一時期は、彼の書く本をむさぼるように読んだもんです。
大好きだったSF作家、James Patrick Hoganが7月12日に世を去りました。
最初に、彼の作品を手にしたのは、「星を継ぐもの(Inherit the Stars)」でした。
作者の事も知らずに創元推理文庫の帯書きに釣られて買ったら、一日で全部読んじゃいました。
あのハントとダンチェッカーの丁々発止のやりとりと、ラストのダンチェッカーの長回し....
そして最後に語られる「星を継ぐもの」の言葉....
意表をついた設定を細かく、しかし飽きさせる事なく解きほぐす、この作品はまさにハードSFでありました。
結果三部作(プラス1)となったこの「ガニメアン」シリーズ以外の作品も、かなり読みました。
残念ながら「造物主の掟(Code of the Lifemaker)」シリーズあたりから疎遠になりましたが、その後の「終局のエニグマ(Endgame Enigma)」や「時間泥棒(Out of Time)」なんかはなかなか気の利いた作品でありました。
「創世紀機械(The Genesis Machine)」の爽快さや「未来からのホットライン(Thrice upon a Time)」の小粋なラストも好きでしたが、一番好きなのは、ファンタジーでありながらその裏に実は残酷かも知れない現実をちりばめた「ガニメアン」シリーズの二作目、「ガニメデの優しい巨人(The Gentle Giants of Ganymede)」でしたね??
ガルースと子供の握手のシーンが一番素敵だったな....
実際、何度も読み返しているけど、久しぶりにまた読み返そうかな....
そして素敵な作品を残してくれた、James Patrick Hoganの冥福を祈って....
Ronnie James Dioがお亡くなりになったそーで。
享年67才....ここ数年のバンドマンが天に召される事件が続きます。
正直、あんまし、Ronnie James DioやRainbowなんかは接点がございません。
つーか、殆ど、「ながら」でしか聴いたことないんですが、あの声は、確かに強烈ですね??
一度だけ、何故か、'Long Live Rock'n'Roll'の鍵盤を弾かされた事がありましたな??
あの頃は、まだちゃんと指、動いたんだ....学生の頃....
四人囃子ファンにとっては、あまり良い思い出は無いやもしれません....RainbowとRonnie James Dio....
とにかくは、合掌....
最近よく聴いているCDでございます。
ARTHUR BROWN'S KINGDOM COMEの'JOURNEY'、有名な初期のドラムマシーンで押し通した、ある意味で有名な作品でございます。
ARTHUR BROWNといえば、The Crazy World Of Arthur Brownの頭に火を乗せたパフォーマンスが話題でございましたが、話によると、心理学の学位なんて持ってるらしい.....
GENESIS時代のPeterのパフォーマンスとメイクは、ARTHUR BROWNからのパクリだったのは有名なお話です。
さて、こちらのCD、オリジナルトラックにボートラをてんこ盛りでございまして、オリジナルアルバムには未収でシングルのみが当時発売された'SPIRIT OF JOY'は、ほんまのドラム入りトラックだったりするんですが、アルバム未収のドラムマシーンバージョンも収録されているわけですが、やっぱ一番びっくりするのは、ホントにドラムレスのドラムマシーンを使ってライブをやっていた事を伝えてくれる72年9月英BBC Radio"John Peel Show"放送用音源でございますわな??
スタジオでもライブでも、ドラムマシーンの担当はARTHURだったそうですが、このドラムマシーン、まあ所謂リズムボックスなんですが、意外と色々と出来るみたいっすね??なんとパッチパネルで音の組み合わせを変えるみたいっす。
Bentley Rhythm Ace drum machineって奴らしいっす。