極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

豊かな国の指標概論 ④

2022年12月28日 | 環境リスク本位制


彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」。


1.カラー 2.カルセオラリア 
3.カルミア 4.キソケイ

園芸植物×短歌トレッキング:カラー】
        
   煌々と朱きカラーに頂きぬ 去年の労り微笑み返えし  
                         宇    

カラーの原産地はアフリカ。湿地型と畑地型に大別され、湿地型は江
戸時代にオランダから渡来、オランダ海芋の名で古くから作られてい
る。白いモダンな花は切り花として人気があり、球根は作らず、生育
過程で葉腋に花芽を作る。一方、畑地型は大正時代に渡来し、球根を
作り球根内に花芽を作る。近年、畑地型は欧米やニュージーランドで
改良が進み、優れた品種がたくさん開発されており、新しい品種の特
性として、花色が豊富で、今までの黄、白、桃色に加えて橙色系、赤
色系、紫青色や黒色などの新しい色が創生られ。加えて花弁が厚く硬
くなり褪色も遅く、従来の花の倍くらいに長い期間花を観賞できが、
地中海型気候の地域で改良や生産が行われ、基本的な性質はあまり変
わらない。日本で栽培する場合、夏の高温多湿な気候では注意。
※ 花言葉:素敵な美しさ

 
jp.Wikipedia




● ディルとともにモーニング
甘みのあるさわやかな香りで、魚介類の料理によく使われ、サラダや
スープにも使われるほか、ヨーグルトやクリームチーズ、マヨネーズ
ビネガーとも好相性なディル。何故か日当たりの悪い裏庭に大きく成
長したディルが一本。これを切り取り生け花として彼女が生け、これ
を食事のたびにハーブとして食せとのお達しでいただしている。朝昼
夕欠かさず頂いている。今朝もベイクドバターロールパンに戴せる(
上写真)。



【小父さんの園芸奮戦記:カラーリーフ
花壇を作るには、メリハリが重要。単調になれば躍動感を失う。そこ
で、重要で重宝なのが"カラーリーフ"。うまく組み合わせれば、ほぼ
植えっぱなしで、グランドカバーとなり、管理が楽であり園芸設計の
基本となる。


【今日のひとり鍋ランチ ⑦:酸麻拉春雨ひとり鍋】


出典:S&B エスビー食品株式会社

今回は『鶏肉と白菜の旨味がぎゅっと染み込んだ味わい深い春雨のス
ープ鍋鶏と白菜の旨塩春雨スープ鍋』をベースに試食。

材料:①豚ロース薄肉×140グラム、②白菜×150グラム、③緑豆春雨
×20グラム、④水×250グラム、⑤市販の本だし粉粒×小さじ1、⑥
薄口醤油×大さじ1、⑦スライスにんじん×適量、⑧丸子餅×2、⑨
厚揚げ×2、⑩鶏鍋キューブ×1、⑪チゲ鍋キューブ×1、⑫胡麻辣
油、⑬粉山椒
結果:☆☆☆☆(80点)、餅は先にトースターなどで焼いておき、準
備かかること、厚揚げは好みだが、寧ろ、薄揚げの方がよい。本だし
和風スープの方が良いかも(チゲ鍋は諄くなる。鶏鍋風は良い)。



次回は、魚介春雨スープ鍋のチャレンジ。ここまで、徹底出来れば、
グルテンは、粘着のせいで消化しにくく、腸の粘膜に張りついて腸内
環境から健康に悪影響を及ぼし、身体がグルテンを異物と認識し、腸
内を攻撃するセリアック病のごとく腸は炎症を起こし栄養の吸収が阻
害、腹痛や疲労、関節の痛みを引き起こす。このような病気は小麦を
主食とする欧米に多い傾向があるから摂取には要注視し、春雨や米粉
と馬鈴薯澱粉の混合になる米麺に切り換えることにする(これについ
ては試食報告する)。


