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サイケな時代の音楽とデジタルな時代の時事ネタを...
The Days of Psyche



King Crimsonの40周年記念エディション、前回は、全体の印象を書きましたが、さて第二回、今回は、ファーストアルバムにしてブリティッシュロックの金字塔、'IN THE COURT OF THE CRIMSON KING'のレポをば....
と言っても、DVDオーディオ及びHQCDの本編ではなくて、DVDオーディオ盤に収録されているおまけ関連のお話としましょう。
おまけの方は、製作途中のトラックやバッキングトラック、ミックス違い(違わせた??)の他、映像も一本、入っています。
こちらは、あの有名な21馬鹿のHyde Park映像、過去にEL&PのDVD、'BEYOND THE BEGINNING'にも収録されたもんですが、今回は長尺版。
とわいえ、完全版ではございませんし、音はCollector'sシリーズのHyde Parkライブを重ねているわけで、ラストのワンコーラス分の映像って感じでまとめてますな??
木の上映像なんて言われていますが、実際はステージ下で撮ってるようにも思えますわな??
途中でかなり荒れた部分がございますが、わずかな時間、それにGregとIanの姿だけでございますが、この当時の動くCrimsonの貴重な映像ではございます。
さてさて音源の方ですが、'I TALK TO THE WIND'のデュオ、スタジオ・ラン・スルー、'21ST CENTURY SCHIZOID MAN'のベーシックトラック、'EPITAPH'のバッキングトラック、'THE COURT OF THE CRIMSON KING'の別テイク等々、なかなか興味深いもんです。
特に、'I TALK TO THE WIND'のスタジオ・ラン・スルーは、Wessex Sound Studiosに移って、多分、どんな音が録れるのか試し録りを延々と行ったもんでしょう。
デュオ版の方は色々とアレンジを考えていた時のもんでしょう。
結局、リズム付きのアレンジに戻るんですが....
'EPITAPH'のバッキングトラックはボーカルが無い分、ピアノの音がはっきり聞こえます。
やはり、ピアノがスタジオ版の重要な芯になってたのが良く判ると。
んでも、一番面白いの'21ST CENTURY SCHIZOID MAN'のベーシックトラックでありませう。
スリーリズムのみの演奏ですんが、殆ど完全にアレンジが決まっております。
特にMichaelのドラムの凄い事。
これが、本来のスタジオ盤のベーシックトラックになったのかどうかは何とも言えませんが、これが別テイクだったら、Michaelのドラム、ほぼ同じアレンジで叩いていると言うことになりますです。
それはFripp翁のギターについても言えることではございますが。
おまけとはいえ、これだけの音源を公開してくれたのは、ありがたいというか??
しかも、今回の音はスタジオ録音をチェック用にコピーして持ち帰ったもんではなくて、マルチミックス前、もしくは二トラックにまとめてダビング準備用にまとめた音源のようでございまして、デジタルリマスタリングで手を加えたとはいえ、音の鮮度が非常によろしいもんです。
まだまだ、お宝はあるもんだなと思う、今日この頃でございました....





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昨日、CD屋にふらっと寄ったら、久々に'MEET THE BEATLES'のジャケに落書きしちゃった、あのTHE RESIDENTSの'MEET THE RESIDENTS'のCDがあるじゃーありませんか!!
しかも、オリジナル盤どうりのモノラルトラック、ボートラは'Santa Dog'づくし!!
思わず、買いです。
昨晩、酔っぱらいながら聴いていたら、ものの見事に酔いが更に廻っちゃいました。
コンセプト的には、現代音楽とポピュラーの合体って感じなわけですけんど、正体不明のTHE RESIDENTS、好き勝手にやり倒して音を作ってるってとこですかな??
いち早く、映像との合体を計ってマルチメディア化したのもこの連中でしたな??
1974年に登場していらい、現在でも活動中。
ちなみにTHE RESIDENTSのオフィシャルサイト、さすがにヒネリが効いております。
そう言えば、どっかに'The Gingerbread Man'のCD-ROMがあった筈だな....
久しぶりに回してみよっかな??



