■黄金の男(第336話) 発表1992年2月
評価 ★★
依頼人 なし
ターゲット コロンビア・コカイン・カルテルのボス「ロハス・ドミンゴ」
報酬 なし
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 1,840
今回殺害人数 5/ 通算殺害人数 4,013
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 95
<ストーリー>
コロンビアで麻薬シンジケートに急襲されたゴルゴ。瀕死のゴルゴを救出した少年がシンジケートに誘拐され・・・
<この一言>
あんたたちへの”恩返し”というんじゃない・・・やつらには俺個人の貸しがあるんだ・・・俺のけじめだ!
<解説>
コロンビア・ボゴタで麻薬シンジケートに急襲されたゴルゴ。武器携行が厳しく制限されているこの地ではゴルゴといえど丸腰でシンジケートに対峙せねばならず、シンジケートに追い込まれた末、崖下に転落する。
ボゴタでコーヒー園を営むミゲル一家に助けられたゴルゴは、3日間生死の境を彷徨ったあげく生還。ミゲル一家のコーヒー園を手伝いながら傷の治癒に努めていた。そんな折、ゴルゴを襲った麻薬シンジケートがミゲル家に押し掛け、コカイン栽培を強要する。シンジケート側の要求を断ったミゲルであるが、ミゲルの一人息子「パコ」がシンジケートに誘拐される。
シンジケートに歯向かおうとするミゲルを押しとどめ、麻薬シンジケートのボス「ロハス・ドミンゴ」の屋敷に単身乗り込むゴルゴ。ゴルゴを襲った「ホセ・ロドリゲス」とシンジケートのボス「ドミンゴ」を葬り去り、自らに牙を剥いたシンジケートに対する報復を完遂させ、パコを救出する。
薬物(アルコール)に耐性があるゴルゴとはいえ、ガソリンスタンド併設のバーでビールを飲み、飲酒運転の末、チンピラに追い込まれて瀕死の重傷を負ってしまうゴルゴ。急襲されたとはいえ、あまりにも無防備なゴルゴに失望を感じ得ない。パコに示す男気がなければ、★ひとつの評価になるところだ・・・
ズキューン
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「命を助けてもらった恩を返す」パターンですね。
ところで、飲酒運転はいけませんね。ゴルゴンも所詮人間、薬物には勝てないのですから、全ての能力を低下させるアルコールの摂取は止めるべきだと思います。
本日の一句「俺のため、そうは言っても、パコのため」
>所詮人間、薬物には勝てない
最近、スパイ・特殊部隊を題材にした小説をいくつか読んだのですが、彼らは薬物耐性の訓練を受けるそうです。次第にアルコールなどでは酔わなくなるそうですが、自白剤や覚醒剤などの大量投与に対してはやはり限界があるそうです。
まず〈この一言〉がいけません。これは断然「ありがとう」でしょう(笑)こんな言葉、他のエピソードなんかでは見たことがありません。そしてパコが「…おじさんは不死身さ」と言うと「…だといいんだがな…」などと謙虚な(本音!?)言葉を返しています。
また、ゴルゴは今まで使ったことのない武器〈コロンビア式パチンコ〉を初めて使用しています(笑)
そして家族みんなと一緒に教会に行っても一人だけ教会の中に入らず外でみんなを待つゴルゴも風情が有りますよ!
ちょっと評価が厳しかったですかね(笑)作者チームも単行本第100巻の一話目ということで、吟味した作品なのでしょうが・・・。
マリヨ神父さんのコメントを読んで考えたのですが、本作はある意味、人間ゴルゴを描きたかったのかもしれませんね。
「ありがとう」「・・・だといいんだがな・・・」などと言うセリフ、”一人だけ教会の中に入らず外でみんなを待つゴルゴ”の孤独感、飲酒運転・・・
うーん、ゴルゴ作品の解釈は奥深い(笑)
ゴルゴがパコの父・ミゲルの代わりにパコを助けに行くシーンがありますが、
私はここでいつもちょっと笑ってしまいます。なにが可笑しいのかというと、
ゴルゴが引っ張っている馬の蹄が「パコ・パコ…」と鳴っているのですw
ただの偶然なのか。それともちょっとしたギャグなのか…。謎ですねw
>馬の蹄が「パコ・パコ…」と鳴っているのですw
ちょっとちょっと、面白すぎます(笑)これは新たな発見ですね!★ひとつあげてもいいかもしれません。パコ・パコ(笑)