【正月にチャレンジ・レシピ:白菜の牛肉クリームあんかけ】
なんだか食べることばかり。伝説の道場六三郎さんの料理を偶然にみ
てこの「クリームあんかけ」に魅了されチャレンジすることを決める。
白菜を炒めてから、だし、みりん、しょうゆを加えて弱火で煮る。あ
んは、牛肉にめんつゆを混ぜて炒め、フードプロセッサーで生クリー
ムなどを加えて細かくし、ペースト状に仕上げます。白菜の煮物に牛
肉クリームあんをかけ、サッと酒いりしたエビをのせる、お正月にぴ
ったりの料理となる手品。

※道場 六三郎(1931年1月3日 - ):日本の和食料理人。石川県江沼
郡山中町(現在の加賀市山中温泉地区)出身。身長168cm。



【明日のモーニング:ジュブリルタン】




   
技術的特異点でエンドレス・サーフィング
再生可能エネルギー革命 RE100 ➢ 2030  81

【完全クローズド太陽光システム事業整備ノート ㉑】
【再エネ革命渦論 77: アフターコロナ時代 275】
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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③ 解に
④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧なシ
ステムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体的に
想定しただろうか。その旗手に常に日本や世界の若者達の活躍があっ
た。

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 マイクログリッド事業勃興
マイクログリッドでレジリエンス強化
メニフィー市は、カリフォルニア州南部内陸に位置するリーバーサイ
ド郡にある都市で、強風の危険地域にも当たる。実際、過去に強風に
見舞われ、地元の電力会社であるSCEは山火事のリスクを回避するた
めに、一部系統への給電を停止したため、地域によっては停電を余儀
なくされた。今回の実証は、このような事態を想定し、停電に強いコ
ミュニティを目指した、州内で最初のプロジェクトとなる。すべての
家庭は、SCEとの定期的なサービスを維持しながら、自立型マイクロ
グリッドの一部として停電時にも動作するように設計されており、各
家庭に設置した太陽光と蓄電池に加え、大規模なコミュニティ用蓄電
池からの給電も可能と各オール電化住宅は、出力4.9~6.3kWの太陽光
発電システムと出力6.8kW、容量13kWhの蓄電池が搭載される。さらに
コミュニティ全体向けに、出力1MW、容量 2.3MWh以上のエネルギー貯
蔵設備を導入し、マイクログリッド内の住宅で共用する。このコミュ
ニティのピーク電力需要は1.0~1.2MWで、年間2.6 GWの電力需要とな
っている。



 パワー半導体産業の強化
日本の半導体産業は全盛期の1980年代後半、世界シェアの5割を
占めた。それが現在は1割まで低下している。韓国、台湾、中国が公
的施策で半導体産業を強化し続けたのに対し、日本の政策が十分でな
かったことも衰退の一因だろう。巻き返しの実効性を高めるには、失
敗を教訓として戦略を明確化すべきである。国内に先端ロジック半導
体の製造基盤を構築するには海外からファウンドリーの研究開発拠点
を誘致し、装置・素材メーカーと共同技術開発を推進が急がれている
が、このままだと日本のパワー半導体は衰退し、ロジック半導体の二
の舞いになる。



理由
1.海外勢に比べて、ある程度のリスクを負った積極的な投資がない。
2.横並びの無責任な経営判断
3.システムLSIの無理解
4.低コスト技術の無視
5.世界のメガトレンドを無視無視
6.顧客の声を聞かずに開発、あるいは顧客べったりの開発のみ
7.国頼みの無責任体制
8.上から目線のエンジニア、経営陣
9.理解できなくても支配したがる経営陣
10.メディアもミスリード



 リチウムイオン電池における溶媒和構造を可視化
 より高性能なリチウムイオン電池の開発に道
リチウムイオン電池の性能は、リチウムイオン(Li+)が電解質中で溶
媒および負イオンに包まれる溶媒和構造や、電極表面で溶媒和が外れ
てLi+が電極に入り込みやすいかどうかで決まる。このため、電極(固
体)と電解質(液体)との界面(固液界面)で、Li+の溶媒和構造や脱
溶媒和の様子を測定し最適し、より高性能なリチウムイオン電池の開
発につながるはずだ。

