サイケな時代の音楽とデジタルな時代の時事ネタを...
The Days of Psyche



忘れた頃に戻ってくる、シンセサイザー夜話でございます。
考えてみると、gnome_2005、以前にも書きましたけんど、楽器屋っていうと河合楽器さんに随分世話になりました。
てーわけでは無いんですが、YAMAHAさんとは縁が遠かったですね??
まあ、当時、YAMAHAさんって、試奏させてもらおうとしても、'こいつ、触りたいだけだな??買わないな??'と見られると、まず、試奏させてくれないって感じもありまして....
そんなんで、YAMAHAのシンセって、あんまし触った事ありませんでしたね??
まあ、他の販売店なんかで触れば良いんですが、何となく、疎遠だったのです。
そんななか、唯一、YAMAHAのショップで触りまくったのが、'SY-1'でございました。
'SY-1'って言えば、あの巨大ポリフォニックシンセ(当時、製品分類としてはエレクトーンでございました)'GX-1'の発音モジュールを一個だけ使って(つまり'GX-1'は全音ポリフォニックだったわけですね??)、プリセットタイプとして発売したもんだったんですな。
まあ、出目がエレクトーンの発音モジュールなんで、やはりプリセットタイプになっちゃったのかなと。
対抗馬は、ROLANDの'SH-1000'や'SH-2000'なんかでしょうか??
んで、触った感じは....確かにプリセットの音はエレクトーンくさいとこもあるんすが、良く出来た音でしたな??
ただ、やはりコントロール系は面白みが無いっすね??
エンベローブもアタックとサスティーンしか無いし。
ただ、逆にそれがライブなんかでは安心して使えるってとこですか??
そういや、'SY-1'、映画'未知との遭遇'にも登場してるのは有名な話ですが、あのシーンだったら、MOOGの箪笥なんかの方が画になって良いんでわ??と思ったのはgnome_2005だけ??
ま、結局プリセットシンセには興味が無かったのと、値段も値段だった(20万!!)んで、このシンセとは縁がございませんでしたね??
それと、YAMAHAのシンセって、フィルター発信しないんだもの!!
当時のYAMAHAのお偉方、'自己発信するなんざ楽器じゃねいやい!!'とのたまわったとか??
そんなとこも、好みに合わないとこなんでしょうな??gnome_2005にとって....


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久々のシンセサイザー夜話でございます。
前回のシンセサイザー夜話/その12'Roland Jupiter-4'から、ちと時間をさかのぼり、そうですね??シンセサイザー夜話/その9'ROLAND SH-2'の時代のちょい後だったかな??KORGさんが本格的なコントロール型シンセサイザーを出しました。
今でも市場では非常に人気が高いという、MSシリーズでございます。
今回取り上げるのは、鍵盤付き2VCOのMS-20でございます。
下位機種の1VCO/MS-10もございましたが、両機種ともMOOGの箪笥みたいにパッチワークが出来る事が最大の特徴でございましょう。
みーんな、これに憧れたもんな....あの頃....
とわいえ、そいゆう代物なんで、ライブ向きとは言い難いんですが、そこが当時の宅録小僧にとってはたまらなかったんでしょうな??
そうゆう意味では、これまで取り上げてきたシンセサイザーではシンセサイザー夜話/その1'Technics SY-1010'に近いかと。
つまり、こいつは、他のシンセの'音を作って演奏する'ではなくて'音を創りだして操作する'ってのが目的のモノだって事ですわな??
さて、製品的にはVCOの質が高いし、フィルターの能力というか機能が広くて、フィルターの自己発信をオシレータ代わりに使うとかも出来る、外部音源の入出力、OCT/VOLTとFREQ/VOLTの両方のインターフェスもあって、加えてパッチも出来るんだから、こりゃてんこ盛りでございますわ。
ただ、一点、これは好き嫌いの問題なんでしょうけんど、gnome_2005にはあのコントロールパネルが全てロータリーボリュームで構成されてるってのが、苦手だったんですな??
結局、楽器屋で良く自己発信させたり(??)、ROLANDじゃ出来ないような音を創って、だいぶ遊びましたが、手に入れようとはしませんでしたな??
ま、今考えると、こんなのも一台あっても良かったんでしょーが、さすがに当時の財政事情は、それほど甘いもんではありませんでして....
ちょっとだけ後悔が残る、そんなMS-20なのでございました