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先日入手したCrimsonのDVDオーディオ盤、ほぼ聴き込みが終了致しました。
とわいえ、自宅に有るプレイヤーもソフトも、DVDオーディオの再生には対応しておりませんので、今回聴いた音はDVDビデオ向けの音なんで、音質については、書きません。
さて、今回から不定期になるでしょうけんど、四回に分けて聴き込み結果レポを書こうかと。
んで、初回は全体の印象からと....
三作とも、まあ、DVDオーディオの5.1チャンネルサラウンド版に付きましては、こりゃ、もう完全にオリジナルとは別モンですな??
Steveのリミックスとサラウンド設計は、やはり昔のステレオオーディオと、まったくちゃうもんになっちゃいました。
音の分離は、確かに凄いもんなんですがね??(DVDビデオ音声レベルでも、これは確認出来ると....)
今回のリミックス、一応、ファイナルミックス前のテープを使っているんでありまして、だから、トラック数の少ない'宮殿'や'Lizard'については、音を集めて2トラックに落として、トラックを開けながらのダビング作業の結果なんで、音の集まり方が似てますです。
でも、24チャンネルでレコーディングされた'RED'については、ある種、好き勝手にSteveもやれたって感じですわな??
ですんで別モン度合が一番凄いのは、'RED'って事になりますかな??
ただ、ちょいと気になるのは、今回は曲というか現存するマルチテープ単位にリミックスしてそれを繋いでマスタリングしたわけなんですが、困った問題があると。
それは曲間でございます。
オリジナルマスターで解決された'宮殿'の'I TALK TO THE WIND'と'EPITAPH'のクロスフェード問題が、再び登場。
'RED'でも'Red'と'Fallen Angel'のオリジナルでは間髪入れずの繋ぎ部分、'Lizard'に至っては組曲の繋ぎがバラバラであります。
(3台のプレイヤー、ドライブで確認しましたけんど、良いタイミングで繋がるドライブでも、切れ目というか曲単位で作業されたことはしっかり判ります....)
これは、つまり、オリジナルではエンジニアの職人ワザによるスプライシングテーピング、多分テープの切り方も斜め切りや、もしかするとテープ表面を溶かしての密着やら、色んなアナログなワザで作り出された奇蹟なのでございますが、これがぜーんぶチャラと....
デジタルでも、近い事は出来ると思うんすけんど、どうなんしょ??
Fripp翁、今回、この仕事にはあんまし絡んでいないそうですが、出来には満足しているそーで。
うーん、トータルな作品としての出来は、もう気にしてなくて、トラックのデジタル化と音質しか気にしてないんかな??もう??







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先日、DVDオーディオとHQCDのセットでリミックス盤が再発されました、KING CRIMSON....
ようやく、三枚、揃えました。
一応、リミックスって事とボーナストラック、んで映像も入っているってんで、入手して、今、内容をチェックしておるところです。
まだ、しばらくかかりそうですが、追々、ここでレポってみましょう。
しかし、なんか知りませんが入手するのに、非常に手こずりました。
'宮殿'は、ショップで簡単に手に入ったんすが、'Red'は某ショップで見つからず、結局、ネットで発注。
ところがところが、発注サイトで即時発送可能になってたのが、なかなか届かないと。
そしたら、ネットショップからメールが....
'在庫無し'と....
'メーカー発注中'で、'入荷時期不明'と??
まったく、まいったな....
結局、数日後に届きましたが。
今回、'Red'には仏国でのスタジオライブ映像が納められてるんで、一番ハケが良いらしいです。
んで、昨日、遅れて発売された'Lizard'を購入して終了と。
但し、いつものショップではなくて、絶対にあるDisk Unionさんでの入手でございましたが。
例によって、おまけがついておりましたけんど....
正直、今回のリミックスについては、市場では賛否両論でございます。
ま、しばらくは視聴調査の日々が続くのでございました....


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えー、kashipweeが教えてくれた、'FUZZ/THE SOUND THAT REVOLUTIONIZED THE WORLD'、観ました。
うーん、ビンテージもんのFUZZ BOXのお話かと思ってたら、全然、ちゃいました。
たしかにビンテージもんの話も出てくるんでわありますが、実際は、今のエフェクターのカスタム屋らのお話がメインでございました。
なにせ、Colorsoundなんざ、影も無いと。
まあ、Big Muffの初代の話とか、コンデンサや石の入手のお話や、サーキットの設計のお話とか、それなりに面白い話も出てきますんで、観て、損は無いとは思いますが。
正直、最近のカスタム屋のお弁当箱は、良く知りません。
もうちょい、古い、そんで相手にもされなかったもんとかも扱ってくれると面白かったかも??
Jimiとエフェクターの関係なんざ、もう、みんなが良く知ってる話だからね....
ちと、期待はずれまでは行きませぬが、期待が大きすぎたか??
あ、本編ではございませぬが、日本版に付いてくる梯 郁太郎さんのACETONE時代のエフェクト開発のお話がライナーノーツとして載ってますけんど、これは面白かったね??