京都大学とパナソニックホールディングスの研究グループは、今回は
プロピレンカーボネート(PC)を溶媒とし、リチウム塩(LiTFSI:リ
チウムビス(トリフロロメタンスルホニル)イミド)を溶かした電解
質中のLi+が、負に帯電したマイカ基板表面の近傍でどのような溶媒和
構造となっているかを、周波数変調AFM(FM-AFM)で測定。  



実験ではまず、LiTFSIを含まないPC中で、マイカ基板表面近傍の2次
元的な力分布を測定。この結果、基板表面近傍で約0.5nm間隔の明るい
縞を検出。これはPC分子が基板表面で均一な層構造を形成しているこ
とを示す。続いて、0.8M(1リットル当たり0.8モル)のLiTFSIを含むL
iTFSI-PC溶液中で測定すると、基板表面から約0.8nmの位置に明るい縞
が現れた。これは、Li+が3つか4つのPC分子に囲まれて約0.8nmの溶媒
和構造を形成しているためで、これらは、分子動力学シミュレーショ
ンによる計算結果と一致する。さらに、3.6MのLiTFSIPC溶液中で測定
すると、基板表面から約1.4nmの位置に明るい縞が現れ、これはLi+が
3つか4つのPC分子および、負イオン(TFSI-)に囲まれて、より大き
な溶媒和構造になったことを示すものである。
【展望】
今後は、実際のリチウムイオン電池に用いられている溶媒や電極を用
い、溶媒和構造や脱溶媒和の様子を分子スケールで測定し、より高性
能なリチウムイオン電池の開発を目指す。
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図1.ウエハー薄化のプロセス
出所:Crystal Sonic

音波を使ったリフトオフでウエハーコスト削減
ウエハー不足のリスク 
半導体素子の製造には、完全に平面で滑らかな表面を持つ高品質のウ
エハーを入手する必要がある。性能が高く信頼できる素子を製造する
には、ウエハーの表面の品質が基本となる。不純物の形成や表面の凹
凸は避けなければならない。最終部品に欠陥をもたらし、コストの高
騰を引き起こす。Crystal Sonicは現在、「音の力」を利用する革新的
な素子のリフトオフと、基板再利用に向けた技術を開発。デバイス当
たりの製造コストを大幅に下げる。現在、WBG(ワイドバンドギャップ
)半導体素子では、製造コストの半分近くが基板材料に起因。同時に、
自動車、ソーラーインバーター、モーターなどのアプリケーションに
けん引される形で、特に炭化ケイ素(SiC)を材料とするWBGウエハー
基板の需要が高まっている。 需要とウエハー供給間のギャップは、
今後数年のうちにさらに広がることが見込まれている。SiCウエハーの
不足という潜在的なリスクがあるからだ。一方、窒化ガリウム(GaN)
の需要についても、高い電力密度と効率、小型化が求められるあらゆ
るアプリケーションにけん引される形で急速に高まる。

図2.「Sonic Lift-Off」の概念図
基板の再利用でウエハーコストを下げる
こうしたギャップを埋める有望な手段が、基板を再利用技術。Crystal
S
onicは、米国アリゾナ州フェニックスに本社を置きハードウェアを手
掛ける新興企業で、2019年に設立された。材料の廃棄を減らし、低コ
ストで次世代半導体を生み出すことを目標に掲げる。同社のリフトオ
フならびに基板再利用技術は、米国ならびに日本で有効な特許を保有
(加えてもう一つの特許がペンディング中で、さらに3つの特許申請
を準備中)。いずれも、アリゾナ州立大学の Mariana Bertoni教授の研
究室で生まれた技術。Defect Engineering for Energy Conversion Technol-
ogies(DEfECT
)ラボで、欠陥が材料の電気特性/光学特性にどう影響
するかに着目した研究を行っており、音波を用いて、半導体をベース
とした素子の製造に用いられる単一の結晶ウエハーを切断。それによ
り、無駄を防ぎ、コストを削減できるという。従来の研削プロセスは
コストが高く時間もかかり、表面や基板表面にダメージがつくものだ
った。それとは異なり、同社の技術では音(音波)を用いて素子の薄
膜を切断/リストオフする。その結果、高品質な表面が残り、バルク
基板を再利用できる。機械的なウエハー裏面研削(バックグラインド
)を、この再利用技術に置き換えることで、素子のウエハーコストの
寄与率(総コストの約50%)を、半分に削減できるとCrystal Sonicは
主張する。何度か再利用を繰り返せば、寄与率をさらに低くできる可
能性もある。

