激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

原発事故の責任を取らないと閣議決定

2012-06-30 13:23:46 | 原子力災害

野田首相は「首相の任務として再稼働を決めた」、「自分のした事の結果、事故が起きてもその被害について責めを負う気はない」と言う事を福島みずほ参議院議員の6月21日の質問主意書に6月29日に答えている。。。。って、、、、オイッ(笑)!



野田首相、原発事故の責任を取らないと閣議決定
 週刊金曜日 6月29日(金)16時49分配信


地球変動を受け入れる愚人の備忘録-ノダ


 関西電力大飯原発3号炉(福井県おおい町)が7月1日夜にも起動すると報道されるなか、野田佳彦首相の無責任ぶりがあらためて浮かび上がった。6月29日夕方からの首相官邸前抗議行動の参加者をはじめ、全国各地・世界からさらなる怒りの声が上がりそうだ。


 大飯原発3、4号炉の運転再開について、野田佳彦首相は「最終的には総理大臣である私の責任で判断を行いたいと思います」と5月30日の記者会見で述べた。インターネット上などでは即時に「福島をみてるのか!事故の責任を取れるわけがない」「どうやって責任を取るんだよ」などの批判が出た。


 この「責任の範囲と内容」について、きっちりと問いただしたのが、福島みずほ参議院議員(社民)だ。6月21日に提出した質問主意書で次のように質問している。
〈「私の責任で再稼働を判断した」原発が事故を起こした場合、「事故を起こした責任を野田首相が負う」と理解してよいか。その場合、東京電力福島原発事故で明らかなように、国家社会に与える被害は莫大になることも想定すべきだが、首相としてどのように責任を取るのかをその賠償方法を含め、具体的に説明されたい〉


 この質問に対し、政府は6月29日、「政治的判断を必要とする国政上の重要な問題であり、内閣の首長である野田内閣総理大臣がこれに関与し責任を持って判断を行うという趣旨で述べた」との答弁を閣議決定したのだ。その一方で、事故発生時の賠償については「原子力事業者がその損害を賠償する責めを負う」などと従来の枠組みの説明にとどまっている。


 つまり、「首相の任務として再稼働を決めた」が、「自分のした事の結果、事故が起きてもその被害について責めを負う気はない」ということだ。(抜粋終了)。



この野田首相と同じような発言が、昨年の2011年8月15日に日本原子力学会の声明がありました


[PDF]福島第一原子力発電所事故調査に関する声明について ... - 日本原子力学会


この学会が声明を出して、福島事故の原因調査をする委員会に、「事故の調査で、個人の責任追及をするな」と言っているのです。この意味は、これまでも、「原子力の世界は個人としての責任を取っていない、これからも取らない」と言っているのです(笑)。



呆れ果てますね、、、、何なんですか、この無責任ぶり、、、








さて、6月29日には「反原発デモ」があったようです。



全国各地で原発抗議 官邸前「15万人」で騒然
朝日新聞2012年6月29日23時4分


 関西電力大飯原発(福井県)の再起動を7月1日に控え、反対する市民らの抗議行動が29日夜、首相官邸前であった。毎週金曜日夜を中心に実施されてきたが、主催者はこれまで最高だった前回の約4万5千人を大きく上回る15万~18万人が集まったとしており、官邸周辺は騒然となった(警視庁調べで約1万7千人)。同じ時間帯に全国各地でも抗議行動があり、反対の声は広がりを見せた。



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そして、2012年3月11日の「東日本大震災・追悼式典」では天皇陛下の原発事故に対する発言も有りました。



天皇陛下とローマ法王の脱原発発言
(田中龍作ジャーナル2012年3月12日)
 「原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」。




天皇陛下の脱原発発言(YouTube 4分43秒)


http://www.youtube.com/watch?v=C1x5EEe7r2k



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国民と国土、、、そして、この国の未来をどう考えるか、、、大事ですね、、



嘘を付き、人を騙して生活している者達、、、「御用学者」

2012-06-20 12:31:59 | 原子力災害

嘘を付いて、人を騙して、生活している者達の事を以前は「詐欺師」と読んで軽蔑していた時代があったのですが、現在では「御用学者」と呼ばれるようになったようです。まぁ、科学者がお金儲けの為に嘘を付いてそれを生業しているというのは、、、、「詐欺師」が「科学者」になると「御用学者」と呼ばれるだけかもしれませんが。



震災・原発で科学者の信頼低下 今年版科学技術白書が警鐘


(2012/06/19 10:08 【共同通信】)


 政府は19日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で、科学者への国民の信頼が大きく低下し、原発の安全性など科学技術に対する不安感が高まったとする2012年版科学技術白書を閣議決定した。