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えー、kashipweeが、素晴らしいモンを送ってくれました。
彼のBlogにも登場した、Steve ReichのTHREE TALESでございます!!
いやー、Hindenburg+Bikini+Dollyの三つの曲、それをそれぞれ映像作家のBeryl Korotが映像という色を加え、Steve Reichのミニマルミュージックに色を添えております。
Steve Reichのミニマルって、ミニマルの上にきちんとしたメロディーが乗ってて、反復だけじゃーないとことがよろしいですし、そんでもってカットアップやコラージュがちりばめられてますんで、飽きも来ないですし、映像がまた、きっちりあっておりまして曲を生かしておりますよ。
テーマは、はっきし言って、重たいです。
科学発展とその暴走の一面をHindenburg+Bikini+Dollyという三つのストーリーと曲で表現したもんで、特に映像側で、もしかすると科学者は、実は暴走している時の方が生き生きとしているような、そんなインタビューシーンは、正直、考えさせられます。
でも、テーマの重さとは別に曲が良いんだわな....
いや、ホント、kashipweeに感謝でございます



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ちょいと前に購入しておりましたが、ここで紹介するのを忘れていたCD....
Robert Wyattの'Radio Experiment Rome, February 1981'でございます。
Robertが伊国にてたったひとりでスタジオにこもり、創り上げた音源。
タイトルのとおりラジオ放送用の音源なのでございますが、これがかなりよろしいと。
1981年という時期に、なんとなく現代音楽のようでもあり、ノンジャンルな音が展開されております。
特に特殊な楽器が使われる事もなく、ある意味淡々とした音空間は、環境音楽のようでもあり....
だけど、'anarchy in the UK.....'としわがれた声で歌われると、やっぱRobertだがね??と感心してみたり....
うーん、夜一人で聴くのが良いかな??車で聴くと寝てしまいそう....
ちなみに、確か購入当日に某Barでかけたら....こりゃ営業妨害かね??と??
こんなアルバムも、よろしいもんなんだが、シュチエーションを選びますな??これ??


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えー、リイシューCDでございます。
1964年は英国、Top10に入るヒットを出しながら、結局たった一枚のアルバムを残しただけで居なくなったthe APPLEJACKSでございます。
去年かな??恒田さんとGo Go Applesで、その頃からも進んでおりました'60年代のバンドのCDリイシュー話をしていて、'そういえばthe APPLEJACKSなんてのも居たよな??'なんて話をしておりましたが、ようやくthe APPLEJACKSも今年の7月にリイシューされてたんですな??
そのTop10に入った'Tell Me When'、'Lennon-McCartneyの'Like Dreamers Go'やRay Daviesの'I Go To Sleep'なんつー曲も入っております。
サウンドは、当時のビートサウンドですけんど、かなり面白いアレンジもされておりまして、また、Bassが女性なんですが、これが、また意外およろしいプレイをしております(って、当時だから、ホントに演奏してるかは??)。
良質な演奏とちとコミカルな感じもあるボーカルとコーラスが納められておりまして、シングル曲をボーナストラックで収録した、このCD、かなりお買い得かも??






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先日、VAN DER GRAAF GENERATORのライブDVDを購入しましたです。
2007年、再結成後、David Jacksonが抜け、たった三人になってしまったVAN DER GRAAF GENERATORの、極めて潔いライブを観ることが出来ましたです。
何せ、Guy EvansのDrums、Hugh BantonのOrgan(RolandのVKとシンセもOrgan系の音~多分Farfisa系の音)とFOOT BASS、そんでPeter HammillのGuitar、シンセ(ピアネット系の音のみ)、そしてVocalだけしかステージには無いと。
だけんど、凄い密度の濃い演奏が展開されておりまして、それはそれは、大変素晴らしいもんです。
正直、VAN DER GRAAF GENERATORは、そんなに聴き込んだバンドでは無いのですが、このライブを観て、見なおしました。
どの曲も、なかなかソリッドなアレンジがされておりまして、最近のサポートメンバーを後ろにズラーっと並べて演奏する過去の大物達には、呆れておりましたが、今回の、オリジナルメンバーから一名減っても、こんだけの演奏をするバンドもあるんだと感心すること、かくのごとしと。
VAN DER GRAAF GENERATORって、そんなにうまいバンドでは無かったと思っておりましたが、やはり、そのバンドの味は、そのバンドにしか出せないって事ですな??
何度も言うのもなんですが、ホントに潔いバンドですわ。
確かに、昔っからPeterは唄さえ唄えりゃ良いんだみたいな言われかたされる事が多いんですけんど、やっぱVAN DER GRAAF GENERATORのバンドサウンドの中のPeterの唄は、やはり良いもんですよ。
これは、ホント、傑物でございます





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鼓絆は打ち上げでしょーね??
行きたかったなー....
先程、帰宅です....
この悔しさは沼袋のROMEだ、Kashipwee、頼んだぞい!!
恒田さん、たまにはROMEに来ませんか??
面白いよ、ここのライブ....



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