図3:再利用前および再利用後のウエハー基板で製造したデバイスの
特性を比較する。赤が、再利用していないウエハー基板で製造した素
子、緑が再利用した基板で製造した素子

● 今夜の寸評:(いまを一声に託す)

風蕭々と碧い時代 


Jhon Lennon   Imagine 



曲名: サブウェイ特急  唄:サブウェイ特急
作詞/作曲:松本隆/矢沢栄吉 

地下鉄には淋しい顔の奴らが
肩を並べてすわっている
背中に暮らしを引きずりながら
奴らは寝ぐらに帰るただそれだけ
エリナーリグビィーは
そう教会で死んだそうだぜ
でも俺は畳じやしなねえぞ
ガラスの向こうは何も見えない闇だぜ
何かを見つけに行くんだAu!......



昨日は朝から分刻みのスケジュルをこなすことになり、午前中、正月
の準備で墓の参拝、飾りつけをすました帰りの車でこの曲を聴き、心
が激しく揺すぶられ、抹香臭いことはいとわないが、スカッとした推
しをもらい古くさくなった若気の至りをウエルカム。「ボーッと生き
てんじゃねーよ!」のキム兄も良いこと言うじゃんと感心し、これじ
ゃブログを打ち込めないと深夜を超える。

 
Future government  via 極東極楽

豊かな国の指標概論 ④

   
via 極東極楽

  
              via en.Wikipedia

国民の四大義務「教育」「勤労」「納税」「投資」らしきものが、岸
田政権の誕生と共に「新資本主義」が内閣官房から提出----「成長と
分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとし
た新しい資本主義を実現していくため、内閣に、新しい資本主義実現
本部を設置しました。
新しい資本主義の実現に向けたビジョンを示し、
その具体化を進めるため、新しい資本主義実現会議を開催しています
----とウぇブ掲載される。今夜は、岸田内閣の経済政策を考察する。

 Ⅰ.資本主義のバージョンアップに向けて 
  1.市場の失敗の是正と普遍的価値の擁護
  2.「市場も国家も」による課題解決と新たな市場・成長、国民
   の持続的な幸福実現
  3.経済安全保障の徹底
 Ⅱ.新しい資本主義を実現する上での考え方
  1.分配の目詰まりを解消し、更なる成長を実現
  2.技術革新に併せた官民連携で成長力を確保
  3.民間も公的役割を担う社会を実現

  多くの社会的課題を国だけが主体となって解決していくことは、
 困難である。社会全体で課題解決を進めるためには、課題解決へ
 の貢献が報われるよう、市場のルールや法制度を見直すことによ
 り、貢献の大きな企業に資金や人が集まる流れを誘因し、民間が
 主体的に課題解決に取り組める社会を目指す必要がある。また、
 社会的課題の解決の担い手も、既存企業のみならず、スタートア
 ップ、社会的起業家、大学やNPO等、多様化していくことが不
 可欠であり、民間が公的役割を担える社会を実現していく。特に、
 近年、子育て問題や環境問題等、社会的課題の解決を図る社会的
 起業家を目指す方が増加している。こうした社会的起業家の取組
 についても、新たな官民連携の形として全面的にサポートしてい
 く。こうした観点から、従来の「リスク」、「リターン」に加え
 て「インパクト」を測定し、「課題解決」を資本主義におけるも
 う一つの評価尺度としていく必要がある。
 その際、課題解決の一つの鍵になるのは、デジタル技術の活用で
 ある。規制・制度をデジタル時代に合致したものにアップグレー
 ドすることで、デジタル技術を活用して課題解決を進めることを
 可能にするとともに、民間の力が最大限発揮できるよう、新しい
 時代にふさわしい公正な競争を確保する競争政策を推進していく
 ことが重要である。