 震災や原発事故のリスクに対応できず、国民に科学的知見を適切に提供できなかったことが背景にあると分析。科学者と国民の意識が乖離していると警鐘を鳴らした。


 国民意識調査で、科学者を「信頼できる」が震災前の76~85%から65%前後に大きく低下したことを紹介。「任せておけないと考える国民が激増しているのと比べ、専門家は信頼低下を深刻に捉えていないようだ」と厳しく指摘した。



原発御用学者リスト(リンク)



そう言えば、SF「日本沈没」と言う映画で国民に注意を呼びかけようとした田所博士が、危険を隠蔽しようとする学者達に「この御用学者め!」と言う台詞があったのを思い出しました。


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かなり古い映画(リメイク版もあるそうです)ですが、科学者のモラルハザード(御用学者)は今の日本の現状にかぶってしまいますね。



国民が「御用学者」を信頼しない事が問題なのではなく、「御用学者」が嘘を付いているのが問題なんですよ。引用したこの共同通信の記事は誤解があるようですね。。。悪いのは嘘ばかり付いている「御用学者」でしょ。



「御用学者」さん、嘘付くのはもう止めて下さいよ(笑)






「メルトダウン・放射能漏れ分かり切ったこと」枝野官房長官(当時)

2012-06-02 21:44:26 | 原子力災害

枝野官房長官(当時)「メルトダウン・放射能漏れ分かり切ったことで言わなかった」(2012/5/28 15:24)


JCASTテレビウォッチワイドショー通信簿モーニングバード!モーニングバード!(2012/6/2)より


福島第1原発事故当時に官房長官だった枝野経産相が27日(2012年5月)、事故の検証を進めている国会の国会事故調査委員会に参考人として呼ばれ、聴取に応じた。菅政権のスポークスマンの役割を担っていた枝野だが、この日に問われたのはその情報発信のあり方だった。


やっと認めたのは3か月後に海外向け
メルトダウンを政府が認めたのは国際原子力機構に報告した昨年6月で、事故から3か月もたっていた。公表の大幅な遅れについて問われると、枝野は「炉心損傷の可能性については、3月13日午前中の記者会見の段階で、『十分可能性があるということで、その想定のもとに対応しております』と申しあげた」と開き直った。


委員から「多くの国民は、6月までそんなに深刻な事故とは感じていなかったのではないか」と突っ込まれると、「もしかすると思い込みを反省しなければならない側面があるのかなと…」とまるで他人事のような答えだ。さらに、「炉心も溶けているし、漏れているのはあまりにも大前提で、改めて申し上げる機会がなかった」と驚きの発言が続く。


首相官邸「情報疎外」のまま今度は原発再稼働
傍聴した女性は「責任ある立場として、あのような言い方しかできないのは疑問だ」と不信を募らせた。青木理(元共同通信記者)も枝野の無責任ぶりに怒る。


「委員会を見ていて非常に腹立たしかった。番組VTRには出てこなかったが、枝野さんは首相官邸に報告されていないことが、東電や原子力安全・保安院の会見で明らかになっていたことに怒りをぶちまけていたが、こんな状況のまま、検証もしないで東電は原発の再稼動をすると言っている。こんな会社にやらせて大丈夫かという根本問題が残っている」
事故調査委は28日には事故当時の菅首相が参考人として呼ばれ聴取を受けるが、どんな『驚き発言』が飛びしてくるか。




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枝野官房長官(当時)は2011年4月19日の午前の記者会見ではっきりと「メルトダウンない」と言ってるんですがね。



4/19 福島原発 枝野官房長官1~3号機「メルトダウンにならない」
http://www.youtube.com/watch?v=uPMtqt49PE8


「炉に大きく穴があくという状態でない」



枝野氏は「メルトダウンない」


 枝野幸男官房長官は19日午前の記者会見で、福島第1原発事故の現状に関し「現在は冷却が一定程度できており、冷却が継続できればメルトダウン(全炉心溶融)にはならないだろう」との見通しを示した。(共同)[2011年4月19日10時36分]



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-meltdown
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-meltdown2




まぁ、殆どの人達は2011年3月12日の福島第一原発1号機の爆発を見てメルトダウンを疑ったと思うのですが、政府の発表では2011年5月12日までその事実を認めることはありませんでした。また、テレビに出ていた御用学者や原子力専門家は「メルトダウンは有り得ない(笑)」の大合唱でした。。。



枝野官房長官(当時)の「炉心も溶けているし、漏れているのはあまりにも大前提で、改めて申し上げる機会がなかった」との言い分が正しいならば、、、、その大前提すら分からない御用学者や原子力専門家は、、、どうしようもないですね。。。。



うーん、、政府、マスコミ、御用学者や原子力の専門家って、、、いったい何なんでしょうかね???





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