落合信彦氏 「プーチンは戦争したくて仕方がない男だ」
ZAKZAK 2017.05.22
アメリカと北朝鮮による武力衝突が懸念されているが、「朝鮮有事とともに脅威となっているのは、米ロの衝突が起きること」と指摘するのは、ジャーナリストの落合信彦氏だ。
昨年秋に上梓した『そして、アメリカは消える』で指摘したように、プーチンは戦争したくて仕方がない男だ。
プーチンは2014年にクリミア半島を略奪し、ウクライナと戦争を起こした。さらに、アサドをIS(イスラム国)の攻撃から防ぐという口実をつけて、シリアに介入した。あの男は、自分が世界の覇者だと考えているのだ。
米軍のミサイル攻撃は、シリアでの米ロ衝突につながる可能性がある。トランプとプーチンというまともではない指導者のことだから、それが全面的な戦争に発展することさえ懸念される。
クリントン政権で国防長官を務めたウィリアム・ペリー氏も一昨年の講演で、「アメリカとロシアの間で核戦争が起きる可能性が大きい」と語っている。ペリー氏の主張が、信憑性を増してきたのだ。(以下略)
(私見)
プーチン大統領は以前から欧米とぶつかって世界全面核戦争になる可能性を考慮して準備をしているのではないかと私は思っています。現在の世界の状況は非常に危ういもので、北朝鮮の核ミサイルだけではないのです。サウジアラビアとイランの状況も一触即発であり、米国もサウジアラビアへの軍事的テコ入れも行っています。
プーチン大統領に対して落合信彦氏の言う「彼は戦争したくて仕方のない男だ」には賛同しかねますが、「戦争への備えを怠らない男だ」と言うのが私の評価です。世界全面核戦争などと書くとちょっとSFじみて現実離れしていると思われるでしょうが、私は高確率で2020年代半ばころまでには起きるのではないかと考えているのです。そしてそれが現実の未来であろうと私は直感しているのです