 Ⅲ.新しい資本主義に向けた計画的な重点投資
  1.人への投資と分配
  モノからコトへにも象徴されるように、DX、GXといった大
 きな変革の波の中にあって創造性を発揮するためには、人の重要
 性が増しており、人への投資が不可欠となっている。また、これ
 まで、ともすれば安価な労働力供給に依存してコストカットで生
 産性を高めてきた我が国も、労働力不足時代に入り、人への投資
 を通じた付加価値の向上が極めて重要となっている。さらに、気
 候変動問題への対応や少子高齢化・格差の是正、エネルギーや食
 料を含めた経済安全保障の確保といった社会的課題を解決するの
 は人であり、人への投資は最も重要な投資である。このため、賃
 金等のフローはもとより、教育・資産形成等のストックの面から
 も人への投資を徹底的に強化する。また、子供期・現役期・高齢
 期のライフサイクルに応じた環境整備を強化する。

 (1)賃金引上げの推進
  先進国の労働分配率(雇用者報酬を国民総所得(GNI)で割った
 値)は、趨勢的に低下傾向にある。さらに、先進国の家計消費と
 可処分所得の動向を見ると、可処分所得が伸びると、家計消費が
 伸びる傾向にある。日本の家計消費が伸び悩む理由は、可処分所
 得の伸 びが十分ではないことが主な理由である1 。 我が国の大
 きな課題として、単位時間当たりの労働生産性の伸びは決して諸
 外国と比べても悪くないにもかかわらず、賃金の伸びが低い。賃
 金が伸びなければ、消費にはつながらず、次なる成長も導き出せ
 ない。労働生産性を上昇させるとともに、それに見合った形で賃
 金を伸ばすために、官民で連携して取り組んでいく。本年の春闘
 においては、ここ数年低下してきている賃金引上げの水準が反転
 し新しい資本主義の時代にふさわしい、賃金引上げが実現しつつ
 ある。引き続き、官民が連携して、賃金引上げの社会的雰囲気を
 醸成していくことが重要である。新しい資本主義実現会議におい
 て、価格転嫁や多様な働き方の在り方について合意づくりを進め
 るとともに、データ・エビデンスを基に、適正な賃金引上げの在
 り方について検討を行う。また、人への投資のためにも最低賃金
 の引上げは重要な政策決定事項である。物価が上昇する中で、官
 民が協力して、引上げを図るとともに、その引上げ額については、
 公労使三者構成の最低賃金審議会で、生計費、賃金、賃金支払能
 力を考慮し、しっかり議論していただくことが必要である。

  ①賃上げ税制等の一層の活用
  ②重点業種を示した政府を挙げた中小下請取引適正化
  ③介護・障害福祉職員、保育士等の処遇改善のための公的価格の
  更なる見直し

  (
2)スキルアップを通じた労働移動の円滑化 

 ①自分の意思で仕事を選択することが可能な環境(学びなおし、
 兼業推進、再就職 支援)
 ③デジタル人材育成・専門能力蓄積
 ④副業・兼業の拡大

 (3)貯蓄から投資のための「資産所得倍増プラン」の策定
 (4)子供・現役世代・高齢者まで幅広い世代の活躍を応援 

 ①こども家庭庁の創設
 ②保育・放課後児童クラブの充実
 ③出世型奨学金の本格導入
 ④子育て世代の住居費の支援払い
  ⑤家庭における介護の負担軽減
  ⑥認知症対策充実、介護予防の充実・介護休業の促進等

