縦しているのはゴルゴであった・・・

外務官僚「伊達」、通算官僚「檜山」、インテリやくざ「四条」、各登場人物の生き様が描きこまれており、緊迫したドラマが展開される。伊達の一本気な性格に呼応するゴルゴの活躍も素晴らしい。日本が誇るスーパー・スポーツ「NSX」をゴルゴが運転しているのも、ファンにとって嬉しい限りである。

ズキューン

ゴルゴ13 (98)巻掲載
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ペロさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2007-09-30 17:41:56
ペロさん、こんばんは。
>ポルシェでもフェラーリでもなく“NSX”に乗ってくれているのは嬉しいかぎりです。
ホント、嬉しいですね。
>タイプR
いいですねぇ。ゴルゴが乗るとしたら、やはりNSXのタイプRですね。シビックやインテグラのタイプRに乗ってるゴルゴも見たいですが(笑)
返信する
賛美歌13番さんこんにちわ。 (ペロ)
2007-09-30 16:18:36
賛美歌13番さんこんにちわ。
長期的な視点から、日本の利益のために私財をなげうつ伊達の様な官僚が日本にいると良いのですが・・・
ところで、ゴルゴンがポルシェでもフェラーリでもなく“NSX”に乗ってくれているのは嬉しいかぎりです。ゴルゴンほどの腕をもつドライバーなら“タイプR”も乗りこなせるのではないでしょうか。
本日の一句「ゴルゴンが、選んだ車は、超一流」
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