■大地動く時(第467話) 発表2000年12月
評価 ★★★
依頼人 ①②アメリカ軍 ノースウッド中将
ターゲット
①自走式メガフロート
②岸河重工 岩城相談役/千堂設計部長/海上自衛隊 芹沢海将補
報酬 ①②不明
今回弾丸発射数 4/ 通算弾丸発射数 2,544
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 4,876
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 113
<ストーリー>
日本を代表する重工企業が空母を建造?工業用浮島に動力をつけ空母を保有せんとする企業にアメリカは・・・。
<この一言>
ここか・・・
<解説>
日本を代表する国策企業”河岸重工”のエンジニア『佐野』は友人の新聞記者『深沢』に、同社が浮島(メガフロート)に動力をつけ、空母保有の野望を抱いていることを打ち明ける。河岸重工の『岩城相談役』と『千堂設計部長』は海上自衛隊の『芹沢海将補』と結託し、メガフロートの空母化の計画を進めているという。
メガフロート推進を制御するプログラムの入ったMOを深沢に託した佐野は、身の危険をほのめかしていた。半信半疑であった深沢であるが、後日、佐野の死亡を知りこととなり事態の深刻さにおののく。その深沢に接触してきたのが、アメリカ大使館付武官『マッケンジー』。マッケンジーは深沢に対し、アメリカ側は河岸重工と芹沢海将補の動きを把握しており、日本の暴走を食い止め断固たる処置を執るために工作を行っていること、そのためには深沢の持っているMOが必要であることを伝える。深沢は佐野の仇をアメリカにとってもらうべく、マッケンジーへの協力を快諾する。
河岸重工はメガフロートの推進実験に着手するも、アメリカはゴルゴにメガフロートのコントロール中枢部分の狙撃を依頼。ヘリコプターからメガフロート一点を射抜き制御不能にするとともに、空母保有の首謀者である岩城、千堂、芹沢の始末を行う・・・。
メガフロートはウィキペディアでも紹介されており、軍事的にも大きな意味を持つ。実用化は難しいようだが、さてはて、メガフロートの実態やいかに?丸の内にある”重工”企業、かつ国策企業といえば、河岸重工のモデルは明らか。この事件を機に、丸の内のビルは防弾ガラスが用いられるようになった、かどうかは不明である・・・。
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ちなみに、我が国の一部の軍ヲタの間では空母保有論が喧しいですが、今の海自や防衛予算の規模を見れば無理な話なのはわかる人にはわかる話です(笑)
とはいえ、海自でも空母型船形を採用した新型ヘリコプター護衛艦『ひゅうが』(DDH181)が今年3月に就役し、今月末には2番艦も進水予定なのを見ると時代の変化を感じますわ。
>一企業と海自幹部の暴走であって、海自本体と防衛省(連載当時は庁)は無関係
ブラック・タロンさんのご指摘通りだと思います。
>軍ヲタ
(笑)軍事系の知識が全くないのです。
幼少の頃は、プラモデル・マニアでしたので、戦車や戦艦をよく作りました。が、空母は艦上機が小さく塗装が大変なので余り作りませんでした(苦笑)
最新のイージス艦やヘリコプター護衛艦などは、プラモ化されているのでしょうか・・・
メガフロートの空母化と言っていますが、恐らく無理でしょう。空母は戦闘時、魚雷や砲撃を避けるために蛇行します。エンジンが少々暴走したくらいで破壊される程度の強度では海上飛行場が関の山でしょう。
本日の一句「今回は、ろくな一句が、出てこない(涙)」
>メガフロートの空母化と言っていますが、恐らく無理でしょう
なるほど~しかし、作者チームも色々とネタを思いつきますね。武器や兵器に詳しい方がいるんでしょう。
>朝夕新聞記者の深沢は~この後本誌461話『至近狙撃』(単行本未収録、別冊ビックNO168収録)にも登場
え!!こちらの”深沢記者”も、サイド登場となるのですか!!
近年はサブキャラが登場しないかと思いきや、時折発生しているのですね。