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またまた、日にちが空いちゃいましたね??'シンセサイザー夜話'。
んで今回は、触ってはみたんですけんど、結局触手が動かなかったシンセを....
'Roland Jupiter-4'、多分、フルポリフォニックのYAMAHAのGX-1とかKORGのPS3100みたいなプロユースではなくて、コンシューマ向け発信音数限定の国産品では最初のポリシンセなのかな??
ま、海外では既にSCIの'Prophet-5'がプロ/アマ問わずに使われていたわけで、しかもそれよりも一音少ないってとこが、何となくアマ向け??って感じが。
とわいえ、一応、ミッキー吉野氏(まあ、ROLANDのモニターだから当然か??)や坂本龍一氏が使用してたってんで、そんな安モンってわけでも無いですな??
ただ、音色の記憶は8音まで、プリセットもあるけど、基本はコントロールスタイルのシンセでありますね??
だけど、こいつには特殊な武器がありました。
そうアルペジエイターでございます。
アルペジエイターを使うと、鍵盤を押すとそれなりのアルペジオを奏でてくれるってもの。
トリガーの入力もあるんで、リズムボックスなんかからのトリガーを入れてやるとそのトリガーシーケンスでアルペジオを奏でさせるなんてワザも使えました。
この使い方、ヒカシューの井上氏のプレイが有名でございますね??
さて、gnome_2005、当時はSA-09の音をSH-1やSH-2にぶち込んでフィルターでポリシンセっぽい音を出すなんて事をやってましたんで、ポリシンセって、かなり憧れてましたね??
でもでも、結局'Roland Jupiter-4'は手、出しませんでした。
嫌という程、行きつけの楽器屋で試奏をしてたんですけんど、どうも馴染めなかったんですな??
多分、それはコストパフォーマンスとROLANDのモノシンセの完成度に比べると、どうもポリシンセならもうちょい考えようがあったんでわ??と思わせる操作性だったんかな??
確かに、ROLANDのモノシンセを使っている人は、あのパネルなら幾らでも使い倒せたと思うのですけんど、なんかそこまでって感じがしたんですな??
結局、その後、他社のポリシンセも色々弾いてみたんですが(その辺の話は追々書いて行きませう....)、ポリシンセを購入することは無かったのでした....
オシレータやフィルタの数は欲しいけんど、別に単音でも良いんでないかい??と悟りのようなものを得たわけでは無いんですが??





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まったく、月に一度は書こうと思って、既に1年近くこちら更新してませんでした。
ホントに久々の'シンセサイザー夜話'でございます。
単純に忘れてたってのがホントのとこなんですけんど、ご勘弁の程を....
んで、今回ご紹介するのは、アナログシンセサイザー史上、最高のバチモン!!'Electro-Harmonix Mini-Synthesizer'でございます!!
Electro-Harmonixさん、当時ギターやらベース用の'Micro-Synthesizer'なんていうモン出してました(今でもあるんかな??)。
ギター用の方は、CrimsonのAdrianの使用が有名でございますが、なんとタッチボード鍵盤を付けたポータブルシンセを出しちゃったんでございます。
何と、駆動は9Vバッテリー!!(一応ACアダプターも使えた)、そんでもってラインアウトも付いているけど、何故かスピーカー内蔵!!
コントローラは'Micro-Synthesizer'と同じ色つきのつまみによるスライド式。
んで、gnome_2005、なんと、これ持ってるんです!!多分、もう音は出ないと思いますけんど....
当時、確か5万くらいで行きつけの楽器屋で勢いで買っちゃいました。
1VCO、サブオシレータも付いておりましたが、波形は固定、オクタ-バーでレンジ切り替えなんか、殆どエフェクター!!
ピッチベンダーもついてはいます。
一応LFOもついていてPWMも出来るって事になっておりました。
鍵盤はタッチボードなんで当然、ベロシティーなんか有るわけ無しと。
しかもADSRどころかARさえ付いておりませんので、演奏は単調にしか出来ないと。
んで、フィルター類を見るとはっきり言ってアナログシンセ的な構成じゃなくて、殆どエフェクターでございます。
いやはや、勢いで買ったんですが、家でいじって気がついたのが、殆ど音色が創れないと!!
殆ど'ビヨーン、ビヨーン'って音にしかなりませんです。
音が聴きたいかたは、下の動画でも確認して下さい。

いやはや、エライモンを購入してしまったと正直、落ち込みました。
とりあえずシンセベースとかSE的な使い方が出来るかとも考えたんですけんど....結局、自宅のどこかにしまいこんでしまったのでした....