  (5)多様性の尊重と選択の柔軟性
  (6)人的資本等の非財務情報の株式市場への開示強化と指針整備 
  「費用としての人件費から、資産としての人的投資」への変革を進
  め、新しい資本主義が目指す成長と分配の好循環を生み出すために
  は、人的資本をはじめとする非財務情報を見える化し、株主との意
  思疎通を強化していくことが必要である。米国市場の企業価値評価
  においては、無形資産(人的資本や知的財産資本の量や質、ビジネ
  スモデル、将来の競争力に対する期待等)に対する評価が大宗を占
  める。これに対し、日本市場では、依然として有形資産に対する評
  価の比率が高く、企業から株式市場に対して、人的資本など非財務
  情報を見える化する意義が大きい15。本年内に、金融商品取引法上
  の有価証券報告書において、人材育成方針や社内環境整備方針、こ
  れらを表現する指標や目標の記載を求める等、非財務情報の開示強
  化を進める。他方で、日本の上場企業のCFOに対するアンケート
  調査によると、サステナビリティ情報開示に向けた課題として、「
  モニタリングすべき関連指標の選定と目標設定」、「企業価値向上
  との関連付け」、「必要な非財務情報の収集プロセスやシステムの
  整備」と回答した企業が多い。このため、企業側が、モニタリング
  すべき関連指標の選定と目標設定、企業価値向上との関連付け等に
  ついて具体的にどのように開示を進めていったらよいのか、参考と
  なる人的資本可視化指針を本年夏に公表する。また、今後、資本市
  場のみならず、労働市場に対しても、人的資本に関する企業の取組
  について見える化を促進することを検討する。人的資本以外の非財
  務情報についてもその開示は重要であるので、価値協創ガイダンス
  等の活用を企業に推奨していく。

   2. 科学技術・イノベーションへの重点的投資
  (1)量子技術
  (2)AI実装
  (3)バイオものづく
  (4)再生・細胞医療・遺伝子治療等
  (5)大学教育改革 
  (6)2025年大阪・関西万博

   3.スタートアップの起業加速及びオープンイノベーションの推進
  (1)スタートアップ育成5か年計画の策定

   4.GX(グリーン・トランスフォーメーション)及びDX(デジ
    タル・トランス フォーメーション)への投資
  (1)GXへの投資
    気候変動問題は、新しい資本主義の実現によって克服すべき最大
  の課題である。 2030年度46%削減、2050年カーボンニュートラルに
  向け、経済社会全体の大変革に取り組む。 ウクライナ情勢によって、
  日本は、資源・エネルギーの安定的な確保に向けてこ れまで以上に
  供給源の多様化・調達の高度化等を進めロシアへの資源・エネルギ
  ー依存度を低減させる必要がある。 エネルギーの安定的かつ安価な
  供給の確保を大前提に、脱炭素の取組を加速させ,
エネルギー自給
  率を向上させる。そのため、徹底した省エネルギーを進めるととも
  に、再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、
  脱炭素効果の高い電源を最大限活用する。再生可能エネルギーにつ
  いては、S+3Eを大前提に、主力電源として最優先の原則の下で、
  国民負担の抑制と地域との共生を図りながら最大限の導入に取り組
  む。また、電力需給ひっ迫を踏まえ、同様の事態が今後も起こり得
  ることを想定し、供給力の確保、電力ネットワークやシステムの整
  備をはじめ、取り得る方策を早急に講ずるとともに、脱炭素のエネ
  ルギー源を安定的に活用するためのサプライチェーン維持・強化に
  取り組む。脱炭素化による経済社会構造の大変革を早期に実現でき
  れば、我が国の国際競争 力の強化にも資する。 エネルギー安全保
  障を確保し、官民連携の下、脱炭素に向けた経済・社会、産業構造
  変革への道筋の大枠を示したクリーンエネルギー戦略中間整理に基
  づき、本年内に、今後10年のロードマップを取りまとめる。

 まぁ、このように展開されていくのだが、以降は、要点のみを選択
しながらコメントしたことを掲載していく。
                         この項つづく


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