■FIRE!(第518話) 発表2004年3月
評価 ★★★
依頼人 CIA
ターゲット 武器輸出カモフラージュを行っている工場の破壊
報酬 不明
今回弾丸発射数 5/ 通算弾丸発射数 3,171
今回殺害人数 23/ 通算殺害人数 5,575
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 119
<ストーリー>
事故に見せかけて工場を破壊するよう依頼を受けたゴルゴ。ゴルゴのとった手法は・・・
<この一言>
その方が長生きできるだろうな・・・
<もう一言>
いや、申し訳ない、ここではなかったよ・・・お仕事中お邪魔して悪かった・・・
<解説>
武器やテロリストの流入が続くイラク。業を煮やしたCIAはゴルゴに接触、ウクライナにあるカラシニコフ密輸工場の破壊を依頼する。CIAは自らの関与を悟られないよう、事故に見せかけた工場の破壊を条件とした。
ゴルゴは工場従業員を買収して内部情報を得ると共に、自ら電気工事業者に扮して工場の窓ガラスに極小リモート信管と小型火薬を仕掛ける。
信管を爆発させて窓ガラスを破り、工場内に突風を吹き込ませて埃と小麦粉を舞い上がらせたところに、発火性の弾丸を撃ち込むゴルゴ。工場内で粉塵爆発が発生し、従業員23名全員を死亡させる。
粉塵爆発を描きたいが故に記されたと思われる短編。ストーリーそのものよりも描写の細部に着目して楽しみたい。
○依頼人との接触場面。深夜の公演での接触で、ゴルゴはランニング中を装いパーカーを着用している。が、相変わらずのヘビー・スモーカー振りを発揮してタバコを吸っている。ランナーと喫煙、ミスマッチである。
○ホテルで工場従業員を買収するシーン。最上階の非常階段に近い部屋を押えているあたり、全く油断のないゴルゴを確認することができる。情報提供料として大金を受け取り借金を返済した従業員であるが、工場の爆発で死んでしまったのであろうか?
○電気会社従業員に扮して爆薬を仕掛けるシーン。想定よりも早く相手が戻ってきてしまい、やや狼狽しているゴルゴが可笑しい。その直後、普段のゴルゴならば決して口にしないへりくだった物言いをしているのも笑いを誘う。
○その一方、調達屋に対してはいつも通りの非常に厳しい態度で接している。”ジロ”っとガンを飛ばしているのには笑ってしまう・・・
なお、本作の弾丸発射数にはリモートコントロールでガラスを割った数も含んでいる・・・
ズキューン
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