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さてさて、月に一回の'シンセサイザー夜話'、と思ったら4月は飛んじゃいましたね??
ということで、前回の最後に書きましたように、今回はROLANDのSH-1話でも....
何で、これが欲しくなったか??って言うと、まあミーハーな話で四人囃子の佐久間さんがプラスチックスで鍵盤を担当していたわけですが、その時にベース用に使っていたのがSH-1だったわけですよ。
時間軸的にはかなり後になって、'あれ??そういえば佐久間さん、SH-1使ってたよな??'なんて思い出しまして、そんで突然欲しくなったんですな??
んで、当然当時行きつけの楽器屋に相談に行くわけです。
'ねー、SH-1無いの??'って。
ところが、既にSH-1ってその頃終売扱いになっていて、新品を手に入れるにも店頭在庫しか無理だったんですな??
さて、行きつけの楽器屋の店長、何故か非常に良くしてもらっていたんですが、'探してやるよ'と言ってくれたのです。
こちらの楽器屋、一応全国展開している大手でもあったんで、全国の支店を全部当たってくれまして、そんで結局、仙台の支店にあるってんで、取り寄せて貰って入手したのがこのSH-1だったわけです。
さて、実際に入手して思ったのは、やはり傾向的に音はSH-2と同じ感じなわけですが、しかししかし、コントローラと入力端子についてはSH-1の方が上でしたね??
まあ、VCOが一個なんでSH-2みたいなデチューンは出来ませんけんど、それでもハイパス・フィルターが付いているとこやエンベローブが二系統でADSRだけでなくて別途ARが使えるとこ、ノイズもホワイトとピンクの両方が使える事、外部信号のCVと鍵盤の切り替えが出来るとこ、そんでもって外部信号でエンベローブをかけたり出来るとこ等々、SH-2よりも音を創るだけでなくてよりシンセサイザー的なというのも変な言い方ですが、鍵盤楽器的な使い方よりも充実してるってのが、SH-1の特徴でありませう。
鍵盤も32鍵なんでけんど、逆にそれがコンパクトな作りになってますな??
ちなみに、外部からのトリガーでリズムを創って、それを鍵盤で音程を変えるなんていう、簡易的なシーケンサーみたいな使い方には非常に便利でございました。
まあ、サブオシレータがあるとはいえ、やはり1VCOなんで、そこがネックと言えばネックですけんど....
個人的には、これも良くできたシンセだったと思うんですがね??
ま、シンセ二台、マルチ系の鍵盤(SA-09)一台、シーケンサー、リズムマシンなんかがそろいましたんで、宅録小僧の時代がしばらく続くのでございました....





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さてさて、月に一回の'シンセサイザー夜話'、今回は、ついにgnome_2005が生まれて初めて自分のお金で購入したアナログシンセをご紹介と....
結局、購入したのはROLANDさんの'SH-2'でありました。
正直、最初に見たとき、'あ、これは使いやすそーだ'と思い、数回いじって、当時世話になっていた楽器屋さんで購入と....
実際に購入した後は、当然いじくり倒しの世界です。
2VCOにサブオシレータ、フィルターもなかなかキレが良いというか扱いやすく、エンベローブもADSRでちゃんとそろっておりまして、その後KORGが出したMS-20みたいなパッチは出来ないものの、機動性はかなりあるマシンでございます。
一般にコントローラはスライダー派とダイヤル派に分かれますが、当然ROLANDさんはスライダー派、この方がライブも含めて、操作性は高いと思いますな??
VCOはデチューン化でしたんで、やはり1VCOなんかでは無理な事が当然、出来ますし、低音の補足にサブオシレータを噛ましてやると、音の芯もきっちりしますですよ。
それとROLANDの特徴というと、この頃は非対称矩形波にモジュレーションをかけた音でございましょうな??
キャラクターがはっきり出るのはこいつでしょうね??
LFOの感じもよろしいです。
それに入出力端子もこのクラスでは豊富で、既にROLANDとしてはシステム化の考えがCV/GATEではっきりしておりましたよ。
ポルタメント、それにベンダーもこれは好みが分かれるでしょうけんど、gnome_2005にはちょうど使い安かったですな??
あ、入力端子として外部信号を取り込んで、SH-2のフィルターで操作出来るのも、当時、同じ頃に購入したSA-09とのコンビで使いましたな??

(何故か、RS-09ではなくてSA-09に手を出したんですわ^^)
とにかく、操作性の良さが、SH-2の持ち味でしょう。
それと同時期に出ていた廉価版のSH-09と比べると、やはりVCOの数からいけば、無理してでもSH-2を選択するのが正解でしょうな??
あ、そうそう、その後デジタルシーケンサーのCSQ-600買いまして、自動演奏させてみましたけんど、このコンビネーションは結局、数曲で使って、すぐにCSQ-600はお蔵入りにしちゃいましたね??

ちなみ、ここに書いたSH-2、CSQ-600、SA-09、みーんな、まだ手元にありまして、一応完動品です。
CSQ-600なんか、もう誰も欲しがる人はいないでしょうね??
さて、そんなSH-2を入手してからは宅録小僧になりました、TEACの4トラ買い込みまして。
でも、そうやってSH-2を使っていて、ふと、このSH-2のベースになったSH-1が無茶苦茶欲しくなりました。
と言うことで、次回はSH-1購入記でも書いてみましょうかね....でわ



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さて、前回からほぼ一月、今回の'シンセサイザー夜話'は??
シンセとしてはマイナー、ブランドとしては昔はメジャーという、TEISCOのS-110Fなんてのでいきますかな??
TEISCOと言えば、GS時代のギターやクローンオルガン、それとアンプで有名でありますが、1966年に河合楽器に吸収されたわけで、このS-110Fなんかのシンセも、TEISCOブランド/河合製の製品という事になりますです。
このS-110F以前にも確かシンセが出ていまして(型番、忘れた...)、当時の友人の鍵盤奏者が、ライブでは日本ハモンドのNEW-X5とROLANDのエレピとそいつをセットアップして使ってましたな??
(ちなみに彼は自宅に中古ではありますが、B-3とMini-Moog、FenderのRhodesを使っておりました....但し、それに見合う腕を持っておりましたよ....)
ですんで、TEISCOブランドは知らないわけではないし、当時、河合楽器さんには無茶苦茶世話になってたんで、やはりそいつも河合楽器のショップでいじり倒しましたね??
これ、価格のわりに機能は盛りだくさん、2VCO、2EG、リングモジュレータ、ノイズはピンクとホワイトの両方、外部入力からの音をVCF以降で加工も出来るし、フィルターもかなり奢ったもんを使ってました。
んで、ベンダー系はARPの圧電素子の奴を搭載、しかも3ボタン!!
これで確か、20万台じゃなかったかな??定価は??
んで、音の方はVCOが強烈、ROWなんつー超低音までカバー、それと2EGが完全フル装備の二つともADSR構成、モジュレータ、フィルターもかなり高レンジなわけで、そこにピンクノイズも付いているとなると、実は国産のこのクラスのシンセではトップだったかも??
自己発信も自由自在というか、鳴り始まると大変??
パネルの構成は多分、ROLANDを参考にしたんでしょうね??おかげで、非常に触りやすかったですし、音も非常に柔軟に創れましたよ。
S-110F、製造台数も少ないそうで、中古市場に出るとかなりの高値がついて、すぐ無くなるそうですが、ホント、これで、間違ってパッチなんか出来たら、もっと評価は高かったでしょうな??
さて、こちらのS-110F、実は既に自分のシンセを手に入れておりまして、もう一台と考えていたのですが結局購入は見送りました。
やはり値段の問題でしたね??
と言うことで、ようやく自分が生まれて初めて入手したシンセのお話を次回あたりにと....






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さてさて、今回の'シンセサイザー夜話'、ROLANDさんの'SH-5'と行きましょう。
以前紹介した、ROLANDのコントロール系シンセの一号機'SH-3A'を2VCOにし、そんでバンドパスフィルターやADSRだけでなくてARも付け、そんでもって後のROLANDシンセのスタンダードになるレバータイプのベンダーが付けられた最初のモデルでございます。
事実、コントロールパネルの方は、多分'SH-3A'を使った事がある人なら、そんなに迷わなかったと思われまして、gnome_2005も迷いませんでしたな??
まあ、バンドパスフィルターは、最初は使い方が判りませんでしたが、触っているうちに理解出来ましたですよ。
ベンダーは、これも慣れでしょうな??MOOG系のようなローラーが好きな人はダメかな??
んで、このルックスを見ると、なんとなく、ARPの2600を思い出しませんかね??
スーツケーススタイルといい、コントローラの感じもちょいと似ているような??
まあ、鍵盤は外れませんし、パッチも出来ませんが、雰囲気というかデザインは2600に影響受けているよーな気がしますな??
この'SH-5'、日本のプロミュージシャンで良く使っていたのは、当時ROLANDと多分契約があったんでしょう、四人囃子の坂下さん、そんでゴダイゴのミッキー吉野氏あたりですかな??
音は、MOOGみたいな太さやARP的なキラキラした高音の感じとは違って、ROLANDの音でしたな??
ま、ちと軽めの音なんで、そこも好き嫌いが別れるところでありませうかね。
憧れたマシンではありましたが、なにせ値段もですが、重量が22Kgあるんで、こいつは入手対象からは外れましたが、やはりROLANDのシンセが欲しいな??とも思わせてくれたマシンなのでした....


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今回の'シンセサイザー夜話、ホントは、ちょうど1980年頃の国産の所謂民生機のシンセサイザーがドンドン出てきて、それを触りまくってた時の話でも書こうかと思ったんすけんど、せっかく前回、ARPのODYSSEYの事を書いたんだから、もう一台の有名な奴の話でもと....
さいです、プリセットシンセの名機、ARPのPro-Soloistをば。
通称'プロソロ'、日本のミュージシャンもこぞって使ってましたよね??これ??
欧州では、やはりGENESISのTONY BANKSがPeter在籍期に良く使ってましたな??
'プロソロ'、何が良かったかといえば、自分で触った時も思ったんすけんど、やはり操作性の良さ(というか、ODYSSEYみたいなコントロール型と比べちゃいけない??)、それとプリセットされた出音の良さ(とわいえ、楽器の模倣音なんかは、楽器の音に近いけど、全然違う....)、それとエフェクト(アフタータッチも確か付いていた筈)系の質の高さなんでしょうな??
やはり、プリセットタイプなんで音を創るって事に関しては、すぐに壁にぶつかりますが、逆にライブなんかでは、この限定された条件の方が気が楽かも??
日本でも、多数のミュージシャンが使ってましたけんど、四人囃子の坂下さんも'GOLDEN PICNICS'の頃から脱退するまで、殆どのライブで使ってましたな??
四人囃子の場合、シンセについては音を創るのは佐久間さん、弾くのは坂下さんなんて言われていましたけんど、やはり、坂下さんも弾く方を考えると、'プロソロ'の安定性が必要だったんでしょーな??
まあ、gnome_2005、楽器屋で試奏は何度もしましたけんど、やはりコントロール型のシンセが欲しかったんで、買おうとは当時思いませんでしたが、今なら、うーん、欲しいね??こうゆうの??



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今回の'シンセサイザー夜話'、前回に続いて、再び洋物をと。
まあ、前回がMiniMoogだったんで、それなら、やはりこれって事でARPのODYSSEYでしょうな??
これに触ったのは、学生時代、随分世話になった大手直営の楽器屋でございました。
何故か、この楽器屋の店長さんを始め、店員の皆さんに気に入られまして、随分と無理を聞いてもらえました。
その話は、多分、後日書く事になると思うんで....
さて、そんなこんななんで、展示してあるシンセサイザー、ぜーんぶ、好き勝手に触らせてもらえたのですな??
当時、ARPのODYSSEYは、所謂rev.3が登場していた頃でございます。
最初のバージョンではベンダーがボリューム式だったそーですが、gnome_2005が触ったのは、ベンダーが圧電素子の物、三つに変わっていたわけです。
こいつ、確かピッチとLFOを使った(と思うんだけど)ビブラート系のエフェクト、もう一個がなんだっか、良く思い出せないんだけんど、もしかしたらVCA系のコントロールでワウのような効果だったかな??
YMO時代の坂本龍一氏が、手慣れた使い方をしてましたね??確か??
ただ、このコントローラ、慣れないと使いづらかったのを良く覚えてますな??
さて、音の方はというと、うーん、スライダー系のコントローラなんで、視認性は良かったんですけんど、何せねー、フィート切り替えがスライダーで連続タイプ、つまりTechnics SY-1010と同じわけで、これってライブで使うには、かなり勇気がいるわな??
というか、だからフィートは固定で使わないとライブはつらいっしょ??
、ただ、それは音程を重視した使い方をする場合であってTechnics SY-1010でも書いたように無調で使用する分には、こっちの方が良いのかな??
そうゆう意味ではシンセサイザーらしいのは、こっちかも??
でも、二つのVCOを無理矢理シンクロさせた上で微妙にずらすという技が使えるのなんか、面白いやり口でしたね??
(自分でシンセ購入した時、これに似た事、良くやりましたわ....)
それと、キーアサインが面白くって、二つキーを押すと、オシレータがそれぞれに割り振られて、同時に二音出せるってのは、確か楽器屋の人に教わったな??
音の方は、うん、確かに前回がMiniMoogよりオシレーターの質が高いのは、gnome_2005でも判りましたね??
だから高い音、それとフィルターのキレが良いんで、きらびやかな音が魅力ありましたな??
確か、その店にあった奴、展示処分品でかなり安く入手しようと思えば出来たんですけんど、やっぱ、自分には合わないなー??って止めました。
んで、自分のシンセサイザーを初めて手に入れるまでには、まだまだ数台のシンセサイザーをいじり倒す日々が続いたのでした....



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